誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、親父山~障子岳

2011-12-27 22:05:55 | 山歩き

≪ 霧氷の、親父山m・障子岳m ≫

 前日から、この冬一番の冷え込みに湿った空気なら雪山になるが・・・
中国大陸の乾燥空気に、雪を諦めて微かな霧氷に期待を込めて出掛けた。

 高千穂町上野地区から祖母山の頂を見ると、山頂は雪景色の様だ
祖母山にするか?親父山にするか、ちょっと躊躇うも予定通りに親父山へ
最後の民家を過ぎると、道路状況が刻々と変わり、時折キラリと光る路面
凍結かよ~と思いつつも、2台の轍に勇気を貰いながら登っていく、
なんと!2台と思った轍は、Uターンした1台の車だった。
此処から、4駆に切り替え、そろ~り走行でやっと登山口へ

 橋の袂から、壊れた林道を登って行くと広場があり親父山登山口の表示
広場から直ぐに渡渉するが、流れは凍てついていて綺麗な芸術を

2度3度と渡渉を繰り返すと、本格的な登りとなってくる
最近、新聞を賑わした『祖母山に熊!』を思い出し、ついつい声を大きくしたりして
3合目当りか、スズ竹に日の光を遮られた登山道は、バリバリの霜柱だ
5合目当りで登山道に白いものが目立ってくるが、雪と呼ぶには淋しい姿
7合目か?登山道は殆ど白一色になり、山全体が白く輝き始めてきた

 黒岳分岐!親父山頂は、俄か?雪化粧で我々を迎えてくれた。
親父山から見る障子岳は『白き山』、ただ、南の古祖母山は雪とは何?って・・・・

親父山から障子岳を望む
 親父山から障子岳に向かう、東西に走る稜線の北斜面と南斜面の違いに驚く
北は身を切るような北風と一面の雪、南斜面はポカポカの小春日和である
B29墜落碑がもっとも積雪が深く、足首まですっぽり埋まってしまった
誰も歩いていない真っ白の登山道、時折見せる障子岳の美しさに目を細めて
山歩きならではの感激を味わう。
   
        冠雪の障子岳(左)と 祖母山(右)
 障子岳の頂に着くと強烈な寒風が吹きつけ、まるで来る者を拒んでいるかのようだ
震えの止まらない指先に懸命の力を込めて、証拠写真のシャッターを押す。
今日の山行きが祖母⇒親父になった事への、ご先祖様の戒めか?
静かに障子岳を降りて、来た路を辿って親父山に戻る。
        
       障子岳と遠くに祖母山
 親父山に戻り、ブッシュの影に身を潜めて昼食をとる
ガスの炎で焼く様に手を温め、息を吹き返した指でやっと箸を掴み
ラーメンを冷えた身体に流し込む、フ~生きてるよね。

 まだまだ、たっぷり時間はあるが、黒岳~三尖周回の気力はなく
往路を忠実に下って登山口に戻った

 
 本日お世話になった温泉=”高千穂温泉”¥500.-
露天、Dryサウナ、Mistサウナ、薬草湯があります。
休憩所から眺める、二上山の双耳峰が見事です。
      
コメント
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