晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

ようやく検査合格

2023-10-26 06:01:51 | じねんじょ
お盆明けに保健所から電話をもらってから、
この二ヵ月は紆余曲折の連続だったが、
ようやく昨日保健所が実地検査で設備点検を行い、
合格となりました。
来月8日以降に「そうざい製造業」の食品営業許可書が下ります。

これで晴れて自然薯の六次化につながる
「味付冷凍じねんじょ」等を製造し販売出来ます。

我が菜園の加工に関わる設備は、
大型冷蔵庫・冷凍庫・真空包装機・シンク等を既に備えていて、
保健所が求める最低限の設備として、
レバー蛇口の手洗い場と野菜を専用に洗うシンクの設置でした。

これの工事費と「味付冷凍じねんじょ」を製造販売するために、
必要な資機材の購入を同時に行い、
犬山市の農業の付加価値向上補助制度を使うことが出来ました。
これは農業の六次化を促進させる行政の応援制度で、
総額(税別)の1/3を補助するものです。

*農業の六次化とは農業の生産を一次産業と呼び、
生産物を加工することを二次産業と呼び、
加工商品を販売することを三次産業と呼ぶことから、
1+2+3=6になるため「農業の六次化」と言います。
農業従事者の所得向上に有効な手段とされています。

今年は管理機を更新したし今回のも含め相当の投資をしているため、
新商品を投入しても黒字にはならないだろうが、
来年以降に期待ですね。
そのためにはもう少しの間は元気で健康を維持しなくちゃですね。

< 秋晴れや検査合格六次化へ >
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6年ぶりの自主研修

2023-10-25 06:05:01 | じねんじょ
昨日はスカッと晴れ上がった秋の一日を、
奥三河まで足を延ばしてじねんじょ部会の研修でした。
行き先は豊田市稲武と旭です。

9時前に出発したが行き先までは高速道路が通過しておらず、
ひたすら一般道をを走ること80kmを2時間かかった。
総勢11名で車を出していただいた犬山市とJAには大感謝です。
この地は標高500mある高地だが紅葉は来月かな。

稲武には愛知県農業山間研究所があり、
20年余前にここで種子間を培養して「夢とろろ」が生まれました。
現在も様々な栽培条件で研究と検証しています。

若い技師が実際に圃場で栽培しています。

ここでの研究成果は2月に行われる県協議会研修会で発表され、
全県の栽培者へ水平展開されます。

道の駅稲武で昼食休憩した後は、
同じ市内の旭で更に30分くらい車で移動し、
一人で6000株を栽培する農園へお邪魔した。

多分県下で最多の栽培数と思うが、
50歳と若いながら一人でここまで頑張れるとは驚きです。

JA担当者とも話して我々と決定的に違うのは、
部会内の収穫じねんじょは300g以上なら、
原則全量JAが買取りしてJAが販売するってこと。
だから生産者は生産の精度向上に励めれるとのこと。

犬山は販売も担わなくてならずその分苦労が多いが、
反面それは消費者と直接接するから生産に生かせるのも大きい。
JAには我々に足りない賄えないことをやって欲しい。

今回の参加メンバーを見て気づいたこと。
前回も参加したのは部会員8人中私含め2人だけで、
6人は初参加です。
勿論当時の人も多くは部会に残っているが、
少しづつ世代交代が進んでいるのはいいこと。
初参加の人は今回の研修を通じて、
普段とは違う刺激を得られたと思う。

< 夢とろろ生まる道辿る奥三河 >
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霜降(そうこう)

2023-10-24 06:02:13 | 人生
10月24日は二十四節気の一つ『霜降(そうこう)』です。
霜降とは霜が降りる頃という意味で今までより寒さが加わり、
露が凍って霜に変わり始めるようになります。

移動性高気圧に覆われた時など風がなくおだやかに晴れた朝は、
野原一面に霜が降りるようになります。
霜降の頃になると東北地方や本州の高山では紅葉が見頃となり、
紅葉前線が本州を南下するととも各地で寒さも増していきます。

