知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『松江・出雲の旅の車窓からの沿線風景、里山に竹林が拡大!』 『昔見た総武本線沿線の里山に孟宗竹・真竹の竹林拡大が関東以西全体に?』

2023-02-25 12:23:08 | 風景

『松江・出雲の旅の車窓からの沿線風景、里山に竹林が拡大!』

『昔見た総武本線沿線の里山に孟宗竹・真竹の竹林拡大が関東以西全体に?』

 

先日、新幹線と、JR在来線と、私鉄ローカル線で、松江・出雲を旅して、車窓から見た沿線の風景、里山に竹林が拡大されているのに驚かされました。

 

『八雲立つ出雲』の風景にも散見される竹林拡大

数年前に、総武本線を利用した時を思い出しました。 当然ですが、昔、50数年前に飯岡駅津田沼駅間の通学時に見た車窓風景とは様変わりし、線路沿いにも立ち並ぶ住宅が増えています。 それでも、総武本線の沿線の田畑の奥に重なる里山は、それ程は、住宅地化されず、かなり残っていました。 神奈川・東海地方では、里山の天辺まで、かなり住宅地になっています。

 

しかし、総武本線沿線の、里山群は、半世紀余前と比較して随分竹林に浸食されています。 この里山に増えた、多島海状に分散した竹林群の増加は、筍栽培のために、人為的に移植したものと思われます。 自然の拡大であれば、竹林はもっと『分散せずに集中大型化』するはずです。

 

この度の山陰地方の旅で、車窓に見た竹林の繁茂の様子は、昔、50数年前に、総務本線で見た車窓風景と同じでした。

 

ウェブ情報から抜粋・引用です

竹林が分布する可能の高い地域は西日本に多く(地図上の赤色の地域)、都道府県別の分布平均確率は長崎県、佐賀県、山口県、千葉県、福岡県、大分県島根県、京都府、兵庫県、静岡県で高い。 逆に大型タケ類の分布北限と考えられる北海道、東北各県では分布確率は低くなっている。 これらの竹林の分布確率が高い地域では、竹林が広く拡大しているか、または今後の拡大が予測されることから、モニタリングや早めの拡大防止対策が必要である。 特に、これまで自然環境保全基礎調査の植生図のレベルではほとんど竹林が記載されていなかった鳥取県、愛媛県、長崎県などにおいても、実際にはかなりの面積で竹林が分布していると考えられることから、特に注意が必要である。

 

竹林が分布する可能性の高い地域を示した地

この地図では、竹林分布の実態把握や今後の分布拡大防止への対策の基礎とするため、先行研究によって環境要因から推定された竹林が分布する可能性の高さを、竹林分布確率として表示した。

ウエブ情報から引用

島根県の竹林では、近年タケノコ生産の減少など竹林利用の減少に加え、過疎化や竹林所有者の高齢化が進んでいるため、竹林の放置荒廃化が進み、竹林の造林地や宅地等への侵入が発生して、大きな問題となっています。

そのため、竹林の荒廃や拡大防止を図るため、タケ有効利用技術が求められています。 中山間地域研究センター資源環境課ではタケ利用技術の開発を、農業、畜産および林業各分野の共通課題と位置づけて、試験研究を進めています。

中山間地域;日本における地域区分のひとつで、平野の外縁部から山間地にかけての地域を指す。日本の国土面積の約7割を占めている 。

 

竹林の拡大防止は、『昔よく見た、道端の雑草が畑に侵入するのを防ぐ、深さ1ⅿ前後の溝』、と同様の溝を、竹林の周囲に造るか、溝に代えて地中に、1m前後の遮蔽板を造ることが有効と言われますが、これが徹底されているか、興味は尽きません。 この溝の日陰の水は、湧き水で冷たく、スイカやウリを冷やして、海で遊泳の帰路に食べるのが楽しみでした。 竹林拡大問題は、筍栽培が儲からなくなったことと、竹林の手入れ不足の複合原因ではないでしょうか。

(記事投稿日;2023/02/25、#630)

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『南アフリカのケープタウンの風景(世界で最も美しい街の一つ)』 『ケープ半島は、地中海性気候であり、はっきりとした季節が!』

2023-01-22 23:09:32 | 風景

『南アフリカのケープタウンの風景(世界で最も美しい街の一つ)』

『ケープ半島は、地中海性気候であり、はっきりとした季節が!』

『テーブルマウンテン、デイビルズ・ピーク、ライオンズ・ヘッドなどの山が』

 

