トム・ハーディは何でもできる。
表情、存在感、迫力、ある種リミッターを外してはいけない俳優です。
「ダークナイト・ライジング」や「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でも、ある種キャラ的な役も演じてはいました。
今回はさらにキャラが引き立つ、アメコミもの。
予告編を見る限りでは、てっきりダークでバイオレントな方向性に振り切れるのだろうと思っていた。
しかし展開は小気味よく、VFXを駆使した映像も相まって意表を突いてくる。
「1つの肉体に2つの個性が同居する」様がなんとも言えない可笑しさ。
腹が減ると人間を食いたくなるヴェノムの厄介な性格をなだめ、うまいこと説得しながらピンチを切り抜けるハーディの演技も実にお見事。
挙げ句の果てには二人のコンビネーションがうまく回転し、本作は各々が長所を生かし欠点を補いあった極上のバディ・ムービーへと進化を遂げていく。
ここまでくるともうなんだかヴェノムが意外と“イイ奴”に思えたりもするから不思議。
実は体内に響くヴェノムの重低音ボイスも、実はハーディ自身が声をあてている。
結果、またしても彼の身から溢れるオーラを彼自身の力で制御する怪作となった感は強い。
ヴェノムとハーディ、二人のバケモノの規格外の魅力を存分に楽しみたい。
表情、存在感、迫力、ある種リミッターを外してはいけない俳優です。
「ダークナイト・ライジング」や「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でも、ある種キャラ的な役も演じてはいました。
今回はさらにキャラが引き立つ、アメコミもの。
予告編を見る限りでは、てっきりダークでバイオレントな方向性に振り切れるのだろうと思っていた。
しかし展開は小気味よく、VFXを駆使した映像も相まって意表を突いてくる。
「1つの肉体に2つの個性が同居する」様がなんとも言えない可笑しさ。
腹が減ると人間を食いたくなるヴェノムの厄介な性格をなだめ、うまいこと説得しながらピンチを切り抜けるハーディの演技も実にお見事。
挙げ句の果てには二人のコンビネーションがうまく回転し、本作は各々が長所を生かし欠点を補いあった極上のバディ・ムービーへと進化を遂げていく。
ここまでくるともうなんだかヴェノムが意外と“イイ奴”に思えたりもするから不思議。
実は体内に響くヴェノムの重低音ボイスも、実はハーディ自身が声をあてている。
結果、またしても彼の身から溢れるオーラを彼自身の力で制御する怪作となった感は強い。
ヴェノムとハーディ、二人のバケモノの規格外の魅力を存分に楽しみたい。