メモ帳３０６ページ目 若葉は目も心も優しく癒す

新緑に抱かれるように出番を知っている花達が次々と開花している。

仕事帰りに途中下車して、何の目的もなくぶらりと公園散歩をしても、
この時季はからふりはない。

昨日は都立殿ヶ谷戸庭園によってみた。花桃、菊桃が満開を迎えていた。
駅から5分の近さにもかかわらず、緑豊かな静かな庭園である。
特にこの季節は、浅緑に彩られた木々の葉を透かして見る陽の光も優しく
感じられる。

今月は誕生月である。歳を重ねるだけの祝いは嬉しくもないし、もう必要も
ない気がする。
ただ健康に恵まれている今、思いのままに、自由に出かけられる事に感謝
しつつ、この先も季節の移ろいに感動し続けたいと願っている。
緑の爽やかな若葉の中で、くつろいでいると身も心も癒されて行くのが分かる。

メモ帳３０５ページ目 チューリップ畑は真っ盛り

春の嵐第2弾の強風にさらされているチューリップ畑の花々を思い浮かべ
心配している。
今年の国営昭和記念公園のチューリップ畑は、実に見事な配色に彩られ
見頃を迎えていた。

この公園は都内でも有名な桜の名所である。花案内パンフレットによれば
31品種の桜が次々と開花リレーを繰り広げているとあったので、最後の桜
を目当てに出かけたが、思いもよらずチューリップ畑に目を奪われてしまっ
た。

渓流広場の水路をはさんだ両側に、小さいが綺麗な配色を施した畑が点
在している。もはや小学校唱歌で歌われる♪咲いた～咲いた～赤　白　黄
色どころではない、106品種　21万球根のチューリップが5月中旬まで公園
内を彩る事になっている。アイスランドポピーも菜の花も最高に綺麗です。

4/14 4/29 は無料入園日の情報もゲットした。ラッキーな金曜日だった。
花スタンプラリーが始まってから、花情報とお天気情報に余念が無いこの
頃である。

メモ帳３０４ページ目 喫煙者を見守る1本桜

勤務地駅前に１本の桜の木がある。
いつもは駅2階のコンコースから見ている場所であるが、常に人々がたむろ
している。待ち合わせの場所でもない。
スーツ姿の会社員、学生仲間、恋人同士、等、多種多様な人々が、ゆったり
とタバコを吸っている。

ここは、あちこちで締め出された愛煙家の憩いの場所である。
タバコの煙には60種類ものガン性物質などの有害物質が含まれている事が
解っていても、値上げをしても、嗜好品からはおいそれと手が引けない喫煙
者が桜の下で一服し、ひと息入れて目的地へ向かう場所である。

そんな人々を見守るように毎年一番早く花を咲かせ、夏は葉を広げて日差し
をさえぎり、秋は紅葉し、1年中喫煙者を見守っている。
最近は、喫煙者を嫌う傾向があるが、この木は人を選ばない。



昨日は春の嵐・・台風並みの強風で桜はすっかり散ってしまった。
花の命の短い事は知っているが、いざ無くなってしまうと寂しい気持ちに
なる。

毎年桜の時季が近づくと、期待感で胸躍らせながら今か今かと待ちわびる
そして満開の桜を見ると日本人なら誰もが幸福感に満たされる。

しかし、満開から2週間で強風に蹴散らされて去って行った桜はあまりにも
はかな過ぎる。

メモ帳３０３ページ目 散歩道の桜

今日から新年度が始まる。
4月は官公庁や企業で入社式が行われ、新社会人がデビューする。

また、毎朝、集団登校する子供達も新学期を迎える。
来週からは真新しいランドセルを背負ったピカピカの一年生が集団登校の
列に加わり元気に通学路を歩いて行くはずだ。
何年もこんな光景を見てきたが、未来を担う子供達に過度の期待を懸けて
いる自分を反省する。

そして今日はエイプリルフールです。
若い頃は、他愛も無い嘘をついたり、つかれたりして楽しんでいたが、歳と
ともに忘れてしまっている。

嘘と云っても不快感を与えるものは駄目となると、自分の為につく嘘に限ら
れる。しかし、歳を取ると自分の為の嘘も見栄も、面倒くさい、在りのままの
姿を評価してもらえれば良しと思えるようになったからだ。

もともと、エイプリルフール（四月馬鹿）なんて云う日が馬鹿げているのだ。

4/1　朝一撮影の桜並木、昨日の花散らしの小雨に耐えた花はまだ綺麗です。

桜とベニカナメモチのコラボはまだ鮮やかです。

小雨まじりの風に舞い散った花びらで散歩道がピンクに染まっていました。