迷える羊のメモ帳

こんな言葉 あんな花に癒されて生きる

メモ帳143ページ目 「忠七飯」の思い出       

2011-09-12 11:03:18 | 日記
メル友が懐かしい画像を送ってくれた。7年前の春に、シニアナビオフ会で
官の倉山に登山した時のものである。
東武竹沢駅から、のどかな里山の景色を見ながら344Mの頂上を目指して
歩いた。低山ではあるが、その行程は変化に富み、歩きごたえのあるもの
だったのを憶えている。遅れ勝ちではあったが、神々の宿る山の頂上に立ち
感動したものだ。

メル友が送ってきた画像は、この時の会食に頂いた「忠七飯」のものだった。
茶漬けの一種で、埼玉県小川町の郷土料理である。
宮内庁の全国郷土料理調査において日本の代表的な郷土料理、日本五大名飯
に選ばれている。私の生まれるずっと前の事です。


資料によれば、「忠七めし」は気骨ある料理人だった当家八代目、八木忠七と
幕末の剣客、政治家、思想家、「剣・禅・書」の達人としても知られる山岡鉄舟
との出会いから生まれました。鉄舟は父の知行地・小川町竹沢を訪れる折々、
必ず当館に立ち寄られ忠七の調理する料理を食べながら酒を飲まれるのが
常だったという事です。ある日、忠七に向って居士は「調理に禅味を盛れ」と
示唆され、それを受けた忠七が苦心に苦心を重ねた末、出来上がったものが
「忠七飯」である。
当時、鉄舟は剣(ピリッとしたわさび)・禅(海苔の淡い味わい)・書(ゆずの
香り高さ)の三道の意が盛り込まれ、我が意を得たりと喜び、忠七飯と名づけ
たという。

作り方は温かいご飯にもみ海苔をいっぱい混ぜておき、この上にわさび、ゆず、
さらし葱の薬味を添え、土瓶に用意されたかつお節のだしをかけて食べる。
今でこそ、どこの店にでもある"お茶づけ"の定番である。


下山してこのお食事に出会い、ザルの中に綺麗に並べられたお料理に胸が
躍った。乾いた身体にお茶づけはすごく美味しかった。
だし汁は、伝統に培われた上品な味だったと記憶している。
懐かしい思い出ではあるが、登山で汗を流し、仲間と語らいながらのお食事は
歳を重ねるごとにもっと必要になる気がする。もう一度食べたい「忠七飯」を
思い出させてくれたメル友に感謝した。

これらが日本五大名飯とされている
サヨリめし(岐阜県)
深川めし(東京都・江東区深川)
うずめめし(島根県・津和野町)
忠七めし(埼玉県・小川町)
かやくめし(大阪・難波)











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メモ帳142ページ目 高齢者の無料健診       

2011-09-08 15:54:34 | 日記
わが市が高齢者医療費の抑制と予防を目的に健康に関する色々な取り組み
をしている。65歳過ぎから健康管理に取り組む管轄部署から、無料診査受診
券を送ってくる。
高齢者が自己負担を嫌って外来受診を控えることで健康を害してしまいより
高度、高額の治療を必要とされる事への配慮かと思うが、各部署ごとではな
く一本化出来ないものかと思う。

介護保険高齢者支援課から「介護予防問診票」を受け取ったので、回答して
返送しておいた。先日、個人結果票が届き「老化の兆し」が見られます。の
判定結果が出た。わぁ~ショックと思い、質問票と回答を細かくチェックして
みると、尿漏れに関する問いに、重いものを持ち上げた時、笑いすぎた時に感
じた事があるに○印がついていた。おまけに結果を改善できる体操教室の申し
込みハガキが同封されていた。曜日違いで3教室設けられているが、働く私の
都合に合うものはない、当分は介護予防の恩恵には与かれそうにない。

