アケミーナ 

イタリアでホームステイをしていた野菜とワインのソムリエ⭐︎アンチエイジングに取り組んでいます♪

コウサイタイ

2012-03-23 | 野菜

アブラナ科ヨーロッパ原産
菜花と同じく、春を告げる野菜として知られている中国野菜 
第二次世界大戦中に日本へ渡来しましたが、定着しませんでした
意外にも青梗菜よりも早く日本に入り、最初に作られた中国野菜としても知られています

菜花より少し甘みがあって、ビタミンA、B、鉄が多く中国野菜の中でも栄養価が高いんです
アスパラガスやワラビのような「ぬめり」や食感
そして食べやすく、特に茎が美味しいんです

炒めや揚げものにされることが多いですが、
私は、さっと茹でてマヨネーズやピーナッツで和えて食べるのが好きですね
また、穂先の黄色い小花や赤紫色はお料理のアクセントにもなります

コウサイタイの赤い色は長時間加熱すると緑色に戻ってしまいます
そこで、短時間調理のレンジににしてみました!
!?色が残ったかな(^_-)-☆
これは、夫のお弁当のおかず、彩の一品となります


コウサイタイは、菜の花同様鮮度が命!
手に入ったら早めにブランチング(加熱処理)して保存してください

春には、春ならではの味と香り…
春野菜の苦みは冬の間に蓄えた脂肪を溶かし、ビタミンの補給、そして老廃物排泄といったデトックス効果が期待されます
色つながりの近い話では、ムラサキキャベツ(赤キャベツ)の色素アントシアニンは、
キャンディーやゼリーなどの着色料(赤紫色)として使われていること
変わり品種のアブラナ科のものとしては、サボイキャベツ(縮緬甘藍/ちりめんきゃべつ)!
白菜のやわらかい部分のように縮れた葉を持つ、濃い緑色のキャベツがあります
トロミのあるものがよく絡みます

さて、有良明美のウンチクです!
英語でcabbagehead(キャベツ頭)は「石頭」の意味
巻きが密で固い、ドイツ系品種のことをいっているのでしょうか…?
なお、フランスではキャベツをchouといい、「シュークリーム」のネーミングはここからきています
作曲家のドビュッシーは娘を「キャベツちゃん」と呼び、愛娘のために『おもちゃ箱』といった作品を生みだしました
アメリカで、幼い頃「キャベツから生まれた」と聞かされた逸話を元に作られた
「キャベツ人形/キャベツ畑人形」が、ブームを巻き起こしたこともあります


補足説明
コウサイタイは、実は家庭菜園向きで、
秋に種をまき、寒くなると色が濃くなり、1月から摘み始め、都度わき芽が伸びてきます
病害虫の被害も少ないですし、3月頃までこれを繰り返せますので、
狭い場所で、効率良く栽培出来る栄養価の高い中国野菜としてお勧めです

それでは皆さま、ごきげんよう!また明日(^_-)-☆



コメント
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