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2021.1.15 『長官山』(254m)  エバ夫婦とバッタリ!

 14、15の両日は、

馬追丘陵の『長官山』でトレーニング登山。

しばらく足を向けていなかった『長官山』だ。

年中続けているトレーニング登山については、

めったにブログアップすることはないが、

15日朝現地に行ってみると、

予想よりずいぶん天気が良かったので、

久しぶりにここの写真を撮り歩いてみようか、

という気になった。

 「馬追温泉」、「長沼スキー場」、「マオイゴルフ場」、

「火葬場」という4つの入山口があるが、

今回は火葬場からスタートした。

ここは人がいなくていい。

但し墓地の駐車場は除雪されていないので、

駐車地を確保するのに、

少々時間を要する。

前日車を何度も前後させて、

圧雪しておいた場所に駐車。

前日は久しぶりに暖気となり、

雪がしっとりと湿ったため、

圧雪した場所はきっちり締まっていた。

遊歩道は前日歩いて、

ある程度締まった上に、

10cmほど新雪が降り積もっていた。

しかし歩行に支障はなく、

心地よく歩を進めていく。

このコースの中間点くらいに伐採地があり、

そこから『静台』(一等三角点:馬追山)

方面が見通せる。

2018年9月の風台風で、

針葉樹の巨木が根こそぎなぎ倒された場所で、

その後しばらくこの遊歩道は、

完全にふさがれて、

全く歩くことができなかった。

そこに一昨年林業の手が入り、

倒木を含む多くの大木がかたずけられた。

それがこの伐採地だ。

ことあるたびに触れてきたが、

広いところ大好きの私は、

ここの伐採地風景も気に入っている。

伐採地を過ぎると、

また樹林の中の遊歩道となる。

そして最後は急登を経て、

『長官山』の頂上に飛び出す。

すると一瞬人の話し声が聞こえた。

それは「長沼スキー場」側からで、

木の間越しに人影が見える。

赤いアウターを着た二人連れだ。

更に目を凝らすと、

二人とも手に持つポールに、

ピンテが数本巻かれている。

見覚えのあるその風景・・・

エバだ

頂上に上がってくるのを待ち、

久々の再会。

エバとは一度山行をともにしたことがあり、

酒も酌み交わしている。

しかし奥さんのチーヤンとは初対面だ。

ただ、いつもお互いにお互いのブログを見ているので、

初対面のような気がしない。

突然の出会いに話しが盛り上がる。

盛り上がるったって、

お互いに歳とった、

という話しが多いんだけどねえ。

しばらく談笑したあと、

スキー場に下って行く「エバ夫婦」と別れ、

私は「ユニ東武ゴルフ場」に下った。

ゴルフ場近くの針葉樹林が見事だ。

天に向かってまっすぐに伸びる大木群。

整然と立ち並ぶ大木を見ていると、

どこか気の引き締まる思いがする。

大木の林を過ぎると、

広い広いゴルフ場に出る。

天気が良ければ、

素晴らしい眺めなんだが・・・

ここから『長官山』へ登り返す。

そして途中の尾根で簡単な昼食とした。

その後『長官山』の頂上を経て、

火葬場入山口へと下った。

 

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2021.1.13 『本沢』(ほんさわ・152m)  くりやま湖で遊ぶ

 

 私の年末年始休暇は年が明けて、

5日に終了し6日から出勤予定だった。

ところがこの冬の異常寒波で連日真冬日が続き、

勤め先の工場の水道管が破裂してしまい、

休日がそのまま11日まで延長された。

そして21連休という、

1977年に社会に出てから最長の休みを終えて、

12日に初出勤した。

ところが、仕事がない!

