誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

再び山へ

2008-04-07 20:25:50 | 山歩き
  県北の名峰、大崩山1644m 2008:04:06(Sun)

 降水確率70%で、一旦は諦めていたが何とか持ちそうとの
予報を信じて出掛けた。
雨覚悟の大崩山をSさんは辞退!怖いもの知らずのAさんとツーショットで
北川-祝子川の登山口へ走った。
(登山口には、1台の車も無かった・・・初めての経験!)

 7:35(2捨3入です。)登山口を出発する
山小屋からは、相棒sの希望で湧塚ルートへ足を向ける。
去年の台風でかなり状況が変わっていて、抉られた川岸やむき出しの
山肌を見ると痛々しく、自然の脅威を感じる。

 涸れ沢を登り、袖ダキで一息入れが、俄かに立ち込めたガスが小積ダキ下
湧塚を覆い隠して、何も見えなくなっていた。
長居しては山頂に届かないと、下湧塚へ歩を進める。
 下湧塚の岩峰に立ち上がり、中湧塚はパスして上湧塚へ急ぐ梯子を下り、
大きな崩壊地をトラバースして、ようやく上湧塚に到着する。
メタボチェックを兼ねて、上湧塚の岩峰に登ったが、展望は『白いキャンパス』に
お好みで描いてくださいと・・・・
吹き付ける風が冷たく、時折雨粒が落ち始めてきた(10:40)。

上湧塚を後に、リンドウヶ丘分岐・坊主分岐を経て一路山頂へ向かう。
もちだ谷分岐、鹿川分岐を過ぎると、石塚の岩峰に到着する。(11:25)
目の前に『傾山~祖母山』と言いたいが、ここでもあたり一面ガスだった。
 大崩山の山頂に挨拶しましょうと、展望の無い山頂へ駆け足で・・・
山頂をタッチターンで、引き返し寒さに耐えられず小積ダキへ向かう。
スズタケを掻き分け、崩壊地を慎重に進み、『コダマ返し♪』到着した。
向う尾根の上湧塚も、袖ダキも食パン岩?豆腐岩?乳房岩は見えなかった。

 合羽を着るほどではないが、雨脚が少し気にかかり始める。
食事場所を探しながら、とうとう『yamahiroのお気に入り小積ダキ』着♪
ダキの先端岩場も、昨夏の台風で崩落した様子で、少し様変わりしていた。
展望の得られない小積ダキ!吹き付ける風が冷たく、雨粒も気になり追れる様に
下小積ダキ、像岩トラバースへと、向かうことにした。
*像岩手前に途中大きな崩壊地があり、ザイルを握り締めてトラバースする!?

 像岩のトラバースからは、比較的落ち着いていたように感じたが、
それでも以前に比べると、至る所に危険箇所が隠れているようだった。
 坊主コース名物の、1本ロープの渡渉点の姿も見違えるほどに・・・
ロープはなくなって、飛び石と丸木橋にと変わっていた。
 
 自然の威力と、山の疵付きが心に焼きついた山歩きだった。
登山口帰着は、予定よりチョイ早目の14:45だった。

 今回は、 余りにも痛々しい『大崩山』にカメラも沈黙の様子で
イマイチのphotoがありません!!!


コメント
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