今週は晴れ予報が続き朝昼の寒暖差が大きくなりそうです。
まさに「霜降」の日がいつ来てもおかしくないですね。

今年はただでさえ少ないショウガ種しか植えなかったのに、
発芽に失敗して少しか採れなかった。
そんな貴重なショウガですが何に使おうか思案し、
紅ショウガを作ることにした。

梅干しを作った時の赤シソを残しておいたので、
スライスし中へ漬けた。
紅ショウガは焼きソバを食べる時に一切れでもあると、
何か幸せな気分になります。

今日は部会の単独研修で豊田市でも岐阜県と長野県境にある、
稲武町と旭町の先進地へ11人で行ってきます。
標高数百メートルの山間地だから紅葉が進んでいるのかな。

< 霜降の山懐に息白し >
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JA合併30周年に思う

2023-10-23 06:14:11 | じねんじょ
昨日は日ごろお世話になっているJAが、
合併30周年記念大会ということで、
じねんじょ部会を代表して式典に出席してきました。


3市2町を管内に持つがこの30年で、
耕作面積と農業者人口が半減しているという。
土地は無くなる訳でないので、
住宅や工場に変身したのもあるだろうが、
多くは耕作放棄田畑として雑草だらけとなっているのが現実です。

国や県は大規模集約化して、
AIを使ったスマート農業を提唱しているようだが、
話はそう簡単ではない。

近年のクマやイノシシの被害は、
その緩衝地帯となっていた山里に人がいなくなり、
温暖化も相まって山で餌が取れなくなり人間世界へ接近している。
又ダムの役割を果たしていた水田が無くなるなるってことは、
下流の都市部に災害をもたらしている。

山里は集約化が難しく家族を基本にした小規模農業がベストだし、
近年は非農家の人の参入が増え新たな動きとなっている。
じねんじょ部会としても犬山市内で、
5,000㎡の耕作放棄地を借りて共同圃場にして、
畑を有効利用している。

農業者の収入を増やそうと自然薯の六次化に取り組んでいるが、
新たな課題は保健所が求める規格の加工所のハードルが高い。
熱意をもって農業をやろうと飛び込んでも、
そもそも非農家に宅地には加工所を作る場所的余裕はない。
資金的にも数百万円かかってしまう。

思うのだがJAはこうした課題に積極的な関りを持ってもらい、
例えば共同で使える設備の整った加工所を作れないだろうか。
来週開催する部会役員会へJAの担当部長が来てくれるので、
提案してみようと思う。

< 農はスマートだけではいかぬジレンマ >
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夢とろろ商談

2023-10-22 06:09:19 | じねんじょ
犬山に住みながら久しぶりに少しだけ城下町を歩きました。
駐車したのが針綱神社だったので、
先ずは成就の祈願です。
犬山城は神社の横だが今回の目的は違います。

犬山市の特産品である自然薯「夢とろろ」を、
犬山の店で使いたいとお話を頂き、
使う量が多そうなので生産者仲間と店に伺った。

平日だったので観光客はさほどでないが、
コロナが明けた土日は人で溢れている。
店は和食店ではないがうどんも販売しており、
その中に入れるとのこと。

電話では一本ものと冷凍すりおろしを半々でとの感触だったが、
店としては年間を通して調達したいし、
保存と調理がしやすい冷凍すりおろしをメインにして欲しいとのこと。
業務用として使うには冷凍ものが一番かな。

使用量については市外で旅館業をしていて、
そちらでも使えないか検討しており、
こちらは一本ものがいいか料理人と話をしてみるとのこと。

冷凍すりおろしがメインとなると、
その設備を持つか準備中の部会員は、
私を含め3人しかいない。
ただ3人だけで提供予定の数量を揃えれない。

これから販路を広げていくための課題のひとつが、
保健所の求める施設を有した加工所をどれだけ広げるかだが、
直ぐに出来ることでないので、
私の調理場を共同利用するのも一手かな。

ともあれ一ヵ月後には初納品となるため、
数量とどんな形で納品するかは順次詰めていくことで、
この日の商談は終わった。
犬山の特産品を地元の店で使いたいという、
社長の心遣いに感謝です。

< 夢とろろ城下町で味広め >





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