定年退職後にアルバイト従業員として勤めだした今の会社は、

観光菓子の製造工場。

しかも製品の出荷先はほとんどが本州各地だ。

しかし今本州の大都市とその周辺は、

新型コロナウィルスの感染拡大で、

大変なことになっている。

そんな折に観光地から注文が入るわけがない。

そんなことを考えながら出勤したら、

やはりその通りだった。

12日朝の朝礼後解散。

とりあえず次の出勤日は18日だが、

何日仕事があるか・・・

会社は雇用持続化給付金の手続きを、

キチンとしてくれているので、

今は全く困ることがない。

でなければ笑ってはいられない。

ありがたいことだ。

 というわけで、また休みばかりだが、

決して時間を無駄にはしないじいさんが動く。

13日は栗山町の「栗山ダム」に出かけ、

積雪や除雪状況を確認した。

「栗山ダム」の奥に登りたい山がある。

そしてそこに行ってみて驚いたが、

飲料水として利用する、

「栗山ダム」までの除雪は当然だが、

その先の林道も延々と除雪されていた。

ダムの関連施設が奥にあるのだろうか?

林道奥へ車を走らせることはせず、

ダムの駐車スペースから歩いた。

300mも歩くと左手に伐採地への入口が現れる。

そこでスノーシューを装着。

この日は急に気温がプラスとなり、

重い雪にスノーシューが沈む。

間もなく伐採地の広い風景が広がる。

その風景を楽しみながら登り、

それを登りきると樹間に入って、

四等三角点「本沢」

その後東側の伐採地に向かい、

再び広い伐採地の風景を楽しんでそこを下った。

一旦林道に下りてそれを渡り、

今度はダムにせき止められた「くりやま湖」に下りてみた。

足下の分厚い氷が融けるのは4月下旬だろう。

その後林道に戻り駐車地へ。

昨秋訪れた山だが、

雪に覆われるとまた新鮮な風景を楽しめるものだ。

 

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2021.1.11 『0の山』(721m)  新年恒例の一座へ

 11日(月)、三連休最終日は、

ずいぶん久しぶりに二日酔いで目覚めた。

頭がクラクラする。

しかし食欲は旺盛なので、

7時半の朝食予約時刻に、

またレストランへと移動した。

ここの朝食はいつも和食を指定するのだが、

これがまた美味いのよねえ。

特に珍しいおかずがつくわけではないのだが、

美味しくて今回も白飯はおかわりして5杯食べた。

そしたらもう腹いっぱい!

腹が苦しいし、頭はクラクラするし、

山へのモチベーションが全く上がらない。

そして「登らないで帰ってもいい」と、

誠に情けない弱音を吐く。

しかし誰もそれを許してはくれず、

チェックアウトは後にして、

9時20分、コテージから徒歩で『0の山』に向かった。

「新年会」翌日の『0の山』も恒例で、

毎年正月に登ってきた。

かつては真っ暗な5時にスタートしたこともあった。

そして下山して朝食を頂いた。

今じゃ考えられないことだ。

 この日も私のラッセルは、

はじめの林道と林道を外れてから先の、

ルート取りを示しただけで、

あとは他人任せ。

まあ連日元気いっぱいのToshiが頼りだ。

腹が苦しいし二日酔いだし、

極力直線的に距離の短いルートとした。

ただそうなると斜度がきついので、

結局はどこを登っても、

そう変わらないということだ。

天候は小雪で、今年初めて晴天ではない中を登ることとなった。

みんなの写真を撮る都合からも、

最後尾に着いたのだが、

先頭でラッセルをしながら進むToshiより、

3人が歩いて出来上がったトレースを辿る私の方が、

だんだん遅れてしまうんだから、

全く情けないよねえ・・・

 10時50分、『0の山』。

小雪模様のため「金山湖」が、

ぼんやりとしか見えない。

この山はけっこう晴天に恵まれてきたのだが。

ただ積雪は昨年より多い。

昨年は頂上付近で一面笹が露出していた。

 下山はフカフカの下降を楽しむ。

登路のルートをそのまま下り、

11時40分、コテージ。

後片付けを済ませ、その場で解散した。

そして私はフロントスタッフのEriに、

来年のカレンダーを出してもらい予約をした。

このスタッフEriは私の娘と同じ歳だ。

来年の「新年会」は1月9日(日)に決定!

 

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2021.1.10 「新年会」  今年も金山湖からスタート!

