奥さんの実家、山口に帰省。稲刈りの手伝いである。
堤といっても湖に近いほどのスケール。
しかも奥さんちの山のすぐ下にあり、ほぼMYポンド。
実に素晴らしい話である。
お父さんいわく、「昔はウナギがいたんだけどねえ」。
いまや我が物顔にバスが泳ぎ回っている。
それでもでっかいコイやフナはいるようだが。
農業用の貯水池で、今は水抜きの最中だ。
斜面のそこかしこにルアーが落ちており、われわれはそれで現地調達。
私の高級ロッドを貸してやると、チビはがんがん釣り上げた。
釣りキチ三平のようでありました。
こんなに恵まれた釣り人生を送っていいのか。
不遇に慣れっこな父親は、少し逡巡してしまうのである。
それにしても奥さんの実家はよろしい。
そのMYポンドから流れ出た小川が敷地内を流れる。
飛び込んで、ルアーを追っかけるため、
その小川をスイスイと泳ぎ、鬱憤晴らしである。
こんな住環境で育った奥さん、
多少ポワーンとしていても致し方ない。