6/1(水)曇り
涼しいと云うよりも肌寒い水無月ついたち。熟睡して朝を迎え、曇天を見上げて通勤する。単純作業が続く日常業務の記載は略。昼食に鰤の粗煮。午後来客あり。夕刻、日比谷・有楽町・銀座の小屋を巡り、演目検討、最終的にシネスイッチでニキータ・ミハルコフの新作を鑑賞。映画の日ゆえに特別割引料金、されど観客10数名とまばらである。ロシアの巨匠の作品は観客を選ぶ?傑作【太陽に灼かれて】から16年、チラシを見て知ったが、本作はその続編で三部作の中編なのだそうな。観客動員同様、世評は高くないようだが、極めて映画的な絵造りと構成を持った大作(150分)であることは間違いない。戦争や独裁政権下を描けば暗くなるに決まっているが、要所にはユーモアと抒情が挿入されて、これはこの映像作家の懐の深さであり、したたかさでもあろう。自身は大いに満足したが、聖林的な解りやすさはなく、そのあたりが不興の原因だろう。有楽町駅前のカフェで余韻を楽しみ定刻帰宅。地下鉄の階段を上ると雨の匂いがした。
涼しいと云うよりも肌寒い水無月ついたち。熟睡して朝を迎え、曇天を見上げて通勤する。単純作業が続く日常業務の記載は略。昼食に鰤の粗煮。午後来客あり。夕刻、日比谷・有楽町・銀座の小屋を巡り、演目検討、最終的にシネスイッチでニキータ・ミハルコフの新作を鑑賞。映画の日ゆえに特別割引料金、されど観客10数名とまばらである。ロシアの巨匠の作品は観客を選ぶ?傑作【太陽に灼かれて】から16年、チラシを見て知ったが、本作はその続編で三部作の中編なのだそうな。観客動員同様、世評は高くないようだが、極めて映画的な絵造りと構成を持った大作(150分)であることは間違いない。戦争や独裁政権下を描けば暗くなるに決まっているが、要所にはユーモアと抒情が挿入されて、これはこの映像作家の懐の深さであり、したたかさでもあろう。自身は大いに満足したが、聖林的な解りやすさはなく、そのあたりが不興の原因だろう。有楽町駅前のカフェで余韻を楽しみ定刻帰宅。地下鉄の階段を上ると雨の匂いがした。