迷える羊のメモ帳

こんな言葉 あんな花に癒されて生きる

メモ帳90ページ目 帰宅難民の一人になる      

2011-03-14 14:01:04 | 日記
東日本巨大地震についての報道と映像を見るにつけ、まさに地震列島
日本の恐ろしい姿を見せ付けられているようだ。

3/11 pm2:46 M9.0 地震が発生、私は勤務先であるデパートの8階で震度
5弱の揺れを体感し、その時の恐怖が今もよみがえってくる。
激しく揺れる中、上下左右の物品の落下をさけ、身を縮めて揺れが収まる
のを待ちながら、緊急時に自分に与えられた事柄を確認すべき立ち上がろ
うとするが、めまいが治まらない状態のまま二回目の震度4の揺れがきた。
余震が続く中、怪我人も無く、目だった被害も無かった事に全員安堵した。

勤務終了後、駅に向かうと人の波に唖然とする。交通網が麻痺している
いるのは解かっていたが、駅のアナウンスで、電車が動くかも・・と思い
待っている、何とも成らない事を自分に納得させるのに3時間も掛かった
不がい無さに腹がたった。実は、駅に着いた時点で、帰宅困難者の為に
避難所が用意され、トイレ、毛布、食事の準備も整っているので、利用す
るようにと誘導員が声を掛けているが、帰宅したい一心で動こうとする人
は少ないように見えたが、私が避難所へ行くと、すでに満員で入れず、
次の避難所へ回って欲しいといわれ、急いで次を目指し、やっとの思いで
座る場所を確保した。お世話してくれる方々は、親切に的確な情報を与え
てくれた。
一夜明けて一番電車に乗るため駅へ行くと、大勢の人が貸与された毛布に
包まって冷たい地面で寝ていた。避難所へ入れなかったのかもと思い気の
毒に思った。

毎日、緊急事態の為に持ち歩いている携帯電話が通じず、無用の長物なの
かと疑いたくなる。ただ、緊急地震速報だけが乾いた音で知らせてくれる
だけでも良しとすべきなのだろうか・・・

今回の事で学んだことは、助けを必要とする時は、自分自身の判断に執着
せずに、誘導員の指示に従って即行動を起こす事が大切だと、肝に銘じた。



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メモ帳89ページ目 コレクション      

2011-03-10 18:35:54 | 日記
あなたは何かをコレクションしていますか・・?
コレクションの響きには、高価なお宝のイメージがある。
では収集しているものはありますか・・?
には専門的な物品を想像してしまう。
それでは何か集めている物はありますか・・?
となると急に肩の荷を降ろした気持ちで、実はこれを集めているのよ・・

シルバーと呼ばれる歳になって、なんとも乙女チックでおかしいと自分でも
充分承知しているのだが・・毎日のコーヒーブレイクに使うミルクのふた
シールを5~6年前から集めている。シールに印刷された日々の花と花言葉
に興味があり、365日分を集めてみようと考えたのだが、これはかなり
手ごわい物のコレクターになったものだと思いつつ、まだ手にしていない
シールに期待をこめる。

ミルクの製造元のホームページより、365日分の花も花言葉もダウンロード
出来るのだから尚笑ってしまう、世の中がスピード時代、デジタル化を呼び
かけているが、アナログ世代の私のささやかな抵抗なのかと思うのだが、
其れだけではないのは私の心が知っている。毎日健康体で美味しいコーヒーを
飲みシールの花を確認し花言葉を読み、洗って、伸ばして、記録し、大切に
保管する・・欲しかったものに当たると、気持ち良く出かけられる。
運試しにもなっているから大笑いです。




5~6年集めても、重複が多く、中々希望のシールが手に出来ない。
3月1日がない、花はエリカ、花言葉は謙遜、休息と解かっているのだが・・


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メモ帳88ページ目 居座り「雛祭り寒波」      

2011-03-07 09:58:59 | 日記
雛祭りも過ぎ、いよいよ待ちわびていた春の訪れかと思っていたが
あにはからんや「雛祭り寒波」とやらで冷たい風にダウンコートが
手放せないまま一週間が過ぎた。

