Il film del sogno

現実逃避の夢日記

GOAL!

2006-05-17 00:11:00 | 日記
5/16(火)曇り時々雨
入梅近いかぐずついた天候。
昔の仕事のポカが発覚。
さてどう収拾するか。
妙齢の女性二人(相当な美人)、還暦間近の老紳士とカレーバイキングでパワーランチ。
特段共通の話題ない小一時間。
さえない合コンってこんな雰囲気なのかな。

夕刻、霞ヶ関のイイノホールで『GOAL!』の試写鑑賞。
公開は5/27。ワールドカップ開催に併せた便乗映画か?
英米合作。メキシコ系アメリカ人サッカー(ヨーロッパではフットボール)小僧のサクセスストーリー。
3部作の第一弾、英国プレミアムリーグ、主人公艱難辛苦の巻。
貧困、移民、父との確執、スカウト、渡英、練習生、いじめ、恋慕、成長・・・。
いやはや教科書通りの展開とラストのシュートに収斂されるカタルシス。
判っちゃいるけど泣けました。
豪華スターのカメオ出演。
2部は欧州リーグ編。
そして最終章は、当然リアルタイムで撮影準備が進むドイツワールドカップだそうで、先が楽しみであります。
まぁ、FIFA公認のお祭り映画ですわな。
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ナイロビの蜂

2006-05-16 23:57:00 | 日記
5/15(月)晴れ
業務連絡割愛。

丸の内ルーブルで『ナイロビの蜂』鑑賞。
最終回、ガラガラ。

原題'The Constant Gardener'はジョルジュ・カ・レの同名小説。
イギリス製作。監督は『シティ・オブ・ザ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス。
出演:レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ユベール・クンデ。 
強烈なラブ・ストーリー。夫婦愛。そしてそれは悲恋で終わる。
背景に製薬会社を巡る不正や貧困にあえぐも美しいアフリカの風景が映し出される。
重厚な社会派ドラマでもある。
政治サスペンスと恋愛の二つを巧みなカットバックで描き、成功した稀有な例だと思う。
ラストの湖のシーンは、この世のものとは思えない(黄泉の国?)異様な景観だった。主人公(夫)の心情察するにあまりある。
主演二人の演技が素晴らしい。
ワイズは本作で米アカデミー賞の助演女優賞を獲得。
監督の才能は本物である。

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明日の記憶と間宮兄弟

2006-05-15 01:57:00 | 日記
5/14(日)曇り
明け方まで読書。
しかし9:00には目が覚める。
馬齢重ねて良いことは睡眠時間が短くて済むことかな。
元々不眠症気味ではありますが・・・。
朝食をすませて衣替えの準備。
大量の冬物を風呂敷に包み、近所のクリーニング屋へ持ってゆく。
あたしゃ東京凡太か。

午後散歩に出る。
ユナイッテッド・シネマとしまえん、で『明日の記憶』と『間宮兄弟』邦画2本を梯子鑑賞。
明日~は身につまされました。
若年性アルツハイマーを扱ったシリアスドラマ。
最近物忘れが激しいですから全く人事でなし。
渡辺謙・樋口可南子の熱演と堤幸彦の丁寧な演出で何度も落涙した。
ズンズン胸に響く傑作でありました。
大滝秀治も良かった。

間宮~は、最近低調な森田芳光監督の新作。
佐々木蔵之介、塚地武雄(ドランクドラゴン)、常盤貴子、沢尻エリカと中島みゆきまで使ったキャスティングに面白さがある。
色恋に縁のない、さえない兄弟の日常。
原作は江國香織の同名小説。
監督は『おいしい結婚』や、こうした力の抜けたコメディに才があると思う。

タイプに違う邦画を堪能した週末でした。
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陽気なギャングが地球を回す

2006-05-14 01:30:00 | 日記
5/13(土)雨
夜半より冷たき雨ぞ降る。
明け方までリクライニング・チェアーで居眠り。
AM5:00入浴のち就寝。
9:00起床。
実弟より℡あり。
連れ立って実父を見舞う。
病院にて実兄・義姉と会う。
担当医師の所見を聴く。
いわゆるインフォームド・コンセントである。
その内容に心中暗澹となる。

