なぜ、一人旅かというと、家族が相手にしてくれないからだ。
というのも、今年、会社が「リフレッシュ休暇」なる制度を創設。
無理矢理、「休め」と迫ってくる。
そう言えば、遙か昔、「じゃあ、この辺にしといてよ」と人事部に休暇届けを提出していた。
実際、休みを予定していたことすら、忘れていたほど。
今となっては、もちろん奥さんやチビは休めるはずもない。
まあ、こうなってはしょうがない。
家でぶらぶらしていても夢がない。男は旅に出るのである。
沖縄とがグァムとかも考えたんだけど、あまり豪華なのも民衆の反感を買いそうだ。
で、九州あたりにしようかな、と。四国の四万十流域も捨てがたいのだが。
そもそも何の目的もない旅行。さらに私は寂しがり屋さんである。
ころっけも迷惑だろうが、無理矢理連れて行く。
となると、キャンプ生活かなあ。
一人旅でおまけに犬連れとなると、まともな宿泊施設は相手にしてくれないだろうし…。
カブリオレにころっけとテントを積み込み、GO!である。
しかし、ホント、どこへ行こうか…。
と、書いていたところ、状況が急変。
何とチビが「僕も行く!」。
休ませていいものか、ここは思案のしどころだが、ちょっと嬉しい。
でも、奥さんも一人居残りでは可哀想だしなあ…。うーん…
ダイエットは頭打ち。
それでも二週間で3・5キロやせた。
もうちょっと続けましょ
アーニーである。
チビが命名。お気に入りの「アニエス・ベー」から取ったのだという。
そう、アニエスと言えば、トカゲのロゴ。
今度の家族は「カナヘビ」である。
体長七センチ程度であろうか。ほんとちっちゃいのである。
チビがYMCAのサマーキャンプの際、もみのき森林公園で捕まえてきた。
「こりゃ、すぐに死ぬな」と思った私は逃がすように命じたのだが、
チビは頑強に拒否。しょうがなく飼い始めたのだ。
ミルワームや冷凍赤ムシを用意したが、まるで喰わない。
ダメだな、と思ってたら、仕事先までチビから電話があった。
「バッタを食べたよ!」。有りがたいことである。
さて、アーニー。よく見るとなかなか可愛い顔である。
もう一匹ぐらい捕まえようとチビと画策。
奥さんに気付かれないよう、作戦は進行中である。
春先から参加してきた、広島市森林公園の親子体験「もりの学校」。
ピザづくり、隠れ家作りに続いて、今日は「間伐」である。
親子で汗を流すのはなかなか楽しいもの。
以前は、「ケッ」と一顧だにしなかったものだが、
人間、変わるもんである。
三度目の参加ともなれば、顔馴染もでき、連携もスムーズ。
わが、7,8班連合軍は果敢にもヒノキの伐採に挑戦である。
そして、逆側から切り進み、最後はロープを引いて倒す。
簡単なようだが汗だくである。
しかし、ヒノキってのは堅い。
腕っ節自慢の私でもなかなかハード。
でも、子どもたちも頑張り、交代で切り進んでいった。
意外にツルリンと剥けて、その感触が気持ちいい。
すっかりはまってしまった。
ピカピカ、つるつるのヒノキと桧皮。
宮島の社殿にでも持って行ってやりたいような桧皮でした。
走行距離15000㎞。
いろいろあって相性の良くない地元ディーラーに点検に出した。
すると、美しい女性セールスさんが出てきて、「代車はあちらです」。
あれま、Z42・5じゃん、嬉しいじゃん、楽しいじゃん。
今日はしごとそっちのけでドライブである。
いったん出社し、机上を片づけ早々にランチにGO!
と、ここまで書いて出発。試乗記は後ほど…。
そして3時間後である。
結論的に言えば、なかなかいい車だった。
パワーこそ330カブの方があるのだろうが、車体が軽い分、軽快な感じ。
まあ、そんなことを言っても実際はよくわからない。
確実に分かったのは、屋根が早く開くと言うこと。
うちのカブよりずっと早い。そのぐらいかな。
そうめんにサラダ。そしてダイエットコーク。
減量にいそしむ私らしい食事である。
中堅社員とは思えぬ無軌道ぶりも私らしい。
ちょっと日差しは強かったが、
気持ちよい潮風に吹かれて心地よい午後でありました。