今日は公休日、ゆっくりコーヒーを飲みながら、お気に入りのブログ
を読んでいた。
さて、迷える羊も新規投稿のネタを考えながら、窓を打つ雨音に気も
そぞろ、ふと外を見ると、なんともはや、凄い勢いで雪が降っている。
あわててパチリ・・・窓から見えるお宅の庭の木々も綿帽子をかぶり
重そうに垂れ下がっている。


「雛祭り寒波」は今週も居座る積りなのか・・?
気温は上がっていないが、ボタン雪に変わってきたようだ。
積もりそうな気配は感じられない。

昨日は、黙っていても汗ばむ陽気に誘われて、わが町自慢の梅園へ
二度目の花見に出かけた。あの呉服枝垂れのピンク色の可愛い花を
毎年楽しみにしているからだ、しかし、日差しが強くどの花を狙っても
露出オーバーが表示されまったく思い通りに撮れない。
バカチョンカメラで全てオートの筈だが・・??
やっと訪れた春の穏かな気持ちとは裏腹に沈みがちな梅見散策の
終わりを告げる事になった。写真は駄目でも本物に勝るものなしと
慰めながら、ひいきにしている花を心に刻んだ。


呉服枝垂れ、枝一杯に花をつける、見る人は思わず花と共に写真に
収まりたくなるようだ。
昔の茅葺屋根の長屋の復元家屋、庭の花は、蕾が多く、もう暫く
楽しめるだろう


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メモ帳87ページ目 桃の節句      

2011-03-02 20:47:35 | 日記
今日は桃の節句、女の子の健やかな成長を祈ってお雛様を飾りご馳走を食
べて楽しく一日を過ごす日です。
しかし、家族を作らなかった私には無縁な祭りである。
それでも真っ赤な毛氈の上に居並ぶすまし顔の人形を見ると、華やいだ気持
ちを抑えることは難しい。

そんな人の為か、埼玉県飯能市が「雛飾りお宝展in飯能」なる催しを開催し、
飯能市郷土館、文化財絹甚、商店街各店がお雛様のお宝を、自由に拝見
させてくれると言う、店先に掲げたピンクの旗を目印に「雛巡りスタンプラリー」
をさせてくれるなんて嬉しいイベントである。
見学者を迎えてくれるピンクの旗印は、124件と多い、菓子屋さん、お米屋
さん、肉屋さん、魚屋さん、クリーニング屋さん、呉服屋さん、等々と商店街
は出たり入ったりと忙しいが、店主さんは皆快く迎え入れてくれ、お雛様にま
つわる話もしてくれる。
そして嫁入りの時持ってきた人形が一番美しいと誇る、なんとも心温まるお雛
様談義に花が咲いた日でした。
私のスタンプ数は45個で終わりましたが、未練を残しながらもこの素敵な催
しが続く事を祈っています。
数多くのお雛様に出会い、自分なりにひな祭りを祝った満足感と幸せな気持ち
は今も続いている。

 
飯能市郷土館で「ひな祭り」のもとの一つと云われる「人形(ひとかた)」
を見た。
平安時代には、出産の際の死亡率が高かったので、命を持っていかれない
よう、紙などで人をかたどった呪い道具(人形)を枕元に置く風習があり
ました。息を吹きかけるなどして身代わりとして川や海に人形を流す
「流し雛」の行事として今も残っている。
江戸時代になってから「雛人形」を飾るようになり、不幸の種や悪い事は
ひな人形に背負ってもらい、子供は幸せに育って欲しいと云う親の願いが
込められていた。
段飾りが飾られるようになったのは、江戸中期のこと。昭和に入ってから、
今のような雛人形の形になったそうだ。



  
裃を着て正座した、オカッパ頭の子供の人形が、可愛らしく、珍しいので
目にとまった。
「裃人形」「座り雛」「三角雛」と呼ばれ、明治から昭和にかけて作られた
といわれている。その頃の雛祭りを「作神祭り」と言って豊作を願う祭りと
した地域もあり、女の子が居ない家でもこの人形を雛壇に飾り祝ったそうだ
兎に角、雛祭りは春の訪れを祝う祭りと言えるのでしょう・・・
菱餅の3色は上から桃の花 残雪 若草を表しているところから察するに
雛祭りの持つやさしさや華やかさは、春そのものの気がする。




コメント (2)
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