『外国・台湾の記憶 3(今の台湾事情、リーダーがつくるIT・AI先進国)』
『「人と物の最適移動手段」と「商店街の維持開発」を国家規模で最適判断』
先日、NHKBSPで『街歩き(再)台北&台湾』を見ました。 30年余も昔のことですが、商用で1年、滞在しました。 当時見た風景・印象と同じ風景を、今回の番組で、懐かしく思いだしました。
- 昔と同じようにバイク普及率高く、さらに増え続けるバイクで台湾は物流コストの徹底削減(日本はバイクは減り続け、平均1.3人乗車の幅広タイヤの4輪車が増える日本。
- 台湾中の都市には商店街が数十年前の姿で、幾分、補修・リフォームされ継続し、有効利用されている。 商店と付帯住居費用の節約。
- 宗教にも寛容で、伝統的な宗教の中で最も大きな割合を占める仏教と道教は、ある程度重複し、境界はあまり明確ではなさそうです。 廟寺院数は微増しているようです。 世界中が荒んでいる時代人々の物心両面の安寧維持継続に。
台湾では、恵まれた諸条件の中で、教育や基礎研究等に、全力を挙げているように感じました。
安い移動手段:当時は、自転車、今は、バイク
ウエブ情報から引用
台湾は、世界一の人口当たりバイク普及率を誇ります。 その割合は2001年時点で人口100人当たりなんと65.3台!と突出して多く、2位のマレーシアの約2倍もの普及率です。 一般的にGDPが3,000ドルを超えるとバイクから車にシフトすると言われていますが、台湾は既に10,000ドル超で、車も充分普及しています。 それでもバイクが圧倒的なのは、気候やガソリン価格の高さなどの要素もありますが、一番大きな要因はバイクの為のインフラが非常に充実している事にあります。
住宅事情、台湾の主要都市には沢山の商店街が現在も
台湾の主要都市は直轄市;台北市、桃園市、新北市、台中市、台南市、高雄市、 市; 基隆市、新竹市、嘉義市 には商店街が数十年前の姿で継続し、残っています。 使えるものは、どんどん使い、できるだけ、お金のかかる建て替えなどは、しないようです。
ウエブ情報から引用
豊かで多様な台湾の宗教
何世紀にもわたってさまざまな民族の人々がこの島、台湾にやって来ました。その結果、台湾の多様で包括的な民族性が作成されました。 たとえば、宗教的多様性指数において台湾は第2位、シンガポールに次ぐ地位をしめる。
伝統的な宗教の中で最も大きな割合を占める仏教と道教は、ある程度重複し、境界はあまり明確ではありません。 台湾の人口の中で、仏教は約35 %、道教約33%、「一貫道(いっかんどう)」などの他の伝統的な宗教は約2.6%を占めます、汎仏教道教体系の人口の割合は70%近くです。
この信心深い人たち・台湾人の性格・特徴は、
- 明るくおおらかな南国気質
- 親日派が多い
- まじめに働く人が多い
- 仕事のスピードが早いが、計画性がない部分も
- こまめな報連相の習慣はない
- 転職に対してポジティブ
- 残業は好まない等々
と、日本人から観測されていますが、この台湾の人々をして『ITとAI』大国として発展させた要因は沢山ありますが『交通手段・システム』『商店街と住宅事情』等で出費削減、『教育や基礎研究等の充実』に注力されていると推測されます。 部分(個人・グループ)最適ではなく、全体(国家)最適の総合判断をするリーダーの元、最近数十年の大発展は凄いです。
(記事投稿日:2023/12/20、#710)