晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

施餓鬼

2023-08-18 06:01:44 | 地域の文化や出来事
8月18日からは七十二候の一つ『蒙霧升降(ふかききりまとう)』です。
蒙霧升降とは森や水辺に白く深い霧がたちこめる頃のこと。
日中の暑さから解放され、
朝夕のひんやりとした心地よい空気の中、
深い霧が幻想的な風景をつくりだします。

そう言えば夜はちょっぴりだけど涼しくなりましたね。 
昨夜はエアコン無しで寝れたし、
夜通し点けている扇風機も明方は最小の風量でも冷気を感じた。

昨日は菩提寺の施餓鬼でした。

施餓鬼とはを紐解くと、
生前の悪行などにより餓鬼となった霊魂や、
無縁仏など供養されない死者に施しを行う法会を施餓鬼と言います。
また 施しを与える者・受ける者の間に貴賤の区別があってはならないという考えから、
宗派によっては施食会(せじきえ)と呼ばれることもあるとあった。

先祖が餓鬼道に落ちているとは思わないが、
仏界では広く施しを与え、
生きている者への諫めにもしているんだろう。

数えたら12人ものの僧侶がいたのに驚いたが、
その中で小学生と思える「若和尚」が鐃祓(にょうはち)と呼ばれる、
シンバルを叩いていた。
彼にお経をあげてもらえるほど長生きは出来ないが、
次代を担おうとする姿勢を感じた。

来年は菩提寺の寺総代に就くことが決まっており、
人生最後のご奉公がお寺というのも、
人生の一つのあり用かもと、
思いを巡らした今年の施餓鬼でした。

< 餓鬼に落ちまいとせれどもう遅いか >
コメント
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