もうすぐお盆休みも終わると思うと、いてもたってもいられぬ私。
何やらいきなり思い付き、すぐさま家を出るのであった。
しかしまあ、奥さんもよく許してくれるもんである。
偉人だね。
そういえば、昨年も走ってました。
http://blog.goo.ne.jp/19960408/d/20090814
酷暑の中、出発です。
勢い込んで走り出したんだけど、何だかカチャカチャ音がする。
すると、こんなものが…
玄関でいつも靴べら掛けになっているARTE君。
靴べらも名残惜しくて、付いてきたんでしょう（笑）
いつもながら脱力系のお話でございますな。
午前８時前に出発。
えっちらおっちら、呉方面に向かいます。
竜馬行の際に立ち寄ったコンビニで休憩。
お約束の写真です。
それにしても暑い。
滝のような汗とはこのことか。
で、お前は偉いっ！ってのは、これ。
休山のトンネルだ。
涼しいし、走りやすいし。
てなことをブツクサ言いながら走ってると、
いつの間にか「とびしま海道」にたどり着きました。
いろんな橋が迎えてくれます。
でも、橋って必ず上らなきゃなんないんだよねぇ…
ＡＲＴＥ君もこころなしか疲れ気味。
しかしながら、平坦な海岸線は気持ちいいよね。
高速艇と並走。
瀬戸内海ならではの光景じゃないかしら。
で、とびしまでもお気に入りのこの橋を過ぎると…
ベタですが、定番の写真です。
大長から明石へ、フェリーの旅。
大崎上島に渡り、海岸線をすいすい。
もう一度、天満からフェリーに乗り、大三島に上陸なのさ。
この辺、広島から愛媛、愛媛から広島、そしてまた愛媛へと、
県境を縦横無尽でありますね。
そして、サイクリストには有名な「大漁」へ。
大山祇神社のまん前で、海鮮丼がめっぽう安い。
３５０円とかって聞いてます。
で、訪ねたんだけど、長蛇の列。
ネタ好きの私も酷暑の中、さすがに待てません。
近くの物産館みたいなところで、これ。
鯛ラーメンでありますな。
夜の宿で、きっと鯛めしが出るだろうと、これにいたしました。
チャーシューみたいなのが鯛ですね。
まあまあのお味。
もっと美味しかったのはこれです。
夏はコレなしには走れませんね。
大山祇神社。
サイトシーイングに興味のない私ですが、
なにやら荘厳な感じは伝わってきます。
いろいろとお祈りしました。
瀬戸田のほうにも足を伸ばそうと思ってたんだけど、
あり得ない暑さで、簡単に断念。
大崎下島へ戻るフェリーは一時間以上先だし、
やることないなあって思ってたら、これこそ天の恵みです。
活字中毒者の私には願ってもない施設なのさ。
はい、図書館。
自転車に乗って、アイス食べて、本読んで…
いやあ、極楽ですなぁ（笑）
フェリーに乗って、再び大崎上島に上陸。
宿は、露天風呂が有名な「清風館」。
ツインのシングルユースのため、妙に広いのでありました。
すぐにお風呂に。
キモチイイーーーーって感じ。
塩風呂から瀬戸の多島美を眺めていると、
何だか全身が溶けていくようです。
そしてご飯。
ビールが美味すぎる。
料理はまあ特筆すべきものでもないけど、
それなりの水準でございます。
さらに飲んじゃいます。
無駄に日焼けした、一人旅のおっさんが、
やたらめったらビールを飲んでいる
それも、にやにやしながら…
何だか正視したくない光景ではございますな。
案の定、鯛めしが登場。
お昼に食べなくてよかった！
おなかがくちくなると、またお風呂。
瀬戸の夕焼け。
美しいとしか言いようがない。
「瀬戸の花嫁」がぴったりの光景だよね。
内田康夫なんて読んだことがないけど、
とりあえず、買ってみました。
四度目のお風呂。
本を持ち込んで、まったりします。
松山の灯り、来島大橋の灯り。
漆黒の闇に、微かに浮かびます。
いやあ、しみじみしちゃうね。
で、しみじみからヒエヒエへ。
はい、定番のこれ。
ここまで来ると、アイスを喰らうために汗かいてるって感じだよね。
泥のように眠って、朝一番でまたお風呂。
清々しいな。
朝ごはんはバイキング。
いっぱい食べて、さあ帰ろう！
すでに前日から100キロ以上走っており、疲労も蓄積？
何だか貧脚に拍車が掛かっています。
帰りは、とにかく水分補給だ。
シンキンコーソクをぶちかました後、
断っていたフツーのコーラ。
10年ぶりぐらいに飲みましたが、やはり美味しいね。
お昼、道路わきの温度計を見たら36度。
広島まで自走する元気はなく、呉でヘタレて、フェリーに。
「もう勘弁して！」
ＡＲＴＥ君も悲鳴を上げているように見えますね。
てなことで、恒例のＢＯＮＲＩＤＥ、無事に我が家に到着です。
おみやげはこれ。
流島の罪人か、と。
もし、俺がくたばるとしたら、
そりゃシンキンコーソクじゃなくて、
皮膚がんでございましょうなあ（笑）
