( 高知の青い空に高木の広葉樹が広がっている。暑さが厳しくなる中で 緑の小陰が恋しくなります。)
環境問題を考える時 私たち人類は特にこの数百年大変傲慢だったのでは・・と思う。大航海時代を経て 世界を征服した
ような気持ちになっていなかったか ? 科学の発達で 地球の全ての事が分かってきた ? と思い込み 傲慢にも地球の
支配者になった積もりでいる ?? 多くの生物がいることは分かっていても 生物多様性が多くの動植物と共存すること
とは思っておらず 多くの絶滅危惧種や昆、や鳥類が激減しても 全く痛みを感じていない・・。
来春 NHKの朝ドラで放送予定の 『 あんぱん 』の主人公やなせたかしさんの歌 『 手のひらを太陽に 』に
『 ミミズだって オケラだって アメンボウだって みんなみんな 生きているんだ ともだちなんだ 』 という歌詞が
ある。 生物多様性と共存がしっかり歌い込まれていて すごい人だったな~と思う。賛美歌に 『 春をつくられた神様を
うたおう 』(聖歌652) という歌詞もある。私たちは科学の発達もあって 神様を意識の外に置くようになった。地球の
歴史も人類の誕生から始めるようになった。 そして人間が地球を我が儘一杯に使い尽くす勢いで 人口を増やしてきた。
産業革命からの世界の気温上昇を1.5°に抑えるという世界共通目標の実現は単に人類の為だけではない、地球上にいる全ての
動植物の為に 人類に課せられた大きな責任でもある。でも多くの人々の認識が共通している訳ではない。アメリカのフロリダ
州知事は 環境問題を真っ向から反対する姿勢を示し 環境活動家を『 グリーンの狂信者 』と呼んでいる。州のエネルギー
政策を拘束する環境政策に不満らしい。 前大統領がパリ協定に反対し 離脱したこともある。
気候変動、砂漠化、生物多様性の損失、地球汚染、土地、土壌、海洋の劣化、不足といった環境問題が相互にリンクし 世界的
危機を高めている。 気候変動、生物多様性の損失、汚染は 三重の世界的危機とされている。特に世界の喫緊の重要課題である
気候変動問題についてG7(主要7ヶ国)として2030年までに世界の温室効果ガスを2019年比で43%。 35年までに60%削減する
ための努力を約束するとしているが これでは不十分 少なくとも30年58%削減、35年までに75%削減する必要があるとの
報告書を ドイツに拠点を置く研究機関クライメート・アナリティクスが公表した。 又各国の現在の政策のままでは、30年迄に
19%から33%の削減にとどまると分析している。 今 改めて私たちを取り巻く環境悪化を 真剣に考えてみたい・・。
高知 五台山にある 牧野植物園。 建物は温室。冬に比べて 緑が深く濃くなっています。
南園の側にお遍路31番札所 竹林寺がある。 いずれも深い緑におおわれている。
園内にある喫茶&レストランから一本の糸杉。右側は沼杉か ?
色々寄生する植物と共存しながら大木に育っています。ゆりの木といいます。
ケヤキです。幹が幾つにも分かれ 小さな葉が光を一杯受けている。
銀杏の木も又緑が濃くなりました。中には早くも実をつけているのも。
先日の安芸市 伊尾木洞(いおきどう)の森です。
多分サクラの木だと思います。花が散って 一斉に若葉が伸び 空を隠す程に。
樹木の名前は分かりませんが 高知にはドングリが出来るブナ科 コナラ属の木が多い。
山桃(ヤマモモ)の木だったと思います。高知市の筆山(ひつざん)の公園ぽい所にあります。
同じ場所にある 藤の木。棚になっているが 分からない程 蔓が伸び葉が茂っている。
大木に育った楠(クスノキ) !? 高知に多い。 防虫剤の樟脳の原料になる。
モミジの葉も 赤い若葉から 緑へと変化します。 最初から濃い紅色のモミジもあります。
朝焼けのシーンで今日はお別れです。 朝日が出る位置が相当 北に変わってきている。