島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首 5

2012-12-29 | 奈留島百人一首
  
 5.奥山に もみじ踏みわけ 鳴く鹿の
           声きくときぞ 秋は悲しき

                       猿丸太夫(生・没年不明)
 奥深い山の中で積もった紅葉を踏み分けながら、妻を慕って鳴いている鹿の声を聞くとき、秋はとりわけ悲しい思いがする。
「紅葉に鹿」の取り合わせは、この歌から始まりました。
 鹿の雄は妻を慕ってしか鳴かないようですが、私は水戸黄門を観ても妻を慕っても泣いてしまいます。
  
 5.汐池に 畑踏みわけ 出る猪の 
          穴見るときぞ これはたいへん
 
     に・踏みわけ・の・ときぞ・は   10字同じ
 3年ほど前に、奈留島の北東にある汐池地区に、隣の若松島から泳ぎ渡ってきた猪が出始めたと言う噂がありましたが、私が島を留守にしている間に、またたく間に猪は増えたようで、現在は「少なくとも500頭」は居るようです。
2011年は128頭の猪を、奈留支所が箱わなで捕まえているそうです。
 写真は、田岸の人に「これが猪の掘った穴」と教えられて撮ったものですが、チョット分りにくくてすみません。     
 
 猪に驚いてのバイク事故もあったので、よく猪が出没する道路にはこんな標識も出ています。
タヌキ・シカ・サルのマークは高速道路でも見かけますが、カラーのこんなに釣り目の猪は、奈留島以外では知りません。
  
 汐池神社から汐池を望みます。
汐池は奈留島の北東の地区名、ラグーン現象で堆積した砂の上に築かれ、中央には汐池があり、細い水路で海と繫がっています。
 この汐池では、一人として溺れる子供はおらず、溺れそうになると何者かが池の中から支えてくれたそうです。
それなら私も溺れることはないかと飛び込みそうになりましたが、私は子供ではなく大人なので、溺れるかもと思い止めておきました。

    返事
花水木さん:カラオケで私の知っている曲を上手に歌う人は大好きですが、
    知らない歌をヘタに歌う奴は嫌いです。
Bergenさん:もう持っていますよ。
     ADさんが誰かも写真で知りました。
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暮れの3連休

2012-12-25 | 奈留島
  
 暮れの3連休は天気も悪く、なんとなく終わってしまいました。
22日(土)は、福江に二人で買い物に。
23日(日)は、魚を色々送って、高校駅伝を観て、年賀状の判押し。
有馬記念、出遅れたルーラシップ・ゴールドシップが1・3着。
今年の漢字「金」の通り、ゴールドシップが勝ったまではいいのですが、こんな簡単な馬券も獲れず、今年は喜びもなく終わってしまいました。
  
 24日(月)は、奈留教会のクリスマスミサの後の、信者さんのクリスマス会に参加。
  
 カレーライスとおでんを食べて、コーヒーを飲んで、それから保育園児+数人の蛇踊りを見ます。
  
 奈留小学校先生たちの笛やハンドベルの演奏、それから小学生の人形劇。
お楽しみ抽選会は三分の一ぐらいが当たる確率なのに、二人で何も当らず、はずれのシュークリームだけでしたが、なんとなく楽しい気持ちにさせられるのは、参加している信者さんの信仰のなせる業なのでしょうか。
  
 奈留公民館の「ふるさとを唄う講座」にこの秋2回ほど、にぎやかしに参加していましたが、元来顔で勝負する人間なので歌はダメです。
 しかし、このクリスマス会の出し物の一つとして人前で歌う合唱に参加、「奈留島讃歌」を歌いました。
 いつもこの歌をこのDVDを見せられて聴くと、涙が出てくるのですが、自分で唄うと涙も何も出ませんでした。

   返事
花水木さん:やはり杵でついた餅は、磯辺焼きでもぜんざいでも美味しかったです。
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なるっ子教室

2012-12-19 | 奈留島
 
 15日(土)奈留島だけの投票日当日は雨。
なるっ子教室の伝承教室・餅つき大会も室内で開催。
高校生や中学生も、餅つきの助っ人に来てくれました。
私も、ボランティアということで参加ですが、力仕事の手伝いは「腰がわるい色男」なので何も出来ず、使ったものを洗い場に持って行くぐらいの、例によって役立たずのボランティアです。
  
