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( 鏡ダムのサクラ。 寒さも遠のいて 山奥にも春が来ています。 )
テーマ 既に起こっている異常気象!
公害防止には お金がかかりました。交通安全にもお金がかかります。世界の気象を調べ 異常を調査し
温暖化を証明するにも 大変なお金がかります。でも必要なことは やらなくてはなりません・・。
オバマ政権は米国の気候変動問題に正面から取り組んできましたが トランプ政権はそれらを白紙に戻そうとしています。
アメリカのこの反動的な動きは パリ協定離脱をはじめ 世界の一致した努力・協力まで失わせる可能性があります。
『環境より経済 自然保護より生活』だという声もあります。トランプ政権は『 気候変動は中国がアメリカの製造業を
無力化するために でっ上げ!? 』という根拠の無い話しを振りまいています。オバマ政権は2030年迄に
二酸化炭素を2005年の2/3まで削減するクリーンパワー計画をもっており アメリカのパリ協定実施の柱にもなって
いましたが トランプ政権下で 環境・エネルギー政策が大きく変わると思われます。3/28大統領令で 石炭中心の
化石燃料増産の政策が明らかになりました。
経済成長を目標に不要な規制を無くす 又開発の重荷になっている法律を見直し 改廃するとしています。
国民の6割は環境保護優先を願っているが (ビジネスマンの)大統領は国内エネルギー供給を優先さす考えだ。ついでに
石油 天然ガス採掘に伴うメタンガスの規制も緩和しようとしている。不況が長続きする中でCO²排出基準を緩和して
『コストをかけない車をつくれ!』とトランプさんは言います。生態系を壊すので凍結されていたパイプライン2本に
ゴーサインが出されました。 アメリカの環境保護庁の予算を削り 火星探検にまわすとも聞きます。ようやく
米環境長官が決まりましたが この人も環境懐疑派で エネルギー業界から多額の献金を得て 環境保護局(日本で言えば
環境省)を10回以上提訴した人物。トランプ氏が選挙中に 環境保護局を廃止すると言ったことも合わせ アメリカの
温暖化対策が後退するのは 必死です。
干ばつ 洪水 山火事 竜巻が現にアメリカを襲っている。その人的 物的被害は大きいのに あたかも
偶然のように 見過ごそうとしている。何度も繰り返しますが 気温上昇 海面上昇 海洋の酸性化 熱波の増加
極地方の陸氷の減少 動植物種の変化など異常気象の兆候が見られている。これらは今日の多くの人々には関係ない
かも知れない。その原因も科学者の間で意見が分かれる。産業重視のトランプ大統領は環境保護に消極的な姿勢です。
環境規制が、化石燃料の消費抑制がアメリカの経済を弱めていると考えている。
以前ブッシュ政権は温室効果ガスの排出削減の京都議定書に反対した。アメリカのエネルギー業界は その資金と
影響力を行使して気候変動に対する懸念を払拭させようとした。その結果 省エネ技術(車の排ガス規制緩和)
風力発電といった分野で アメリカは遅れをとるようになった。環境保護局の予算を大幅に削り 人員も3200人
削減するとか?『環境保護という役割を理解していない』 と反対の声が上がっています。
この冬もアメリカは東海岸が異常高温、カリフォルニアは大干ばつでした。勿論アメリカだけでなくこの3年連続して
世界の気温は観測史上最高気温を更新しました。大量の熱を蓄えた海水と北向きの風が 北極域で 異常な高温を
起こしている。
数字だけ上げると アメリカの山火事は4~8倍 ハリケーンの強さが2~8%増し 生物の絶滅の危機は20~30%は
増し 北極圏の氷や永久凍土は 1年当たり30%縮小。 アメリカ インド アフリカの穀物生産10~30%減少
海面26~82cm上昇 淡水の供給能力20%削減などの影響は アメリカと無関係ではない。 最近 スーパー台風
爆弾低気圧 ゲリラ豪雨 スーパーセル型竜巻 ヒートアイランド現象など 聞き慣れない言葉がよく使われる。
どれも異常を意味している。他にフェーン現象、エルニーニョ現象など従来から使われている用語も頻繁だ。
6年前になる福島原発の事故。30年にもなるチェルノブイリの原発事故。当時北半球全域に放射性物質が拡散
10年たって20年たって放射能被害も出てきている。チェルノブイリの原発事故の影響で 未だ30k圏の多くの村で
帰還が禁じられている。 日本ではもう風化されたかのように あの頃全て運転を止めた各地の原発が運転を再開しようと
している。飯舘村なども避難解除された。だが福島への帰還は仲々進まない。(14.5%) 昔の村の生活が既に破壊
されているから インフラ整備始め元からやり直さなくてはならない。
失われた物を元へ戻すには 大変な時間とお金がかかる。その時代の人々には 戻って来ない・・。
オーストラリアのグレートバリアリーフの2/3の珊瑚礁は白化現象が起こっており 以前よりその範囲が拡大している。
これらを放置すると 本当に珊瑚礁は死滅し 多くの魚たちも居場所を失う。又海水温度の上昇はメタン・ハイドレードの
融解で メタンの大量発生を引き起こす可能性がある。温室効果がCO²の20倍も高いメタンの発生はシベリアなどの
凍土の融解からも起こりうる。私たちが知らないところで じわじわと 命を危険にする出来事が起こっているかも
知れない。
未来の地球を守ることは 未来の命を守ること。今の雇用の拡大は要らないとは言いませんが 目先しか見ない政治の
行く先は 北朝鮮問題と合わせ 気になるところです。成長していないリーダーが お山の大将気分でやりたい放題
では・・、心配です。
環境問題は人口問題や食料問題 テロ 戦争などに較べ因果関係が明瞭ではありません。沈黙の臓器と言われる肝臓は
肝硬変やガンになるまで 明らかな症状が出ないのと似ています。温暖化のプロセスはかなり複雑で一様ではない。
不確定要素が多いのも事実です。都合の悪い真実には目を向けたくないのも 人間の一面で 色々な学説があり
定説も覆されることが しばしばあります。温暖化 温暖化と騒いで明日から気温が下がる場合もあります。
でも原因が分からないから 温暖化を そのままにしていいということは言えません。30年後に 50年後に
騒いでも遅いのです。何しろ今排出した二酸化炭素はその温室効果を100年間維持するのですから・・。
同じ保護主義でも 環境保護に 世界のリーダーが協力してくれることを願います。
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しだれ桜。 電線がきになりますが ピンクのしだれは 美しく咲いています。
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お寺のサクラ
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住宅のサクラ
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山の中にも サクラが見えます。
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山も若緑に。
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田んぼに れんげ
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オキザリス(カタバミ科)も 小さく集まって咲いています。
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ハナニラ。 街のあちこちでも見えるようになりました。
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野アザミ。 正確には 正しい名前があると思いますが・・。
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野いちごの花も 山間でよく咲いています。
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雑草のスイバ。 イタドリと共に 勢いよく 背を伸ばしています。
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ツツジの季節へ。 サクラが終わるのを待ちかねたように。
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田植えも始まる。
暖かさになってきてますが、霜注意報が出ているほどの、朝方の低温のせいもあるのでしようかね。