Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

ヴィーデルは四条烏丸の美容室です。フランス仕込みの技術 ナチュラルで優しく ふんわりとしたヘアスタイル

違うチャスティン

2017-12-14 09:51:12 | 映画
戦時下、ナチスの目を逃れて、少しずつユダヤ人を救い出していくことは生ゴミの回収という隠れ蓑を機能させることで主人公夫妻にとっての一種のルーティンだった。
ルーティンはナチス占領下という非日常の中のひとつの日常となっていた。
優しい夫が嫉妬のあまり、外での戦争の悲惨さは家にいると分からない、と妻を詰め寄る。
兵士になれない妻は家を守る以外に選択肢はない。
終戦後、結局男たちが帰る場所は妻が守っていた家と言う矛盾に似た現実。
妻が経験できないことを取り上げて「お前には分からない」と責めたり、やり込めるのは、現代の夫婦間でも見受けられるような。
お前には酒の付き合いの大事さが分かってない、とか。
戦時下の日常に於ける残された人たちの闘い。
これは『この世界の片隅に』と共通する要素です。
淡々と時間を追っていく描き方も似ている。
劇的でなくてもジワジワと感情が揺さぶられ、心の深いところに何かが刻まれる、『この世界の片隅に』と同様、いつまでも心に残る。
『女神の見えざる手』でジェシカ・チャステインの演技を競演させ、『否定と肯定』でナチスのホロコーストについて全く違う観点から迫らせる。
才能って怖い。


その後

2017-12-13 08:28:26 | ボクの私生活
指導要綱から坂本龍馬、ガリレオガリレイ、等が削除されるという情報が出ています。
個人的に好きな方々からは削除するとは何たることか...的な発言もあると聞いております。
あくまでも個人の好みなので、必要と思われる方々からは反発を買いますが、不必要と思われる方々からは何の発信もありません。
そんなものかと。
基本的にそのような方々は、作家の方々が掘り下げた書物を執筆されることによって、世に知らしめた経緯があるとは思われます。
ファンの方々も歴史の教科書でなく、後付けで、自身の好みで本を選ばれて、その個人を深堀されたわけですから、これからの若者も、興味のある方は自身で書籍などを購入されて深堀されればよいのではないかと。
もしかすると、歴史教科書に名前が記載されていたから、その人物に触れる事が出来て、それがきっかけでその人物を深堀したという意見もあろうかと。
書籍を読み漁る私からすれば、興味のある方は好んでいろいろな本を買って、疑問符を解消していきますし、そうでない方々は、違う分野で詳しくなったり特技を伸ばされるのでは。
自国の歴史を知ることは大事だとは思いますが、一生不必要かもしれませんし、必要になればその都度知識を深められると思います。
基本的に何でもレールを敷いて、押し付け的に指導するよりは、自分から自発的にそれに向かう人たちのほうが詳しくなると思います。
教育は多くを教えることによって、どのような職種にも赴けるように基本的なことを指導します。指導されたことを取捨選択し、その学んだことから興味のあることがあれば、高度な教育を受けることによって、より深め、より専門的になられるのでは。
想像してみてください、みんなが坂本龍馬について詳しければ... 変ですよね。
そんな感じには今の世の中はなってはいません。
今までも数々のことが指導要綱として変更され、更新され、続いてきていますが、極端におかしくなっては、いないのであれば、大丈夫なのでは。
年長者は若者のことを「最近の○×は...」的な発言もありますが、これはいつの時代にも有ったこと。
私は若者ではありませんが、最近では「最近の年配者は...」なんて思うことも多々あります。
結局坂本龍馬を知っていようが、ガリレオガリレイを知らなかろうが、....
そう思うニュースソースでした。
あくまでも個人的見解です。


長くかかりました

2017-12-12 09:11:23 | 町ネタ(京都編)
開店すると聞きながら、なかなか開いた気配がなく。
やっとスープが出来上がったのか、新規オープンにこじつけられました。








店内は見えないので、一見高級ラウンジ風です。
四条河原町の裏手の西木屋町界隈にあります。
かの、食堂おがわサンの支店としてオープンされたラーメン屋さん。







メニューが分かりずらいのですが、ちょっとアップにしてみました。
ラーメンは普通のラーメンとつけ麺の2種類。
スープがそれぞれ2種類で「こはく」と「しろ」
そしてトッピングに煮タマゴで副菜にカラ揚げやジャコご飯。








