Il film del sogno

現実逃避の夢日記

メランコリア

2012-03-01 01:26:58 | 映画
2/29(水)雪後曇り
未明から降雪。通勤快速が普通列車になり遅れが出る。都心の交通機関は脆弱である。末日であるがさしたる事務があるわけでなし、転出する同僚の引継会議も穏やかなものである。定刻退社して日比谷へ徒歩移動。でっかいスカラ座内にあるこじんまりしたみゆき座で奇人ラース・フォン・トリアーの新作を鑑賞。場所柄インテリ風の単身OLなんぞが多い。3割程度の入り。この監督の作品は体調万全でないと辛い。何故か。観る者をイラつかせ不快にする作風だからである。お話は地球最後の日(姉妹編)。ごくごく私的(結婚式と郊外での家庭生活)な一日をひたすら掘り下げて描く。相変わらずとっつきの悪い、難解で衒学的な内容である。だがしかし、全く退屈はしなかった。これは映画でしか許されない手法であり表現である。終映後、日比谷公園を2周して余韻を噛み締める。あした地球が滅亡するとしたら自分ならどうする。生ゴミを分別して米を研ぎ入念に歯を磨いて早目に就寝するだろう。地下鉄に揺られて定刻帰宅。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする