晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

いよいよ住家まで

2023-10-09 06:18:04 | 地域の文化や出来事
西に入鹿池があり、
東の山際に人家が点在する我が集落です。
半年前まではその山際に防波堤のように通る道が、
猪と人間世界の境界線だった。

しかしその道に柵がある訳でなく、
双方が暗黙の了解で設定した境界でしかない。
そして半年のうちに彼らは境界を越えて、
畑を荒らし人家に近づいて来た。

勿論人間も大事な畑は電気柵で囲い防御しているが、
彼らは柵の周りを荒し有難くも無いが除草してくれている。
その電気柵の下流方面は我が家に直結している。
畑への通路は塞いでいないため、
そこにも電気柵を延長せざるを得ず行った。

ここは住宅から10mもない場所です。
ほどなく彼らは更に無防備の畑を荒らし人家を通り、
入鹿池まで到達するだろう。
つまりその時点で集落は猪の生活圏に入ったってこと。

野生動物と人間の境界線とは一体なんだろう。
もっと山間地ではクマと人間の境界線が壊され、
人的被害も出ている。
彼らが人間世界へ進入すれば駆除せざるを得ない。

今まで何百何千年と共存してこれたのに、
どうして現代ではそれが出来なくなったのだろう。
責任は術のない彼らでなく人間にあるのは明白だ。
これを先人たちが作った四文字熟語で言うなら、
「自業自得」と読んでいいだろう。

< 猪来たり人家荒らされ自業自得 >

コメント
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