誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

南阿蘇の縦走Var-4

2007-10-16 17:34:33 | 山歩き
  南阿蘇の縦走Var-4~黒岩峠
 ピンクの建物中継塔の裏側から、育牧場が伸びており鉄条網が走っている。
目指す、高森峠と清栄山は、真左に位置しているはずであるが、
牧道と鉄条網は右に右に曲って行く
 やっと、牧道の脇の土手に小さな小さな、赤いテープを見つけてよじ登ると
閂の掛かった柵があり、ススキの藪に微かな細い道が見えた。
背丈ほどのススキの藪漕ぎとなり、手探り足探りで進むと、目の前にいっそう
ススキの生い茂った急坂が迫ってきた。
 そのまま、突っ込もうとした時に、背後からルート逸脱!と声が!飛んできた!
慌てて引き返すと頭上の小枝のテープを見落としていた。
  小さなテープ がこんな見えにくい位置に・・・
 
  此処にも、見つけにくい赤テープが


 杉林を左に左に下って行くと、一際明るい場所にでる。
旧道トンネルの出口、高森峠(15:40)だった。
(出口近くの杉の枝に、小さな道標があった!)
 これで、黒岩峠も見えたも同然とトンネルを偵察し、黒岩峠まで一直線と
歩き出したが、500mほど進んだところに三叉路分岐があり、進路を左にとる。
案内板に黒岩峠まで2.8kmと記されていたが、黒岩峠に向かう者にとっては
逆向きで、しかも藪に隠れて見つけにくかった。
 おしゃべりしながらの歩きでは、たぶんに見落とすのではないかと・・・
***この直前、F県の団体さんに出会ったが、清栄山まで行かずに引き返したと
    旧道トンネルにでた。高森峠か?   
 
    三叉路が出現、此処の道標も振り返らないと見えなかった?   

 トンネルから続く、コンクリートの道を少しずつ登っていくと、所々に黒岩峠へ
○×kmと道標があった。
しかし、肝心な所の道標は藪に隠れていたり、小高い土手の上だったりと気が
抜けなかった。
 コンクリート道が石ころ道になる30mほど手前の左土手に、残り1.3kmの
道標(16:15)があるがこれも見落としがちである。
よくよく見ると、土手の一角に人が一人通れる空間があり分岐になっていた。
分岐を抜けて、鉄条網に服を引っ掛けないよう慎重に跨いで通過する。
 目指す峠も、清栄山もガスの中で全く見えないが、殆ど横歩きのまま
苦労することなく黒岩峠を迎えた。
最後の大柵の向こうに待っていてくれたyamahiro車を目(16:35)にして
予定通りの縦走に満足感を覚えた。
  最後の落とし穴となった、分岐点!

  やったぁ~ yamahiro車だぁ~♪ 


 さぁ~ 残すは清栄山のピークハントだけ♪
 
 次は、最終変?最終版です。
 
 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南阿蘇の縦走var-3

2007-10-16 09:39:25 | 山歩き
 南阿蘇の縦走var-3 御成山

 崩土峠を過ぎても辺りの景観に変化がなく、辺り一面のガスが周囲の山々の姿を
隠してしまっていて同じ所を周回している錯覚に陥る。
地図を頼りに、育牧場の鉄条網にそって歩き続ける
と、やがて、眼下に目印の一軒の民家が姿を見せ、中坂峠(14:20)に到着した。
 広い林道を左に50mほど進み、民家の脇から、また育牧場へと入っていく
  この山中に一軒の民家が
 
   またまた、育牧場に入っていく


 これでもか!これでもか!と、執拗に続く育牧場のアップダウンとハードルを越えて行くと、
目の前に綺麗に刈り込まれたスキージャンプ場?が出現した。
真下に行くと、天を見上げるような角度の上り坂が・・・
ゲッ!ここを登るのかぁ~と溜息がでる。(斜度は、優に45度を超えていた?)
 てっぺんからの眺望に期待を込めて、一気に駆け上がる、息が切れる!
   何処まで続くかこの牧道歩き!

   ??m級のスキージャンプ場?
 
てっぺんは、やっぱりガスに包まれた白い靄の中だった。(--;)
 気を取り直して、テクテクと歩くと、はるか前方に大きな柵と立派な舗装道路が
見えてきた。
高森を結ぶ旧国道か?元気が沸いてくる、が、またしても行く手にお邪魔な牛さんがいた。
今度は、勇猛な黒牛さんである。
傍らの葛の葉っぱを手土産にして、牛さんにおよび腰で近ずいて行く
何と、嬉しいことに牛さんのほうから、我々に道を明けてくれた(ありがとう♪)
牛さんの傍らを抜け、大きな柵の閂を開けて、旧国道(15:00)にでる。
   黒牛さんを避けて

   旧国道にでる前に大きな柵 (出たら、ちゃんと鍵を掛けてね)