千葉県の九十九里海岸の東北端の飯岡町で、小中学校時代は、年中農作業の手伝いと、夏は土用波の海で育ちました。 高校時代に始めた山歩きは、岩や雪山まで進みましたが、20代後半に始まった海外駐在は、海と縁のある港町、香港・パナマ・シンガポールに、トータル22年も、住んだことありました。

 

山男の経験からの習性でしょうか、洋上の岩塔や山並みには、いつも憧れてきました。 昔、地理や歴史で習った南アフリカ共和国の『ケープ半島・ケープタウン・喜望峰(Cape of Good Hope)』には、それほど引き付けられるものではなかったのですが、ウエブ情報で一枚の写真を見まして、遅くはない、これからマップ上の登山を楽しもうと思いました。

 

ケープ岬(衛星画像より作成)(写真の左が北、上が東)

右下の入り江がフォールス湾、湾奥がケープタウン、湾を囲むケープ半島、先端が喜望峰。

ウキペデイア情報から引用

ケープ半島は地中海性気候でありはっきりとした季節がある。 冬は寒く、平均最低気温は摂氏7℃。 年間降水量の大半は冬に集中しているが、市の南部ニューランド郊外は南アフリカ共和国内で最も降水量が多い。 峡谷部や海岸部の年間平均降水量は515ミリだが、山間部では1,500ミリにもなる。 夏は暑くて乾燥しており、気温は温暖であり平均最高気温は26℃である。

 

ケープタウンの中心はケープ半島の北の端に位置し、テーブル湾に面した地区、この地区は北をテーブル湾、西をシグナル・ヒルとライオンズ・ヘッド、南をテーブルマウンテン、東をデイビルズ・ピークといった山々に囲まれほぼ円形をしており、その形からシティ・ボウルと呼ばれている。 ケープタウンよりシグナル・ヒルをはさんで西に位置し、その背後に見事にそそり立つテーブルマウンテンは1000メートル以上の高さを持ち、ほぼ垂直の崖で取り囲まれている。 この半島を背骨として貫く山脈が大西洋の中を南に張り出し喜望峰となっている。 ケープタウンの中にある300mを越える頂は70以上ある。

 

テーブルマウンテン

ウキペデイア情報から引用

ケープタウンの多くの郊外住宅地区は半島と本土を結ぶケープ・フラッツにある。 ケープ・フラッツは海底が隆起して出来た陸地であり、大方は砂っぽい地質である。 テーブルマウンテンは、かつては島だったことになる。 ケープ・フラッツはアパルトヘイト時代に市中心部の第6地区(ディストリクト・シックス)から強制移住させられたカラードたちの居住区であり、現在でも低所得者層の居住地となっている。 近年では東から流入してきたコーサ人が優勢な地区となっている。

 

テーブルマウンテンにテーブルクロ

ウエブ情報から引用

市街地の背後に見事にそそり立つテーブルマウンテンは1000メートル以上の高さを持ち、この山にときおり薄い雲がかかったりすると、その外観から「テーブルクロス」などと呼ばれることもある。ケープの気候は変わりやすいため、テーブルクロスのかかっていないテーブルマウンテンはめずらしいほどである

 

ケープタウン大学のメインキャンパス(バックはデイビルズ・ピーク)

ウキペデイア情報から引用

現代は『宇宙船地球号・奇跡の星・水の惑星が「人新世」時代へ』に入りました。 掛け替えのない風景は大事に守っていきたいものです。 まだ間に合いますのは、『温暖化・海水温上昇! 地球を冷やす術(すべ)はないが? 身近なこと「節電」「節水」「節食」「プラチック製品削減とプラチック改良」「木を植え、手入れ」をやろう』で地道に、身辺・足元から頑張りたいと思っています。

(記事投稿日:2023/01/22、#621)

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『総武本線 夏景色、里山に孟宗竹・真竹の竹林拡大はなぜ?』ー竹林の周囲に溝を造るか、溝に代えて地中に、1m前後の遮蔽板を造るー

2020-12-02 21:27:55 | 風景

   『総武本線 夏景色、里山に孟宗竹・真竹の竹林拡大はなぜ?』

ー竹林の周囲に溝を造るか、溝に代えて地中に、1m前後の遮蔽板を造るー

 

先日、久しぶりに総武本線を利用しました。 当然ですが50数年前に一時間半の飯岡駅津田沼駅間の通学時に見た車窓風景とは様変わりし、線路沿いにも立ち並ぶ住宅が増えています。 それでも、総武本線の沿線の田畑の奥に重なる里山は、それ程は、住宅地化されず、かなり残っています。 神奈川・東海地方では、里山の天辺まで、かなり住宅地になっています。