 10日は『ミニ山の会』恒例の「新年会」。

それを金山湖畔のホテル「LARCH」で開催することに決めており、

今回が7回目になる。

昨年から続く「新型コロナウィルス」感染拡大の影響を受け、

今回は「新年会」の開催について、

慎重に各自の最終意思を確認した。

すると全員「参加」とのことだったので、

例年通り実施することにした。

 『金次山』下山後ホテルにチェックイン。

コテージに移動して即「金山保養所」へ汗を流しに行った。

「LARCH」には温浴施設がないので、

フロントで隣りの「金山保養所」の入浴券をくれる。

 女性、特にKasaneの長風呂が終わるのを、

車の中でToshiと二人、

喉をカラカラにして待った。

そして上がってきた女性陣を乗せ、

コテージに戻って即、

「カンパーイッ!」

乾いた喉にビールが心地よい。

立て続けに500ml2缶を空けた。

そこで5時半に予約した夕食の、

ちょうどよい時間となり、

ホテルのレストランへと移動する。

ホテルのスタッフは皆顔を覚えている仲だ。

特に佐々木支配人にはいつも世話になっている。

そんな佐々木支配人によると、

「LARCH」もまたコロナの影響で予約が入らず、

経営が大変とのことだった。

この日も三連休中日だというのに、

レストランで食事をするのは、

我々以外に一組だけだそうだ。

そんな話しを聞くと予定通り開催してよかったと思う。

あらためて、

「カンパーイッ!!」

前菜から始まってフルコースのフランス料理がテーブルに載る。

ところがこの私、変わったものが食べられない。

シカ肉だとかまだ赤い牛肉なんかが全然ダメ!

これも例年のことで、みんなに食べてもらう。

別に食べることが目的で出かけたわけじゃないし、

みんなが喜んでくれればそれでいい。

あとはたらふく飲むことができれば大満足だ。

 Kasaneが穴だらけのシャツを見せる。

そんなの着て頑張るんだから、いい娘だねえ~

大笑いしながら楽しい夕食を頂き、

最後はデザートのアイスと紅茶で締める。

大変結構でございました。

そしてコテージに戻って三次会だ。

ToshiとKasaneは日本酒を、

Hiromiは炭酸水、そして私は赤ワインを飲んだ。

昨年の「新年会」では少ししか飲まなかったKasaneが、

この日はけっこう飲んでいた。

少しは大人になったのねえ・・・

また、バカっ話しが延々と続き、

腹の底から笑った、笑った。

最後にキチンと歯磨きを済ませ、

就寝したのが0時を回っていた。

実に良い一日を終えることができたことに感謝・・・

 

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2021.1.10 『金次山』(きんじやま・546m)  金山ダムから登る

