
92. わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の
人こそ知らね かはく間もなし
二條院讃岐(ニジョウインノサヌキ)(1141?~1217)
「私の袖は、潮が引いても見えない沖の石のように、他人には見えませんが、あの人を想う恋の涙のため、乾く間もないのです。」
と、可愛く歌う讃岐は、二条天皇に女官でしたので、こう呼ばれています。
思い出したかのように、残った奈留島百人一首を続けます。
しばらく感が戻ってきませんので、今までのと形式が変わっているようなら、ご指摘ください。

92. トンボロは 潮干に見える 石の浜の
人皆知ってる 名所です
は・潮干に見え・の・の・人・知 12字 同じ
奈留島百人一首では3回目のトンボロの登場です。
でも、何回見てもきれいでしょ!!
歌のように、潮干になると、前島と末津島は繋がるのです。
前島を離れた今でも、ぜひもう一度訪れたい場所です。

満ち潮になると、トンボロの石の浜は、このように分断され、左右の海面の高さが違うために、結構な流れが浅瀬を洗います。
3回登場しても飽きることのない奈留島の名所トンボロ、見る人を皆詩人にして、波が洗うように人の心も洗われる景色です。
返事
大雪男さん:扇型石、目立たないさりげなさが良いのかもです。
花水木さん:一枚目のカーブミラーに写ってるのですが、小さくて目立たな過ぎましたね。