午後、ワーナーマイカル板橋にて『陽気なギャングが地球を回す』を鑑賞。
公開初日、雑多な客層で場内ほぼ満席の盛況。これは意外。

贔屓作家・伊坂幸太郎の同名小説の映画化。ジャンルはクライム・ミービー。
作者自身が相当な映画ファンで、原作はパルプ・フィクションなどの影響も見られる。
伊坂作品の最大の魅力は会話の妙とスピード感であると思う。
演出は前田哲。
CGを駆使した活劇シーンや展開はテンポ良く、なかなかお洒落でもありました。
すこし強引で解りづらい部分もあったが、豪華なキャスト(佐藤浩市、鈴木京香、大沢たかお、松田翔太)で最後まで、まぁ楽しめた。


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美しき運命の傷痕

2006-05-14 00:36:00 | 日記
4/19(水)晴れ時々曇り
昼過ぎ名古屋より帰着。

業務連絡事項割愛。

夕刻、銀座テアトルで【美しき運命の傷痕】鑑賞。
女性客でほぼ満席。
しまった!テアトル系は水曜日がサービスデイだった。
日本、イタリア、フランス、ベルギー合作。
ポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキが世を去ってから今年でちょうど十年になるそうな。
ダンテの「神曲」に基づいた三部作<地獄篇><地上篇><天上篇>の遺稿あり。
このうち<天上篇>は、02年にトム・ティクヴァ監督が『ヘヴン』として映画化している。
今回「地獄」を「ノー・マンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチ監督が、エマニュエル・ ベアール、カリン・ヴィアール、マリー・ジラン、キャロル・ブーケというフランス人女優陣を使って演出した。

本作が描くのは三姉妹とその母親の残酷な物語。
嫉妬に狂って常軌を逸していく長女。
孤独に沈む次女。
友人の父親を愛してしまった三女。
そして、とある事件で夫を許さず、死へと追い込んでしまった母親・・・・。
四者四様の地獄を生きている。

オープニングのエピソード(鳥の雛と卵)とエンディングの母親の一言が印象的。
やはり女性は強い!





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下町の太陽

2006-05-13 23:49:00 | 日記
5/11(木)雨のち曇り
小雨が降り、蒸し暑い。
その上、信号事故でダイヤが乱れた電車は超満員。不快指数はメーターを振り切る。

夕方、退屈な商談が品川であり。
そのまま山手線を半周。

池袋・新文芸坐にて「下町の太陽」を鑑賞。
場内は中高年のおっさんばかり、しかもガラガラ。
1963年松竹製作、モノクロ。
監督は本作が長編デビューの山田洋次。
前年に発表され大ヒットした倍賞千恵子の同名曲を映画化。共演は勝呂誉。
作家はデビュー作に向かって収斂する。
のちの寅さんをはじめとする監督の喜劇性や説教臭が全て出揃っているのに驚いた。
昭和38年、ヒロインの父は月給2万3千円、一家は荒川沿いの貧乏長屋に住み、正社員となり郊外の団地に住むことを夢見る彼氏がいる。
彼女は石鹸工場の女工である。
勝気であり健気である。
この時代の邦画を観ると風俗描写にばかりに注意がいってしまう。

藤原釜足・東野英治郎・左卜全・菅井きん・加藤嘉といった脇役陣が懐かしい。

唐突だが、世の中、貧乏はあったほうが良い、と改めて思う。
貧困には昨今もっとも失われつつある希望がある。
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好きだ、

2006-05-13 23:41:00 | 日記
5/12(金)晴れのち曇り
久々の晴天。
会合だ打ち合わせだとまぁ週末らしく慌しい。

東京・八重洲の百貨店最上階の割烹で宴席あり。
50歳を前に結婚を決めた知人を肴に大いに盛り上がる。
しかしそんなにしたいかね、結婚・・・。
来世は独り身が良いと考えるわたくし。

