Il film del sogno

現実逃避の夢日記

バビロンの陽光

2011-06-09 01:24:00 | 日記
6/8(水)曇り後晴れ
上着なしの軽装出勤。朝方ぱらついた雨も午後から陽も射してほど良き陽気なり。深夜に寝ぼけて日記を著し翌日読み直して赤面、ということが続いている。この駄文は自身の備忘録のつもりなので内容が貧弱なのは致し方ないが、それでも『てにをは』くらいはキチンとしたい。いつも通りの定刻退社。日比谷・有楽町と流れて銀座シネスイッチでイラク映画を鑑賞。舞台を中東とした映画は数あれどかの国の製作(EU諸国も出資しているようだが・・)に限定するとちょっと思い浮かばない。観客20名前後のガラ空き状態。やはり中高年の単身者が多い。圧倒的なロケーションを映しこんだシネマトグラフィーに息をのむロードムービーである。フセイン政権終焉から3週間後。息子を捜すクルド人婆さんと12歳になる孫による爬行的道中。何故かブラジル映画の佳作『セントラル・ステーション』を思い出した。我々の世界情勢への見解は欧米からの情報で立脚されていることが多いが、本作のような視点からの物語を観ると民族や宗教の抗争というのは根深いことが解る。まだまだ知らないことだらけである。終演後、都心のビジネス街を逍遥して余熱を冷ます。
コメント
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