礫川全次のコラムと名言

礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。

列車銃撃空襲で、新たに犠牲者の身元が判明

2025-02-22 02:25:46 | コラムと名言
◎列車銃撃空襲で、新たに犠牲者の身元が判明

 今月14日の東京新聞の14面(社会面)に、「八王子・湯の花トンネル列車空襲/犠牲者特定 魯迅が縁/研究調査の対象 実は家族30年余、慰霊碑に新たな名前」という記事がのった。これを機会に、このあと、しばらく、「湯の花トンネル列車銃撃空襲」について紹介してみたい。「湯の花トンネル」の「湯の花」は、「いのはな」と読む。
 まず、東京新聞記事のリードを紹介してみよう。

 太平洋戦争末期、湯【い】の花トンネル(東京都八王子市)付近を走行中の列車が米軍戦闘機の機銃掃射を受けた空襲で、新たに犠牲者1名の身元が約30年ぶりに判明した。1991年までに50人弱が分かっていたが、その後は昨年9月まで進展がなかった。きっかけは、中国の文豪・魯迅の研究者が思わぬ形で犠牲者の弟から得た証言。今年1月、現場近くの慰霊碑に刻銘され、戦禍を後世に伝える。

 記事本文の紹介は次回。なお、「湯の花トンネル列車銃撃空襲」があったのは、1945年(昭和20)8月5日のことであった。これは、有名な「八王子大空襲」(同年8月2日未明)の、わずか三日後に起きた事件であった。

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