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音の無いエンドロールから始まる。
そして少し音が入った冒頭のシーン。
響く声、小さな咳払い。
それほど傲慢だったわけではない、すごく素行が悪かったわけでもない。わがまま過ぎるわけでもない。現実のシーンの様に映し出される情景も、主人公の心の揺れや変化にリンクする。
孤独感、暗い虚無感、汚れ、アンダーグラウンド、全てが主人公以外には理解されない、もしかしたら主人公自体も気付いていないのかもしれない情景。
積み重なった事実が大きくなりすぎで、崩れ去るとき、彼女が生業として扱っていた、また作り上げていた「音」が、大きくなり、不協和音と変化する。「音」にも彼女は裏切られた。自滅する「地獄の黙示録」をモチーフに、自らが求めていた「性」に裏切られ、生身の「性」に吐き気をもよおす。まさにエンドロールは破滅の「音」
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