風吹く豆腐屋

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「2大キー・ワード」

2011-02-06 01:45:28 | Weblog
そろそろうんざりされそうだけど、
この前読んだ「村上朝日堂 はいほー!」の
「恋に落ちなくて」を読んで思ったことを少し書きます。


そのコラムの中に、人生(特に中年以後)における人生の2大キー・ワードは
「そういうものだ」と「それがどうした」だとありました。

電車の扉が間一髪のところで閉まったら「そういうものだ」
そのせいで待ち合わせに遅れることになったら「それがどうした」

・・という風に使うのだと―。


僕なんかはなるほどなと思いましたが、こういうのが嫌いな人は少なくないでしょうね。
妥協は人を成長させないと―。

筆者も、こういう精神でいれば気楽ではあるけれど、
人間的にはまず向上しないと注意しています。

 

この考え方が嫌いな人はきっと強い人です。

だけど、世の中強い人ばかりじゃありません。

「あきらめたらそこで試合終了」だとしても、
諦観はひとつの救済であって、それによって解放されることがあるのも事実。
弱い人間は、その弱さをカバーする手段を講じなければ生きていけないんです。
それを必要としない人には分かってもらえないかもしれないけど。


すり減ってざらざらした気持ちをしずめるために、
時にはこういう考えに浸ってみるのも悪くない…
少なくとも非難されるようなことではないと思うわけです。

もちろん、行きすぎは禁物ですが。

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