 小学生は、島の老人クラブの人達と伝承教室で、窒ニんぼやお手玉作り後、餅つきに合流。
  
 家内は、たくましい野球部の高校生に囲まれて餅を丸めて、「良かった!よかったあ!」と大満足です。
 
 つきたての餅も、仕事もしないくせに美味しくいただきましたし、島の名物「だご汁」(団子汁から?)という甘目の味噌汁(奈留島の地区地区でも微妙に味は違うそうですが)も私の舌に合っているし、雨で少し寒かったので温まって美味しかったです。
  
 16日(日)は何とか天気も回復して、先週から順延になっていた少年ソフトボール大会
福江島からもチームがたくさん来て、計8チームのトーナメント大会、私はチラッと見て他の用事で福江島に行ったので、月曜日に病院で選手のお母さんに尋ねると、他のチームより少々小さめの奈留島のグローイングは準優勝していました。
   えらい!


  返事
花水木さん:選挙結果は、チョット心配です。
喜珍さん:小選挙区比例制は、昔の自民党が作ってしまった制度と思いますが、
     あまり良い制度ではなかったですね。
コメント
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衆議院議員選挙

2012-12-15 | 奈留島
 
 15日(土)朝、風は生暖かいです。
 奈留島は長崎3区、候補者はこの3人ですが、選挙カーの声は一度も聞こえてきませんでした。
 私は今朝3人で投票を済ませてきました!と言ってもフークには選挙権は無いようで、支所の前で待たせました。
 掲示板の投票日、12月15日となっているでしょう。
そうです、南極観測隊員は一週間ほど前に、鹿児島県トカラ列島の島民は昨日、そして奈留島の島民は今日土曜日が投票日です。
  
 病院に貼られた選挙の啓蒙ャXターも、投票日は12月15日(土)になっているでしょう!
奈留島用に特別に作ったャXターかなと思いましたが、よく見ると6と日の上に5と土の紙を貼り付けただけで、特別でもなんでもなかったです。
 本土の投票日は明日ですが、今回の選挙はあまり楽しい選挙ではないですね。

   返事
喜珍さん:私には「藤木高嶺」という親戚がいます。
    百人一首ではいつも「藤木の高嶺に雪は降りつつ」と詠まれていたそうです。
和さん:そうか!五月みどりさんが歌っていたのですね。
    あの人はいつまでも綺麗ですね。
花水木さん:キノコの忘年会で急がしいんだなあと思っていました。
    なるほど!「波は当りつつ」ではなく「風は当りつつ」か、もっと具体的に「非難当りつ」の方が、
     適当な漕ぎ手の歌としては良かったかなと、反省してます。
コメント (1)
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奈留島百人一首 4

2012-12-12 | 奈留島百人一首
 
  4.田子の浦に うち出でて見れば 白妙の
              富士の高嶺に 雪は降りつつ

                            山部赤人(奈良時代前期)
 田子の浦(駿河の国)の海岸に出て、はるかかなたを見渡すと、富士山に真っ白な雪が降り積もっている。
富士山は本当に絵になりますが(花水木さんの写真が欲しいところです)、この絵のような風景をそのまま歌っている、素直な歌ですね。
 この歌を聞くと、私はすぐに「御座敷小唄」が浮かび、その当時「雪に変わりはないじゃなしなら、富士山の雪と先斗町の雪と変わりがあることになる」と言う論争や、「そんな雪でも、融けて流れて水になれば同じなんですよと歌ってる」などの解釈があったことも思い出します。
 
  4.相ノ浦に うち出でて見れば ペーロンの
               舟の漕ぎ手に 波は当りつつ

 奈留島のペーロン大会、相ノ浦湾の一番奥からスタート、写真右の堤防の少し先をUターンして帰ってきます。
昔一度出ましたが、往路だけで完全にばててしまい、帰りは漕いでるふりをしていただけも、「もっと漕げ、もっと漕げ」とえらい怒られ、次のレースのメンバーからは外されてしまいました。
奈留島のペーロン大会、皆かなり真剣に勝ち負けを争います。
 外されてやけになって?どこで撮ったか、その時の相ノ浦湾一望の写真も有って、なかなかよく出来た一首でしょう!
  
 平成24年は、奈留島の玄関である浦湾の方で、フェリーの出入りの間を縫ってペーロン大会が行なわれました。
此処でやると、浦向の昔の奈留漁協の方から、Uターンするペーロン舟の勇姿が近くで眺められる利点があります。

   返事
喜珍さん:「いかひきの」より「どんびきの」の方が勝っていると思いますが・・・・・。
花水木さん:「昼間は別々で夜は一緒」羨ましいです・・・・。
コメント (2)
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