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E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

ひねもすのたり…の巻

2017-04-05 14:42:39 | 日記・エッセイ・コラム
「春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな」とは与謝蕪村。

https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/bsignal/09_vol_125/feature01.html

老境にある小生、まさにこんな日々を送っております。


そういえば桜の季節。

そろそろ満開だね~。

とゆーことで、先日来、春を求めてふらふら。

おお、美しい。




老人と老犬。




そんな老犬はもう14歳になろうとしてるのに、相変わらず落ち着きがない。



(背後にプロサッカー選手とそのお子さんが映り込んでますが、内緒w)

ちゃんと真っ直ぐ歩きません。




それで一悶着。

彼女がふらっと横移動したため、前方からやってきた若者男子(25歳ぐらい、おそらく犬嫌い)がかなり大きく横移動。

若者の後方から進行してきた男性のご老人(65~70歳見当、少しやんちゃ風)と接触寸前になりました。


「あら、すみませんね」って一声掛け、僕たちはすたすたと。

すると、背後から怒声が…

男性が若者に怒鳴り始めたのよ。

「わりゃ、当たったろうが! どうしてくれるんなら! おうっ!」なんぞと意気軒昂w

まさに「レイジングブル」でござんす。




一方、若者はおとなしめで、言われ放題。

でも、当たってないから不服げで、「怒れる猛牛」は猛り狂うばかりでやんす。


15メートルぐらい離れた地点で見てた老夫婦と老犬。

放っといてもいいんだけど、まあ、治めるか、と小生、近寄ろうとしたところ…。

なんと奥さんが行こうとするじゃないですか!


ええっ!っと。

なぜキミが行くの? いやいやいや、ここは俺だろ、と!

おそらく彼女はこう思ったのでしょう。


「バカ旦那に行かせると、大変なことになる。穏便に済むはずがない」と。


かつてボクは少々ランボーでした。

結婚して半年、仲人さんとこにご挨拶。

その際、仲人さんに「HAPPYMAN君は最近、おとなしくなった?」って聞かれた奥さん。

間髪おかずこうお答えになりました。

「はい、街で人を殴らなくなりました(歓喜)」。

仲人さんにこっぴどく叱られた小生です。うふふ。


そんな忌まわしい記憶も手伝ってか、自らトラブルを鎮めようとなさる奥さん。

いやいや違うんだよ、今は。

ボクも今や、「ひねもすのたりのたりかな」。

慈愛に満ちた表情で近づき、ご老体にこう告げました。

「もう、こらえちゃってや。あん?」



(その時の風体w)


【参考①】50年前。



【参考②】jrの17年前





するとご老公、「おお、わかった」って。

ペダルをぐりんぐりん踏み込んで、ダッシュで去って行かれました。

残された若者は、小動物のような怯えた目で小生を見つめます。

「悪かったのう。行きんさい」。

これまた競歩かって勢いで角を曲がって行かれたのでした。ぷぷぷ。


そんなこんなの春。

夜桜も見物したよ。





ダウンジャケットのポケットにビールを突っ込んでるってゆー、ダメニンゲンのかほり。



それもよしでございます。


老境に相応しいTVもね。

こんなのを観るようになったなあって、若干シミジミ致しますが。






将来は畑仕事しながらの「二カ所居住」かしらん?

「アタシ、都会の犬だから、田舎が似合うかなあ?」

ころっけも凝視してますね。




そんな彼女も「ひねもすのたりのたりかな」。

いつのまにかぐうぐう。



ころっけの温もりを感じながらの、そんな日々ですね。

うんうん。