『写真の魅力(思わぬ結果に驚き 4)難しいノ-ファインダー撮影』
『池縁の猫を狙うも、セントバーナード犬が突然わがもの顔で登場』
昔のことですが、上野公園の不忍池で、不思議ことに水の嫌いな猫が池縁を散歩中(水鳥を狙っていたのかも?)の写真を撮ろうと狙っていました。 猫を巨大に撮ろうと、広角レンズのカメラを地面に置いてです。 その時、突然巨大なセントバーナード犬の登場です。
茶トラ猫と、巨大なセントバーナード犬の遭遇は、まさに千載一遇のチャンスでしたが『ノ-ファインダー撮影』では、構図などは、当然確認できません。 せっかくの一眼レフですので『ウェストレベルファインダー』にしてあればと思ったのですが後の祭りでした。 ノ-ファインダー撮影結果がこの最悪の写真でした。
『オイオイ、でっけぇなー、ちょっと、そこを通らせてよ』
素人の悲しさ、二度とないシャッターチャンスをいかせませんでした。 しかし猫の表情が、怯えもなく、落ち着き、なかなか良いので地元(昔、済んでいた茨城県南の小さな町)の写真同好会の定期写真展に出してみました。 写真展の受付当番の日は、いつもですが、自分の作品の近くに立ってそれとなく、お子様方の声を聴くことにしていました。
この時の、男の子とそのお母さんの会話です。
『セントバーナード犬、頭半分が切れているけど、どうして、お母さん?』
『このような。狙いと構図で撮ったのですよ!』
武士の情けならぬ『日本のお母さんの情け』を知った瞬間でした。
(記事投稿日:2023/10/20、♯694)
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