宴はてて21時。
有楽町シネカノンで『好きだ、』をレイトショウ鑑賞。

静かな恋愛映画。
主演の宮崎あおいと瑛太が17歳の高校生を、西島秀俊と永作博美が34歳になった大人を演じる。
変則ダブルキャスト。されど違和感なし。
科白と音楽がほとんどない。好ましい。
舞台は秋田・大館。
広い空と河川と土手。
アップと長廻し。
賛否分かれる作品だと思う。
中だるみもあるし、ラストも少し違和を感じた。
しかし、ゆったりとしたリズムがわが生理と完全一致。
二人の歯がゆさ、じれったさがなんとも良い。
だって恋愛って淡くて脆くて儚いもんでありましょう。
17年間、たった一言の告白が出来ずに過ごしてきた二人の生活が匂い立つように立ち上る。

小山田サユリ、野波麻帆、加瀬亮、大森南朋とキャスティングも渋い。

監督・脚本・編集は石川寛。
繊細な感性の持ち主とみた。
前作「tokyo.sora」は気にはなっていたが未見。探してみるか。
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人の華燭は赤々と・・・

2006-05-11 01:57:00 | 日記
5/10(水)雨時々曇り
ぐずついた天気が続いている。
深夜就寝、明け方起床。
早朝の地下鉄は流石に空いている。

某社早朝ミーティングにてプレゼンテーションを行う。
与えられた時間は15分。
要点をかいつまんで話すが評価のほどはいかばかりか心もとなし。
続いて定例の会議に出席。

知り合いの壮年紳士(50歳)が結婚するという。
大変驚く。
「一時間幸せになりたければ酒を飲みなさい。三日幸せになりたければ結婚しなさい。八日幸せになりたければ豚を殺して食べなさい。一生幸せになりたければ釣りを覚えなさい」
たしか中国の箴言だったと記憶している。
全く同感である。

夕刻より友人3名と卓を囲む。
戦績上々。
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尾張名古屋は小糠雨

2006-05-10 01:12:00 | 日記
5/9(火)雨時々曇り
昼過ぎ、名古屋へ遠征。
新幹線で2時間弱。
所用は1時間で済んだ。
夕刻より名駅近くの居酒屋で懇親会。
地域ゆかりの著名人の話で盛り上がる。
これも2時間で終了。
のぞみに飛び乗って1時間40分で東京。
慌しい一日であった。
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戦場のアリア

2006-05-10 01:05:00 | 日記
5/8(月)曇り時々晴れ
連休も終わり、社会復帰。
蒸し暑い。
打ち合わせを幾つか。

夕刻、シネスイッチ銀座で『戦場のアリア』を鑑賞。
イギリス、ドイツ、フランス、ベルギー合作。
2005年のアカデミー賞外国語映画賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされた戦争ドラマ。
欧州映画らしい佳作。
時は1914年、第一次世界大戦下。
フランス北部の村ではフランス・スコットランドの連合軍とドイツ軍が戦いを繰り広げていた。
一夜限りの<クリスマス休戦>を題材に、戦時下で芽生えた敵国兵士たちの心温まる交流を描いていた。
ダイアン・クルーガー演じるソプラノ歌手(歌は吹き替え)にはそれほど感心はしなかった。
最も感動したのは、ゲイリー・ルイス演じたスコットランドの司祭とダニエル・ブリュールが演じたドイツ軍将校のエピソードである。
大儀を振りかざして若人を戦地へ送り出す聖職者の影で苦悩する司祭。
敵の軍人を避難させる青年将校。
何時の時代でも、有事になれば我々は人間性を放棄しなければならないのか。
監督の強烈な反戦メッセージが伝わってくる力作でありました。
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海猿 LIMIT OF LOVE

2006-05-08 01:49:00 | 日記
5/7(日)雨時々曇り
大型連休最終日は雨。
そういえば『ゴールデンウィーク』という和製英語は高度成長期に映画業界がつけたそうな。

