待ちわびている桜の開花をまてず、ひと足お先にテイスティング
毎年完売になることもあるワインが到着です
『待ちわびた桜!』あの、サクラ・シラーズですね
贈りものにもピッタリ!飲んで良し、目で見て楽しんでも良し、
しかも情感に響くという親しみやすく、チャーミングな味で
日本×オーストラリアの架け橋でもあります
【サクラ・シラーズ 2010 ウインダウリー・エステート:3000円前後】
ラベルの花は、カウラに咲く桜、(オーストラリア・ニューサウスウェールズ州)
★サクラ・シラーズとは?★
第二次世界大戦終戦前、当地で捕えられていた日本兵1千人余が、脱走を企てました
捕虜として散るよりも、日本人としての誇りを貫こうと。
結果200名以上もの死者がでて、その事にカウラの人々は心を痛めました
彼らを手厚く葬り、その地を日本の領土と決め、日本人墓地、日本庭園や日本文化センターを設立
日本人墓地から日本庭園までの5kmの間に、約2000本もの桜を植え、毎年桜祭り(10月頃)が行なわれています
どちらの立場からしてもやむを得ない、悲しい事実ですね…
国際理解を象徴する並木道としての桜。この桜をモチーフにしたのがウッドブロック社サクラシラーズのエチケット(ラベル)
近年、TVでドラマ化されたり、漫画で取り上げられ、ここ5年くらいですかね、毎年、問い合わせが増えているそうです
※ワインの売上の一部は、今もカウラで行われている『桜祭り』に寄付されています有良 明美のワインウンチク
ラベルに一目惚れするかたも多いこの「サクラ・シラーズ」
私の感想では、スパイス風味のブルーベリージュース(ジューシー!)
アルコール度は13.5度ですが、それ以上にトロミのある涙(グラスの壁面をか流れる雫の形状)を感じ、
渋みや苦みといった(タンニン)もきちんとありますが、女性も飲みやすいミディアムボディでフレッシュです
ビターチョコやカカオパウダーの香りも…
塩漬けの桜の葉を巻いた、桜餅を想像させる何とも言えないニュアンスもあり
日干しされたイチゴやローズヒップティーのような柔らかな酸味があります
幅広い方にお勧めできる、微笑みがでそうな美味しいワインです
写真の和菓子はこの時期に作られる紅白餅
兄嫁の実家、毛利町にある「もみじや」で製造販売されている商品です 店舗案内はここをcrick→
我が家では、玉ねぎとニンジンたっぷりのミートボールと友に…
お弁当用に多めに作りましたが、相性が良くてついパクパク食べてしまいました
ミディアムボディで、魚ともご飯ともわりと違和感なく食事できます
オードブルやパーティー料理にも合わせやすい、有良お勧めワインですマイダーリンへ…美味しいワインをいつもありがとう!
さて、他にも桜つながりのワインといえば、スペインの【セリェール・ピニョル サクラ・ナトゥーラ】ボデガ・セニョール・ピニョル社
ラベルは、ボルドーレッドや若草色の単一色で、由縁も違いますがもう少しお手頃に楽しめます
味わいは濃く、ベリー系でも皮の黒っぽい方が多い印象、メントールのニュアンスとミネラル感、トースト香(オーク樽)
【以下輸入元より、一部加筆&省略】
熟したベリー、コーヒービーンズやバニラの香り。味わいはリッチなベリー類、リコリスのニュアンス。
よく熟した豊かなタンニンが力強さを加える。
購入後すぐもおいしいが、10年間は熟成が期待できる。
使用されるブドウは単位面積当たりの収穫量を抑え、またその中でも選りすぐられた一部のブドウのみ使用
優しく搾られた果汁は、アメリカンオークの新樽に移され樽醗酵に移る。シラー100%
自社畑の中でも最上の畑からパーフェクトなコンディションで生育した葡萄は、数多くの金賞を受賞するワインに仕上がっています。
リッチなシラーズのベリーやバニラの香りが口いっぱいに広がります。
以上