コハクは柚子のあっさりスープで奥行きが深いです。
シロは濃厚白湯。
で暑いスープを飲みたければ普通のラーメンを。
つけ麺の出汁はぬるいのです。








から揚げはカナリカリカリで香ばしいですね。美味しい。
付属の柚子胡椒は辛すぎるので注意してください。
開店時は店の前に並んでいますが、店を開けると近隣の迷惑にならないように、斜め前の本店の食堂おがわの前に並びます。
土日なら11:00頃から、平日なら11:20頃から並ぶのが良いかと。
月曜日でも10人は並んでいましたね。
まだ噂になっている範囲も狭いので、今のうちに行くのがよさそうです。
☆☆☆☆


最近のテナント形態

2017-12-11 09:01:40 | 町ネタ(京都編)
最近の新しいテナントの何割かは、新設のホテルにできるケースが多いです。
ホテル自体が飲食部門を持たないから、外部からも入れるように工夫をして、ホテルにテナントを募集していますね。








こちらもそんな一つ。
祇園には餃子専門店が、意外にも多くできています。
こちらは基本、立ち飲みスタイルの餃子専門店。
化学調味料を使用していないのと、ワインや泡も飲める店。








水餃子から焼き餃子まで。
流行りのパクチーやトリュフまでも網羅。








調理する時間が意外にかかるのが餃子なので、サクッと入ってサクッと食べて帰るというのは困難ですが、気軽に入れて帰れます。
でも、ちょっとコスパが悪いかな。
案外高いかも。


パーティーの師走

2017-12-10 08:36:31 | 映画
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のジョン・キャメロン・ミッチェルが、ニール・ゲイマンの自伝的短編小説をベースに生み出した、キュートでちょっとヘンテコな“ボーイ・ミーツ・ガール”ムービー。
1977年のロンドン郊外のクロイドンを舞台に、パンクに夢中な高校生と、異星人の美少女の恋が描かれる。
2人が出会うのは、エンが友達と忍び込んだ奇妙なパーティ。斬新なデザインの服を着て、パフォーマンス・アートのような動きをしている人たちを、エンたちはアメリカ人旅行者だと思いこむが、実は彼らは異星人だった!
リーダー的存在で口うるさいペアレンタル・ティーチャーへの反抗心から、ザンはエンと一緒にパーティを抜け出すが、ザンは48時間後には遠い惑星へ帰らなければならなかった。
乱暴に言ってしまえば、これは「ローマの休日」のアン王女を異星人に置き換えた「ロンドンの休日」だ。
大人への反発心を共有するエンとザンのストーリーに、体制への反抗や自由への欲求が原動力であるパンクほどふさわしいものはないだろう。
最初は「パンク?」と初めて聞くワードにキョトンとしていたが、お仕着せの服にハサミを入れて脱ぎ捨てて、パンクバンドのボーカルとしてステージに立つザンの眩しい変貌ぶりには、エンならずとも目が釘付けに。
シャイで恋愛経験のないエンが、ザンの星独特の愛情表現に戸惑うシーンの童貞感や、エンとザンがツインボーカルで歌うことで一心同体化するシーンのエクスタシーも効果的。
人間のセオリーに収まらない新鮮な恋愛描写が、すべてのことにドキドキした初めての恋愛の甘酸っぱくてほろ苦い記憶を呼び起こす。
ロンドン・パンクを渦中で経験したサンディ・パウエルによる衣装を筆頭に、エンが作っているミニコミ誌に登場するキャラクター“ウイルス・ボーイ”の扱い方、ザンを取り戻しに来た異星人たちと地球のパンクスたちとの噛み合わないやりとり、77年当時の楽曲とこの映画のために結成されたバンド“ディスコーズ”によるオリジナルナンバーが入り交じるサウンドトラックなど、本作の魅力を数え上げればきりがない。
その実態は、“ボーイ・ミーツ・ガール”ものの枠にとどまらない、普遍的で大きな愛の物語。15年後のエンが目にする光景に、存分に驚いてほしい。