 

  しかし、総武本線沿線の、里山群は、半世紀余前と比較して随分竹林に浸食されています。 この里山に増えた、多島海状に分散した竹林群の増加は、筍栽培のために、人為的に移植したものと思われます。 自然の拡大であれば、竹林はもっと分散せずに集中大型化するはずです。

 

千葉県では里山エリアで竹林拡大です。 先ずは、ウェブ情報です。

竹林拡大の現状

  放置された竹林の拡大状況を明らかにするため、千葉県内の 7ヶ所で、過去の航空写真を用いて、30 年間の竹林面積の推移を調査した結果、竹林は増え続け、この 30 年間で 4.010.6 倍(平均 6.7 倍)の増加が認められた(下図)。 本県でも竹林拡大の顕著な事例と考えられるが、全県的に竹林拡大は進行していることから、早急な対策が必要である。

   日本の竹林は、161千ヘクタールに上り、その99%を孟宗竹と真竹が、3:1の割合で占めています。 孟宗竹は18世紀前半に、他の真竹類は8世紀頃に中国から持ち込まれた外来種だと考えられています。

 

興味のある論争があります。 ここでもウェブ情報の抜粋です。

  以前、NHK「クローズアップ現代」で竹林の拡大問題が放映されました。   その内容は、『竹林拡大の実態は、あたかも自然拡大が10倍になったかのように受け取られる内容』でしたが、 それは事実でありませんと、反論したのが、竹文化振興協会専門員 渡邊政俊氏でした。

 

 反論の骨子は『京都府南部の田辺・山城地域では1953~85年の32年間で竹林面積が約10培に拡大したと報じられた。 これは鳥居厚志・井鷺裕司両氏(森林総研)の研究を紹介したもので、同報告では53~78年の25年間の拡大(約7倍)は、ほぼ人工的に植栽されたもの、そして78~85年の7年間の竹林増加(約1.4倍)は森林が自然に竹林に置き換わった場合がほとんどと述べています。
 

  すなわち、53~78年の25年間の拡大(約7倍)は筍栽培が有利な経営であったことから、農民が人為的にタケノコ栽培竹林を拡大したものであって、 現在問題視されている竹林の拡大には当たりません。つまり、『1978年以降7年間の拡大がいわゆる自然拡大で、 その面積は約1.4倍だけなのです』と。
     

  さらに、竹林拡大の理由について
現在、竹林の多くは放置された状態にあります。 これは、近年、近隣諸国から筍が大量に輸入されるようになり、 これがタケノコ栽培農家に大きな打撃を与えているからです。
     

  つまり、栽培農家はタケノコ生産に経済的メリットが見出せなくなったことから竹林が放置されるようになった訳です。 しかし、放映では、『竹林が放置されたため、竹林が拡大した」という説明でしたが、 竹の生理・生態的な特徴からみて、そのような説明は適当ではないと考えます』と反論です。

 

 竹林の拡大防止は、『昔よく見た、道端の雑草が畑に侵入するのを防ぐ、深さ1ⅿ前後の溝』、と同様の溝を、竹林の周囲に造るか、溝に代えて地中に、1m前後の遮蔽板を造ることが有効と言われますが、これが徹底されているか、興味は尽きません。 この溝の日陰の水は、湧き水で冷たく、スイカやウリを冷やして、海で遊泳の帰路に、食べるのが楽しみでした。 竹林拡大問題は、筍栽培が儲からなくなったことと、竹林の手入れ不足の複合原因ではないでしょうか。

                                                                   (20180819纏め 20201202追補 #027)

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『横浜港大さん橋の「くじらのせなか」は、美しい木目色だった』―雨に濡れる黒色の『くじらのせなか』は渋いが、これはこれでいいー

2020-11-26 22:50:29 | 風景

    『横浜港大さん橋の「くじらのせなか」は美しい木目色だった』

  ―雨に濡れる黒色の『くじらのせなか』は渋いが、これはこれでいいー

 

アラ喜寿がずーっと、心残りになっていること、美しい木目色の『くじらのせなか』を撮りそこなったことです。 雨に濡れる黒色の『くじらのせなか』は、渋いが、日本人の自分には、ずーっと『くじらのせなか』は美しい木目色で、居て欲しかった。

 

KingJackQueenの表示は鮮やか、それでも美しい木目色に未練が。

 

この線、直線構図が何とも言い難い、それでも美しい木目色に未練が。

 

(20180519纏め 20201126追補 ♯016)

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