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E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

お世話になりました〜の巻

2019-01-23 21:08:12 | 学問
春から一年間、教壇に立たせてもらった大学も今日で終わり。

水曜日の一限だったので、7時に起きてキャンパスに。



郊外の山の上なので、この日、気温は二度でした。
ああ、寒っ!

最後は試験。
皆、一生懸命に取り組んでくれました。

前期、後期と、ジャーナリズム論なんてのをくっちゃべったわけだけど、伝わるものがあったかなぁ。

学問的見地からいうと、まるで意味がないようなお話ばかりだと思います、正直(笑)

そんな前置きをしながら、ただただ「現場」で見聞きしたことを、後悔したこと、嬉しかったことを、百人を超す受講者さんたちに伝えたつもり。

情報が氾濫し、自らも「メディア」になることができる時代だからこそ、その有意性と怖さを知ってもらいたかったんだよなぁ。



授業で配る出席カードに感想を書いてもらうんだけど、多くがマジメに記してくれてた。

ある時、オウム真理教の話をし、併せて五年前の広島土砂災害の話をしたわけ。
いずれも激しく現場を踏んだ事案で、何時間でも話せるネタだったわけだ。

すると講義の2日後、オウム真理教の関係者の死刑が大量に執行され、西日本豪雨が起きた。



翌週、いくつかの出席カードにあった文言は「デスノートみたいですね」。

オウム真理教については年内の執行は予想できたことで、併せて梅雨時期だったので豪雨災害の話をしただけに過ぎない。

それでも幾人かはホントに驚いてくれたらしい。

前期よりも後期の方が受講者が増え、「もっとリアルな話が聞きたい」って声も多く寄せられるようになってきた今日この頃でありました。

話をさせてもらうことでこちらの頭も整理されたような気もします。

今なら、もっといい「記者」になれたかもね(笑)



ということで、試験の回答用紙を積んで、さようならです。

数年後、定年退職後にまた教壇に立たせてもらえればいいな。



それまでしばらく、お別れです。
ありがとうございました😊