迷える羊のメモ帳

こんな言葉 あんな花に癒されて生きる

メモ帳91ページ目 力を合わせて希望に向かって     

2011-03-17 14:15:25 | 日記
大地震発生時のあの不気味な真っ黒い魔の手に、破壊つくされた
被災地の各地に、真冬並みの寒さが追い討ちをかけ、今朝はその
爪あとを覆い隠すように、真っ白い雪が積もっていた。

あの日から7日目、各避難所では、今日を生きるために、寒さと
ひもじさに加え、今尚連絡の取れない、家族、知人の安否情報を
求めて、雪の降りしきる中、数少ない電話の列に並ぶ被災者の姿
を見るにつけ、切なくなる。

国の援助活動も、救援物資の輸送準備も整いつつあるのに、今更
ガソリン不足云々・・荷下ろしまでは計画通りに行っても、帰る
燃料が無いなどと今更問題にしている場当たり的な計画に苛立つ
ばかりである。
ライフラインの復旧にはもう少し時間が必要であろうが、せめて
3回の食事と寒さ対策に妙案がないものかと思う。

しかし、東北人の気質なのか如何なる苦境にあろうとも、謙虚で
辛抱強く、思いやり深く、感謝の気持ちを忘れていない。
生活に必要なあらゆる物資不足に不便を感じながらも、怒りの声
が聞こえてこないだけに、素朴な東北弁で語る彼らの深い悲しみ
が伝わってくる気がする。

こんなに頑張っている人々に、とてもじゃないが、頑張ってください
とは云えないが、今の時点では、個人の援助活動は、邪魔になるだけ
であろう、自分の出来る範囲で、義援金募集の輪に加わるのが一番
いいのだろうと思う。

東北地方の皆様が、長い年月をかけて、守り抜いてきた生活の全
てを飲み込み、大勢の人々を抱きこみながら去っていった大津波
を憎んでも、憎んでもきりがないが、命を守ってくれた神仏には
感謝し、一日も早く復興に力を合わせ、心を合わせて希望を持っ
て取り組んで頂きたいと思います。


コメント (2)
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