Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

ヴィーデルは四条烏丸の美容室です。フランス仕込みの技術 ナチュラルで優しく ふんわりとしたヘアスタイル

今日は雲ひとつ無いですね~

2012-04-04 12:51:37 | 映画
素晴らしいぐらいに良い天気です。
気温も暖かい。
あ~春だ~
アメリカ大統領選の舞台裏の陰謀や裏切りを、描いた政治ドラマ。
監督4作目となったジョージ・クルーニーは、「グッドナイト&グッドラック」よりも緊張感を少なくして、とらえどころのない政治の世界を風刺する。
主人公の選挙キャンペーン広報官、大統領候補、上司の選挙参謀、部下の選挙スタッフ、ライバル陣営の選挙参謀、勝敗の鍵を握る大物議員、スクープを追いかける新聞記者……すべてのキャラクターが“自分の中だけの理想主義者”として描かれている。
が、ほぼ全員が勝つためには手段を選ばないことが黒い笑いを醸し出す。
当然劇中では一刻と情勢や人間関係は変化。
時に敵味方が入れ替わる展開から目が離せない。
ジョージ・クルーニー、フィリップ・シーモア・ホフマン、と声のいい名優たちが揃った。
心理戦を、声の調子で聞き分けることができるのはなんとも楽しい。
一方で、男たちの汚い争いに巻き込まれる選挙スタッフ、新聞記者もハマり役だが、それぞれの役柄にもう少しひねりが欲しかった。
「冷徹な男性社会の犠牲になる女性」という構図は現代ではやや古い気がする。
実際の選挙は当選結果がすべてだが、この「スーパー・チューズデー」では、選挙戦の内実こそがすべてである。
クルーニーはこの現代の悲劇を、自らの血筋(父親はジャーナリスト)に逆らうことなく、冷徹な態度で一級のエンターテインメント作品に仕上げている。