①ミワとウリ坊がこんなに大きくなっていました。
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②「神社仏閣」一言でいえるけれどまるで性質が違う両者。
神社は祭事(神様とのコミュニケーションの場、最大の役割は託宣を受ける事、つまり占い)を行う場所、仏閣つまりは”寺”は修行の場。
今は大して違わない、神仏混こう、奈良時代から仏と神が習合していった一面もあり、神と仏の境がなくなりつつあった。
しかし様々な時代を経て、神道と仏教はハッキリと区別されるに至った。
簡単に言うと冠婚葬祭を例に挙げて考える。一般の人が何処で葬式をやり何処で結婚式をやるか。
例外もたまにある、結婚式で経を上げる仏式の結婚式も有れば、死者を祭る神事もあることは確か。
しかし一般的には神社で葬式はしない。
前述のように神事とは神とのコミュニケーション、神社と言うのは神が一時的に宿る場所。したがって”穢れ(ケガレ)”を著しく嫌います。
神事を執り行うには禊をして穢れを一切取り除いてから行わねばならない。そして死体というのは神道にとっては穢れなのです。その神経症的なまでの潔癖さは、神を畏怖するところからきている。
それは日本の神は”たたり”の神だからです。
寺はどうか?寺に穢れの思想はありません。仏教は元々自分自身の人生を見つめるもの。つまり修行の教え。
日本人の精神的土壌はきわめて深遠です。
それは”たたり”を恐れる心と、”あの世の霊魂”を恐れる心です。
それがそれぞれ神道と仏教に受け継がれました。
神社の神は”たたり”の神。
仏教の仏は”あの世”の仏。
それは原始的なシャーマニズム(意のままに神や精霊と直接的に接触・交流し、その間に神意を伝え、予言をし、病気治療を含むいろいろな儀礼を行う呪術(じゅじゅつ)・宗教的職能者シャーマンを中心とする宗教形態をさす。以前は北アジア・極北地域に特有の宗教形態とみられていたが、今日では全世界的に存在する普遍的宗教形態とみなされるようになっている。)とアニミズム(ラテン語の「気息」とか「霊魂」を意味するアニマanimaに由来する語で、さまざまな霊的存在spiritual beingsへの信仰をいう。霊的存在とは、神霊、精霊、霊魂、生霊、死霊、祖霊、妖精(ようせい)、妖怪などを意味する。
)が転化したものです。
仏教の教えは日本の土着のアニミズムを受け入れる事によって変容しました。
シャーマニズムは卑弥呼に代表される古代民族の宗教観であり、アニミズムはアイヌなどの先住民族の宗教観だったのです。
”たたり”を恐れる心と”あの世”を信じる心は今でも日本人の心を強く支配しています。
日本人には無神論者が多いと言われますが、それは大きな間違いで、この2つの宗教心があまりに深遠で日常と結びついている為に、表面的に無神論に見えてしまうのです。
つまり特定の宗教を信じる信じないとか言う以前にそう言った宗教観が染み付いているのかもしれません。
関連して日本は治安が良いといわれています。それは元々そういった宗教観のせいかもしれません、日本人はみんな”たたり”を恐れていますから。
”たたり”を恐れる気持ちは現実の法律よりも人々に強く作用する事が多いのです。
そんなウンチクを発見した~
今日はコレまで。
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②「神社仏閣」一言でいえるけれどまるで性質が違う両者。
神社は祭事(神様とのコミュニケーションの場、最大の役割は託宣を受ける事、つまり占い)を行う場所、仏閣つまりは”寺”は修行の場。
今は大して違わない、神仏混こう、奈良時代から仏と神が習合していった一面もあり、神と仏の境がなくなりつつあった。
しかし様々な時代を経て、神道と仏教はハッキリと区別されるに至った。
簡単に言うと冠婚葬祭を例に挙げて考える。一般の人が何処で葬式をやり何処で結婚式をやるか。
例外もたまにある、結婚式で経を上げる仏式の結婚式も有れば、死者を祭る神事もあることは確か。
しかし一般的には神社で葬式はしない。
前述のように神事とは神とのコミュニケーション、神社と言うのは神が一時的に宿る場所。したがって”穢れ(ケガレ)”を著しく嫌います。
神事を執り行うには禊をして穢れを一切取り除いてから行わねばならない。そして死体というのは神道にとっては穢れなのです。その神経症的なまでの潔癖さは、神を畏怖するところからきている。
それは日本の神は”たたり”の神だからです。
寺はどうか?寺に穢れの思想はありません。仏教は元々自分自身の人生を見つめるもの。つまり修行の教え。
日本人の精神的土壌はきわめて深遠です。
それは”たたり”を恐れる心と、”あの世の霊魂”を恐れる心です。
それがそれぞれ神道と仏教に受け継がれました。
神社の神は”たたり”の神。
仏教の仏は”あの世”の仏。
それは原始的なシャーマニズム(意のままに神や精霊と直接的に接触・交流し、その間に神意を伝え、予言をし、病気治療を含むいろいろな儀礼を行う呪術(じゅじゅつ)・宗教的職能者シャーマンを中心とする宗教形態をさす。以前は北アジア・極北地域に特有の宗教形態とみられていたが、今日では全世界的に存在する普遍的宗教形態とみなされるようになっている。)とアニミズム(ラテン語の「気息」とか「霊魂」を意味するアニマanimaに由来する語で、さまざまな霊的存在spiritual beingsへの信仰をいう。霊的存在とは、神霊、精霊、霊魂、生霊、死霊、祖霊、妖精(ようせい)、妖怪などを意味する。
)が転化したものです。
仏教の教えは日本の土着のアニミズムを受け入れる事によって変容しました。
シャーマニズムは卑弥呼に代表される古代民族の宗教観であり、アニミズムはアイヌなどの先住民族の宗教観だったのです。
”たたり”を恐れる心と”あの世”を信じる心は今でも日本人の心を強く支配しています。
日本人には無神論者が多いと言われますが、それは大きな間違いで、この2つの宗教心があまりに深遠で日常と結びついている為に、表面的に無神論に見えてしまうのです。
つまり特定の宗教を信じる信じないとか言う以前にそう言った宗教観が染み付いているのかもしれません。
関連して日本は治安が良いといわれています。それは元々そういった宗教観のせいかもしれません、日本人はみんな”たたり”を恐れていますから。
”たたり”を恐れる気持ちは現実の法律よりも人々に強く作用する事が多いのです。
そんなウンチクを発見した~
今日はコレまで。