 
 此処まで来ると、高森峠(トンネル超え)は楽勝だね♪と気は緩み笑顔が出る
道標に導かれるまま、左に曲りゆっくり下っていった先は・・・
 えっ?えっ?
我々の目指す御成山と高森峠は、はるか右の方角に位置していた。
このまま進むと、高森隧道に出てしまい、トンネル超えのルートではない
 来た道を戻ると、最初の道標より更に先に、大きな案内板があった。
ウンウン納得♪の我等だった。
だが、あの道標は何だったのか?
たぶん、一旦隧道に出て、国道を横切って旧トンネルへ出るルートの案内と結論付けた。
   道標は、左を指していたが・・・ 
 
   此処が、トンネル超えの入り口だった。


 旧道から、広々とした自然歩道を登っていくと、またもや、育牧場である。
鉄条網と蟹の横歩きのハードルは、いい加減見飽きたぞオ~と一人語散る。
と、その時、微かに車の音が聞こえてきた。
音の方角を覗き込むと、R218号線高森隧道(15:15)が真下に走っていた。
やったね♪と、元気百倍で、中継塔の建つ御成山を目指した。
   御成山・ピンクの中継塔(15:25)
 
 この先の縦走路は、右奥につながっていた。(道標なし!)

 続きは、Var-4で 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やはり温暖化?

2007-10-14 19:22:48 | 花たち
 延岡市民の憩いの山に行きました。

 10月も半ばというのに、半そでシャツ1枚で、十分でした。
おまけにゃ~、衣笠茸にホトトギスの花まで咲いていた!

 時間をかけて、ゆっくりゆ~っくりと登りました。
いつもの3倍の時間をかけて・・・
時には、いいものですね♪
 久しぶりに、山を感じながら歩いた気がします。

自然に触れ合ういい気候になりましたよ
皆さんも、第一歩を踏み出しませんかぁ~~~♪
  まだあった、衣笠茸
 
  時期遅れのヤマホトトギス
 

 山イチジクの葉っぱが黄色く色付きはじめていました。
もみじも、急いで冬服を準備しているのではないかな?
一年ぶりの再会を、喜びたいね♪
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南阿蘇縦走var-2

2007-10-14 07:13:47 | 山歩き
  南阿蘇縦走var-2~崩土峠
 
 放牧牛の逃走防止の最初の柵(正にハードル!)を、カニの横歩きで通り抜けて、
育牧場へと踏み込む
 育牧場の鉄条網沿いにクネクネと、目の前のアンテナを目指すが一向に近づかない
草原の一角で、左の崖下に阿蘇の町並を眺めながら昼食とする(11:50~12:10)
草原を吹き抜ける秋風がとても心地よかった♪
 食後の空を見上げると、雲に覆われているものの雨は上がっており、合羽の上着を脱ぎ
半そでTシャツの歩きとする。
  このハードル牛さんにゃ~は無理だわ~
  
  県道319号線を横切って、再びハードルに向かう
 
 コンクリの作業道を下り県道319号線を横切り、自然歩道をゆったりと登り、
何度となくハードルをカニの横歩きで通り抜け、鉄条網沿いに歩き続ける。
この辺りまでは、所々にある道標が後押ししてくれた。
 暫らく育牧場を歩いていると、1組の夫婦?と出会う。
清水峠~高森峠をピストンするつもりだったが、行く手を3頭の牛さんに阻まれて
追い返されたと・・・・
 2人と別れて進むと、目の前にデンと3頭の牛さんが横たわっていた。
田舎で牛は見慣れており、「牛さん何するものぞ」と近づいた途端!スクッと
立ち上がった牛さんが、我々を睨みつける。
 何もしないからと、言葉を掛けながら目を見ると、牛さん特有の可愛い
お目目はどこへやら、すっかり目が据わっていて、今に荷突進してきそうだった。
これには怖さを感じ、藪を掻き分けて作業道へ飛び降りた。
嘲笑うかのように、土手の上から見下ろす牛さんに追われるように駆け抜けた。
  牛さんに睨まれて、すごすごと (--;)
  
  美味しかった『アケビの実』

 育牧場を抜けて、木立の林道?歩きが始まると木々に沢山の『アケビ』が
ぶらさがっていた。
余りにも沢山すぎたか?鳥さん達も食べ切れなかったとみえ、綺麗なままの
姿の完熟した実を頂いた。。
(久しぶりの山の幸、種ばかりのアケビだけど美味しかった ^。^
 林道と育牧場を出たり入ったりを繰り返し、長谷峠(13:00)を超えるが、この辺りから
道標が極端に少なく、最初の試練はこの直後に・・!
 林道を淡々と歩いて行くと、左手にポッカリの空間があり、藪の中に
道らしきものを目にするもそのまま通り過ぎた。
 が! ここが林道との分岐点だった。
引き返してよくよく見ると、林道からは見えない木の裏に、崩土峠への
道標が建っていた。
(気付かなかったら、何処まで行ったのかなぁ~?)
  ポッカリ空間、この後ろに道標があった。
 
  木の裏から姿を現した、意地悪な道標
 
 林道と別れると、直ぐに育牧場に入る、
蟹の横歩きハードル柵を何度も何度も越えていくうちに、育牧場の外なのか?内なのか?
全く判らなくなってしまう。
どこに行っても、牛の足跡と落し物が点在していた。
ススキに付けられた、赤いテープがルート上にいる事を示してくれ安堵しながら
アップダウンを繰り返し、崩土峠(13:35)に到着する。
 