ユナイッテッド・シネマとしまえんで、公開2日目の『海猿 LIMIT OF LOVE 』を鑑賞。
10代の少年・少女を中心に7割の入り。
若い衆に包囲されたじろぐわたくし。
最近のガキどもは映画上映中にも携帯メールしたりする。ムカツク。
500名弱はいる一番大きなハコで、午前中の回でこの入りは大ヒットでありましょう。
一作目・TVシリーズ(同じキャスト)と続いたCX製作の大作海洋アドベンチャー。
お話は海難事故・人命救助に友情・色恋を織り交ぜ、強引なところがないわけではないが良く出来ている。
特筆すべきはROBOTの進化したSFX・CG技術。
巨大フェリーを炎上・沈没させていた。
ユナイト自慢の大画面・高音響で迫力の映像を堪能した。
邦画もスケールが大きくなってきた。

午後は実父を見舞い、夕刻、親族でお食事会。
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走水のアジ

2006-05-07 01:01:00 | 日記
5/6(土)晴れ
3時起床。目覚し要らず。
握り飯の弁当を作る。
4時自宅出発。
三浦半島・走水まで2時間弱。
贔屓の釣宿に到着。

7時乗船。
15名程度の乗客。
7時半、ポイントにて仕掛けを降ろす。
水深50m。
鰯のミンチのコマセを振って当たりを待つ。
あとはひたすらこれの繰り返し。
大海原は波高し。
南から強風あり。
潮の流れはさほどではないが、この高波と強風には難儀した。
釣果なし。最悪の展開である。
大物なら50cmを越えることもある関東アジ釣りの名所であるが、魚場はつねに気まぐれである。
正午に一旦下船。

13時よりの午後船にも乗り込む。
17時まで午前の繰り返し。
乗客はやや入れ替わりあり10名弱となる。

隣に釣り船に似合わぬ優男が座っていた。
年のころは35~6才。
なかなかハンサムだが目付きが悪い。
オマツリすること数度。
絡まった糸を顔つき合わせてほぐしていて、彼がTVなどで馴染みの中堅俳優であることに気がついた。
最近離婚した奥さんも女優。

釣れませんな、寒くなりました、あいや失礼、どう致しまして・・・などと変哲のない会話を交わして半日一緒に船に揺られていたわけである。
糸垂れあうも他生の縁。

一匹ウン千円のアジを持ち帰ってタタキにして食す。
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こどもの日

2006-05-05 20:57:00 | 日記
5/5(金)晴れ
文句ない快晴なり。
昨夜から偏頭痛がする。
体もだるい。節々が軋むようだ。
不定愁訴である。

体調の不備にも拘らずこどもの日である。
友人より℡あり。
今年、子供が大学に入ったそうな。
金ばかりかかってちっとも可愛くないと。
当たり前である。
子供は3歳までの可愛さで、生涯の親孝行を終えている。

夕食に冷やし中華を作る。
明日の大事に備え早めに就寝。
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タケノコ掘り

2006-05-05 20:12:00 | 日記
5/1(月)晴れ
関東は28度を越える真夏日。
上州・太田の実弟宅の裏庭で筍掘りをする。
竹林の中を分け入って半身を出している大物の根元に専用の鍬を当てる。
悪戦苦闘の末、3本も掘れば疲労困憊である。
名人に都会人の脆弱さをせせら笑われる。
他に蕗を貰う。
あしたの夕餉は季節の煮物だな。
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ブロークン・フラワーズ

2006-05-05 03:03:00 | 日記
5/4(木)晴れ
年に何回あるかないかの全国的快晴、だそうな。
早朝より部屋の掃除をする。
ノート一冊入らない本棚にスペースを造らんと悪戦苦闘。
物を捨てられない貧乏性が恨めしい。
どうにか明窓浄机。身辺整理で気分一新。

午後、バイクに跨り、ワーナーマイカル板橋で『ブロークン・フラワーズ』を鑑賞。
観客は中高年層中心に20名弱。
連休中にこの演目をチョイスする人は渋い。大人である。

ジム・ジャームッシュの新作は、先日観たヴェンダースの『アメリカ、家族のいる風景』と共通点の多いロード・ムービー。
『あんたの息子を20年前に産んだ』という無記名の手紙を貰った中年男の喜悲劇。

監督の目線は実質のデビュー作『ストレンジャー・ザン・パラダイス』から一貫していると思う。
絶妙の間合いと細部へのこだわり、乾いたユーモア、センスの良い音楽・・・。

富や名声があり幾つになろうが、男は寂しい。


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