福祉保険部健康推進課から「高齢者の口腔機能健診」の診査票がきたので、
仕事後、かかりつけ歯科医で健診を受けた。歯に関しては、去年3ヶ月かけて、
歯周病の抗生物質による治療を終えていたので、心配する要因はまったくなく、
診察台に座っても不安はない。しかしなんと歯周病が広がっているとの結果を
聞いて、力が抜けてしまった。早急に治療をした方が良いと云われ、来週から
通院となった。
「8020」(ハチマルニイマル)80歳になっても20本以上の自分の歯を保つという
目標で定期健診を受ける事を勧められた。

特定健康診査受診券、いわゆる年一の健康診断である。
早くに受診券を受け取っていたが、つい油断していて、あわてて予約をお願い
したが、9月末までなので、今年はもう空きが無いと断られた。
やむなく、隣町の協力医療機関で受診出来る事になったが、休暇を利用しなけ
ればならない。腹立たしいが無料で自分の健康状態が解かるのは有難いと思う
べきなのだろう。
早期発見、早期治療は理解できるが、医者に言われると急に不安になるから
不思議である。




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メモ帳141ページ目 ときめきの一輪       

2011-09-05 09:48:18 | 日記

台風12号は、日本列島を大暴れして去ろうとしている。
初秋の一週間が、台風で始まるとは、うんざりしてしまった。
被害を受けられた地方の方々にお見舞い申し上げます。

連日の雨の予報を上手くすり抜けて出勤する為に、家を出る時間を
早めたり、遅めたりと気苦労が多かった。
お蔭様で台風通過中は雨に降られずに済んだが、断続的にゲリラ化
する雨に、散歩もままならず、洗濯物がぶら下がる部屋で我慢にも
限界がきている。

今日は公休日だが、時々パラパラと雨が降るし、西空に真っ黒い
雨雲が張り付いている。
あ~ぁ 今日は外出をあきらめて、ゆっくり昼寝をする事にしょう
か、それとも頂き物の梅酒でほろ酔い気分になろうかなぁ~~

春にばら撒いたゴーヤの花が開いていた。
この一週間は、雨に風にさらされながらもゴーヤも上手く台風を
やり過ごしたかと思うとつい褒めてあげたくなった。
ときめきの無い日に、ささやかだナァ~と思いつつ嬉しくなった。

ベランダ越しに見える隣のお宅のゴーヤは、立派な緑のカーテン
の役目を果たしている。今日は30以上の花をつけている。
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メモ帳140ページ目 秋への期待      

2011-09-01 16:31:12 | 日記
今年の9月の始まりは諸手を上げては喜べそうにない問題だらけである。

野田新首相を迎えたが、挙党態勢で一丸となって復興対策に邁進すると
しているが、新内閣発足前に大連立を視野に与野党党首会談をすると云う。
具体的な政策に口を閉ざしたままでは大連立どころではないと思うのだが、
兎に角、泥だらけになっても信念を持って、長続きして欲しいと思う。

Tvの気象予報士が、大型で強い台風12号が勢力を保ちながら、明日~3日に
かけて四国から東海に接近、上陸の恐れありと盛んに注意を呼びかけている。
被害がない事を祈る。

防災の日、例年だとそれ程真剣に考えてこなかったが今年は大震災の恐ろし
さを見てからは、防災グッツの点検と入れ替えを積極的にした。
私の勤務地は立川活断層上にあり、大地震の危険があると云われているので
小さな地震でも緊張してしまう、3・11でも帰宅難民で避難所で一泊した事も
あり、わが身を守るすべを考えている。

わが町の夏まつりのフィナーレに「よさこい踊り」が行われた。
踊る阿呆も見る阿呆もこのイベントを境に夏の終わりを知る事になる。

町の中心を貫くように600M続く、けやき並木を各舞連がよさこい節にアレンジを
加えオリジナリティ豊かな踊りを披露する。
今年のテーマは東北へ「届けよう笑顔、届けよう元気」にふさわしく、踊り子の
元気溢れる踊りと笑顔、そして軽やかに打ち鳴らされる鳴子の響きが何時までも
耳に残った。

   

今日から9月、実りの秋、読書、スポーツ、食欲の秋、爽やかな風に誘われて
残り少なくなったカレンダーも踊りだしている。




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