 大きな花の葉隠れツリフネソウ♪
 
  何の実?綺麗な瑠璃色でした。


 以降、Var-3で♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南阿蘇外輪山の縦走

2007-10-13 17:04:41 | 山歩き
歩き始めて 2007/10/07(日)1年越しの阿蘇外輪山の一角、地蔵峠~黒岩峠・清栄山の縦走を行った。

コース:延岡~黒岩峠~タクシー~地蔵峠~駒返峠~清水峠~中坂峠~高森峠~黒岩峠~清栄山

メンバー:mail友(snow-bamboo),yamahiro

≪序章≫
我々も縦走する前に、色んな人のHPを参考にしながら縦走に臨んだ。
にも拘らず、何度か行きつ戻りつの迷走を繰り返した。
中坂峠までは、自然歩道の案内板頼りで難なく歩けるであろうと思うが
育牧場を抜けて、高森の旧道に出た瞬間から迷走が始まる。
常に、トンボの目の様に両目を動かして、ルートを探索しないと分岐を見落とす事になる。
コンパス&読図が苦手な人は、この縦走路を経験した人と歩かれることをお勧めする。

  『縦走回顧var-1 ~清水峠まで』
 10/07自宅を(05:05)発ち、mail友宅へ&コンビニで食料を調達して(05:30)高森へと向かう
途中で予約のタクシーに確認電話入れ、高森で合流し清栄山登山口の黒岩峠(06:55)へ
タクシーに乗り込み出発地点の地蔵峠(07:30)に到着する。
 俄かに降り出した小雨の中で合羽を着込み一歩を踏み出した(07:45)
 地蔵峠登口 
 
  一面に咲き誇っていたマツムシソウ
 
取り付きの木道を呼吸調整でゆっくり登るとすぐに地蔵峠に着く(07:50)
辺りに松虫草や山ラッキョウの花が咲き乱れていて、楽しい?山歩きを思わせてくれた。
 概に一部のルートを歩いているsnowbambooさんに代わって、yamahiroが先頭を
歩かせていただくが、能天気なyamahiroは待ち受ける苦難もつゆ知らず、
登山道の脇に咲き誇る花たちに目を奪われっ放しで、ルンルンだった♪
 周りの視界はというと、小雨とガスで全く展望は望めなかった。
露払いよろしくススキを掻き分けながら進むと直ぐに大矢岳に着く(08:10)
花たちをカメラに収めながら歩くとやがて、木々に囲まれた大矢野岳(08:25)に到着する(08:25)
 この辺りは自然歩道の案内板が500m間隔に設置され、ハイキングコース感覚で
標識に導かれるままのんびりと歩くことが出来た。
時折吹き抜ける秋風を感じながら進むと、木の階段の下に駒返峠が見えてきた(10:00)
歩き出して2時間15分、ザック降ろして水分補給と一息することに。
ここまでは、小雨のせいか暑さも気にならず、ほぼ予定通りのペースで歩いていた
  駒返峠 
 
  ヤマラッキョウの花

 駒返峠からは、多津山峠(・天神峠を経て、高千穂野へ遊歩道をまっしぐらに進む
事になる。
駒返峠から、木道の階段を只管登って行くと、道筋に一輪のツルニンニンジンが咲いていて
思わず足を止める。
花に癒されながら登って坂を下ると多津山峠(10:30)到着
更に一際激しい木の階段登り切ると真下に下るような怖~~い階段が待っていた。
 ここのの木の階段は本当に怖かった!
木を踏むと小雨でつるつると滑るし、土は深くえぐれており、とてもまともには歩けなかった。
 おっかなびっくりの、へっぴり腰で横歩きを強いられた!
 長~い木の階段を登るSnow-bannbooさん
  
 蟹の横歩きで木の階段を下るSnow-bannbooさん

 登りよりも下りが怖かった木の階段を、ふうふうヒイヒイ言いながら、55分歩いて、
平坦な歩きの高千穂野に到着する。(11:00)
予定より若干早く歩いているか?と安堵の胸をなでる。
高千穂野を暫らく歩くと、色鮮やかなピンクのテープが賑やかにおいでおいでと導き、
こんな所に誰かが近道ルートを作ってくれたのかと・・・・
しかし、ルートの印ではなく地質調査のテープでした。
 どこに誘うか?ピンクの賑やかテープ
 
 ウメバチソウも咲き始めて 

(気を付けよう!ピンクの甘い誘惑とmail友の忠告を受ける。)
 清水峠1.2kmの案内を過ぎ、暫らくするといきなり視界が開け、清水岳のアンテナが目に飛び込んできた。
目標物を目にするとやはりホッ一息つけますね♪
 目の前に見えながらも、なかなか近くにならない、清水峠のアンテナだった。(11:45)
 清水峠のアンテナを目指して 
  
  たった一輪のツルニンジンでした。

 
 では、続きはVar-2で会いましょう♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする