「お伊勢七たび、熊野へ三たび、愛宕さんへは月詣り」
京都の人は火の用心の神様である愛宕山へはよく登りますが、私は伊勢にはもう7回ぐらいは行った気もしますし、熊野へは3回以上行ってますが、愛宕山は1回登っただけです。
京都の家の台所には必ず飾ってあるこの愛宕さんの火除けのお札、私の家の冷蔵庫に貼ってあるのは、私が貰ってきたのではなく、毎年7月31日に婿さんが貰ってきてくれるお札です。
PCでは変換しにくい「あたごきふひのようじん」です。
その愛宕詣での愛宕街道の赤い一の鳥居の傍らに400年前から店を構える平野屋さん。
愛宕山には登りませんが、最近は嵐山近くの施設の訪問リハビリの仕事もするようになって、このもっと奥の茶店や、近くの元料理やにも訪問するため、車で3カ月に1回ほど通るようになりました。
この日は仕事ではなく、仕事帰りに嵯峨天皇・皇后陵を巡りました。
蒸し暑い日、この辺りは少し涼しかったですが、せっかく登った皇后陵は当リで閉じられていて、私の肩も落ちていました。
とぼとぼと降りてきて、遅めの昼食は、少し奮発して鳥居本平野屋で食べることにしました。
先ずはひんやりとした桜の香りの氷水でのどをうるおします。
昼をだいぶ過ぎていたので、客は少なく、静かでゆっくり出来ました。
-むしやしない-という、小腹がすいた人に茶店が出す鮎茶漬しかありませんでした。
ひとりおじいさんがいただきます。
小粋とも言いますし、寂しいとも言います。
この茶店名物の-しんこ団子-とお抹茶も付けて2600円は、やっぱり京都値段のような気もしますが、まあ水戸黄門になったような気分で、美味しくいただきました。
全て完食、ごちそうさまでした。
ブラブラまた嵐山方面まで歩きます。
返事
花水木さん:のんびりとお菓子ばかり食べていては、
いけないと思いつつ暮らしています。
大雪男さん:今日も勝ったら、本当に万歳ですが、
これで次の広島が巨人に勝ちこしたら、
消えてしまった広島優勝の目が、少し出てきますね。