HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

BRM719広島600K 暗闇の中、バカはうごめく!の巻

2014-07-22 19:16:27 | ブルベ
320キロ走って、ようやく宿である宇和島ターミナルホテルに到着した我々。

もう夜の8時過ぎ。


当初、3時間ほど仮眠を取るはずも、そんな時間的余裕は雲散霧消っす。

誰が悪いんだよ!(怒)



俺だよ orz


ガチオ君の「アイシングすべし!」とのアドバイスに、冷たいシャワーを浴びまくる俺様。

この辺、もう羊のように従順w

近い将来待っているであろう災厄を逃れるためには何でもします。


ホテルに送っておいたチームジャージに着替え、ベッドに潜り込んだら電話が!


ガチオ君です。

そして、こんなことを言いやがる!

「10時出発だとやばいっす。寝たら、まずいっす」


マヂっすか!

わしら、二日目も徹夜っすか?



俺は重々しくこう述べたね。

「ガチオよ、汝に教えてやろう。世の中に、安全以上に大切なことはないんだよ。

寝るんじゃ、ボケェ!


愚かな若い衆の戯れ言を一蹴して、再度ベッドに潜り込むわし。



で、15分後の8時45分。

ボクはガチオ君に電話しました。


「あのね、ガチオ君? 世の中に安全よりもっと大事なことがあるよね。それはゴールだよね。

行くで、わりゃ!(怒)



バカは再び、一睡もせずに走り始めました。わはは。


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サイコンが機能しないため、ひたすらガチオ君を追いかける小生。

だって、見失ったらアウトだもんw



その背中をずっとみながら、わしは彼をこう命名したね。

そう、「ナビオ君」。


コイツの方向感覚は相当凄い。

松山でも宇和島でも、「お前、住んどったんかい?」って勢いなわけさ。


多分、前世は「伝書鳩」だったに違いない。



とか、そんなことを考えてないとやってられないわけですよ、深夜ですから、徹夜ですから、坂ですから…



宇和島を出てすぐ、10キロほど登り基調。

バカじゃねえか、まったく(怒)


真っ暗闇だよぉ!

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で、ド山なわけ、ここ!


あちらこちらで、ガサガサって音がする!


それでもなぜか写真を撮るボク。何が写ってるんだよぉ。


わしゃ、もう泣きそうじゃけんね…


Dscn0593



暗闇坂地獄で身悶えしていたのが11時ごろ。


なかなかハードでありましたが、遅れる俺を何度も待ってくれてたガチオも怖かっただろうなあ。


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ヨロヨロと近づいていく俺に、ガチオが名セリフを再び!


「ここ、死体を捨てに来るところですよね」



そう、かつての岡山300K雪中&みぞれ行軍の際、夜のダム湖畔で彼が言い放ったフレーズです。

https://blog.goo.ne.jp/19960408/e/28248b3b835380f035518372f3a7e6ee




いやあ、ここでまたこの「お言葉」に逢えるとは。



まあ、肉体的にも精神的にも、あのときほど追い詰められてなかったアタシたち。

漆黒の闇に包まれた四国の峠で、ギャハギャハ笑う男たちありけり(紀貫之)



しかしまあ、明けない夜はない。終わらぬ坂はない。

今度はブレーキを握る手が痛くなるほどのダウンヒル。


ふざけんじゃねえぞ(怒)


全体的に怒り基調の中、わしらはペダルを踏み続けます。



「行けるっす! このペースなら余裕っす!

ガチオ君にも安堵感が漂い始めた頃、わしらは往路も走った夕焼け小焼けラインへ突入だあ!



で、ここで相まみえたのが、今回の「旅」の最強の敵でやんす。

そう、睡魔



これはハンパねえ!


もうね、眠いの、ボク。

時速50キロ超でダウンヒルしてても、意識が飛ぶの。

前方からやってくる車のライトに吸い寄せられそうになっちゃうの。


Img_5074


わし、即身成仏じゃけんね。


そんな「仏様」が深夜から未明の夕焼け小焼けラインにごろごろ。

ある者は路肩にぶっ倒れ、ある者は自販機に寄っかかり…



敗残兵、あるいは落ち武者、ダメニンゲンにもほどがあるご様子でございます。



考えてみれば、ブルベってさあ、結構年齢層が高いのよ、参加者の。

いろんな組織でそれなりの立場だったり、経験を積んできた人間がチャレンジしてるわけ。


で、結局は一握りのアスリート寄りの方を除けば、みんなこんなにボッコボコにされちゃうんだよなあ。

いやあ、面白すぎるw


わしなんか正直、勢いとノリだけで出走してるわけ。

これに照準を合わせた練習をするわけでもなく、大会が迫れば迫るほど現実逃避で酒量はうなぎ登りw

それでも、坂を越え、暗闇を抜け、こうして睡魔と戦っておるのです。


やっぱ、無茶ってステキだよなあ。

面白いにもほどがある(笑)


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何か話さない寝ちゃうので、ガチオ君とあーだのこーだの。

まるで交わす必要のない「コイバナ」さえもぶちかましながら疾走する36歳と50歳。



いやあ、面白れえやw



iPhonのSIRIに叫ぶ俺。

「3時45分に起こしてください」

SIRIさん 「かしこまりました。3時45分にアラームをセットしました」



幾多の恋人が愛を語り合ったであろう夕焼け小焼けライン。

おいどんは暗闇の中、SIRIさんと熱く語り合っておったわけですよ。わはは。



しかし、明けない夜はない。

松山手前で、夜は白々と。


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ガチオ君と迎えた二日目の朝(笑)

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どんなに愛し、盛り上がってる二人でも、二日続けて同じ朝は迎えんじゃろう!w

それも、互いに全身に疼痛を抱えながらww


うーむ、なんだか盛り上がってきたぞぉ。

こりゃ、予定を変更じゃ。



「上下」はやめて、「上中下」!

衝撃のラストは、明日のココロだぁ!



もはや全米が泣く! ぷぷぷ

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