晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

JA合併30周年に思う

2023-10-23 06:14:11 | じねんじょ
昨日は日ごろお世話になっているJAが、
合併30周年記念大会ということで、
じねんじょ部会を代表して式典に出席してきました。


3市2町を管内に持つがこの30年で、
耕作面積と農業者人口が半減しているという。
土地は無くなる訳でないので、
住宅や工場に変身したのもあるだろうが、
多くは耕作放棄田畑として雑草だらけとなっているのが現実です。

国や県は大規模集約化して、
AIを使ったスマート農業を提唱しているようだが、
話はそう簡単ではない。

近年のクマやイノシシの被害は、
その緩衝地帯となっていた山里に人がいなくなり、
温暖化も相まって山で餌が取れなくなり人間世界へ接近している。
又ダムの役割を果たしていた水田が無くなるなるってことは、
下流の都市部に災害をもたらしている。

山里は集約化が難しく家族を基本にした小規模農業がベストだし、
近年は非農家の人の参入が増え新たな動きとなっている。
じねんじょ部会としても犬山市内で、
5,000㎡の耕作放棄地を借りて共同圃場にして、
畑を有効利用している。

農業者の収入を増やそうと自然薯の六次化に取り組んでいるが、
新たな課題は保健所が求める規格の加工所のハードルが高い。
熱意をもって農業をやろうと飛び込んでも、
そもそも非農家に宅地には加工所を作る場所的余裕はない。
資金的にも数百万円かかってしまう。

思うのだがJAはこうした課題に積極的な関りを持ってもらい、
例えば共同で使える設備の整った加工所を作れないだろうか。
来週開催する部会役員会へJAの担当部長が来てくれるので、
提案してみようと思う。

< 農はスマートだけではいかぬジレンマ >
コメント
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