 10日(日)の朝は日高峠の、

とあるところで目覚めた。

既に8時近くになっていた。

外気温は-12℃。

以前から使用していた羽毛のシュラフに入るのに、

厚着をすることによって暖かい眠りは保たれた。

この朝は金山ダムで10時に、

Toshi、Kasaneと合流することにしていた。

そして9時半頃着で金山ダムに行ってみると、

ちょうど二人が別々にやって来た。

ダム下流の広場に広く除雪された場所があったので、

そこに駐車させて頂き、

10時ちょうどスタートした。

Kasaneがいきなり昭和30年代から、

タイムスリップしてきたようなストックを出し、

一同唖然・・・

「ポール折っちゃったんですぅ・・・」。

 今回の『金次山』についてだが、

例年年が明けて最初の三連休中日、

『ミニ山の会』の「新年会」を実施してきて、

その夜の宴の前に登る山を、

地理院地図を眺めながら物色して選んだもの。

積雪期は駐車スペース確保の問題が生じるので、

山選びも楽ではない。

そうそう、この山に決める直前まで、

金山峠から三等三角点「金山峠」(663m)に登るつもりでいた。

そこには駐車スペースがあるのを知っていたので。

しかし季節柄スノーシューでの深雪歩行を避け、

「金次山」に変更した。

その金山峠の駐車スペースに、

「道北ヤブ山日記」のOgino君と、

その弟子のMeguの車が並んでいた。

 『金次山』へのルートは、

現地に向かうまでダムから林道を伝って、

細尾根に取り付くつもりだった。

しかし現実には管理者から、

ダムの上を歩かせてもはもらえないのでは、

と思い直してダムの下流から、

尾根の末端に取り付くこととした。

スタートして凍結したダムの下流を渡り、

JR根室本線に近付いた地点から、

広い尾根に取り付いた。

そしてすぐに送電線をくぐる。

あとは広い尾根を忠実に辿って高度を上げて行く。

スタート地点からこの取り付きまでをラッセルした私は、

その後先頭に立つことなく、

最後尾から写真を撮り続けた。

その後のラッセルはToshi、Hiromi、Kasaneが交代したが、

全行程の3分の2はToshiのラッセルだった。

先月58歳の誕生日を迎えたToshiだが、

全く体力の衰えを見せない。

大したものだ!

 ルートは地形図に示された「465m」標高点を越えて、

当初予定していた林道にのった。

この後500mほど林道と作業道を歩き、

Co.490で作業道を離れて細尾根に取り付いた。

そしてここから目指す『金次山』までの、

約1kmほどが大変だった。

木が思いの外混んでいて行く手を阻む。

中でも木々やその枝の下をくぐるというのが、

私は大嫌いで消耗させられる。

ただでも今冬初めての重い冬用登山靴とスノーシューだ。

またいだりくぐったりを何度も何度も繰り返し、

12時30分、四等三角点「金次山」

頂上は狭く積雪もわずかなのに、

三角点標石が見つからない。

しかしそんなはずはないと、

ストックの先で地面をつつき回すと、

「カチッ!」。

あった!

 復路はまたもくぐったりまたいだりを繰り返して、

私は益々消耗する。

元気なのはToshiとHiromiそして若いKasane。

つまりこの私以外・・・

 14時50分、駐車地。

きつかったが楽しい山行であり、

この日もまた晴天に恵まれたことを感謝!

そして3台で「LARCH」に向かった。

 

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2021.1.9 『幌消末峰』(ぽろけしまっぽう・266m)~『八田山』(258m)  いまだツボ足で分け入る

 正月明けの三連休は、

例年中日に『ミニ山の会』の、

「新年会」を開催している。

それで前日の土曜日は、

朝ゆっくり家を出て、

途中でHiromiを拾い、

平取町振内に向かった。

そして道々131号幌毛志の、

「幌毛志林道」入口にある広い空き地を駐車地として、

11時05分、徒歩で「幌毛志林道」に入った。

これを車で入っても、

すぐ施錠されたゲートが現れる。

 『幌消末峰』には、

昨年の秋に単独で登っている。

このときも『八田山』と合わせて登った。

今回はまだ未踏のHiromiを、

ピークに立たせることが目的だ。

「幌毛志林道」に入るとすぐに「幌毛志橋」が現れ、

これを渡ったところにゲートがある。

路面にはゲートを開けて入った、

車一台分のタイヤ痕が残っており、

それは入ったままで、

まだ戻ってきてはいなかった。

明らかにハンターの車が入っている。

それで林道奥の『八田山』を先に登ろうと思っていたが、

『幌消末峰』から先に登ることにした。

ハンターとの接触は極力避けたい。

ルートは前回と同じく、

ゲートを越えてすぐ、

右手の斜面に取り付いた。

そして一段上の作業道跡に当て、

あとは作業道跡をたどる。

作業道跡をたどると、

一旦東に向かってから、

Co.250で作業道跡を離れ

明瞭なピークを踏んで、

西に向きを変え、

『幌消末峰』に向かう。

この辺りの笹は背丈が低く、

何処でも歩けるのが心地よい。

11時45分、三等三角点「幌消末峰」(ぽろけしまっぷ)。

天気がいい!

今年はここまで8山行をこなしてきたが、

毎回晴天の中を歩いてきた。

それは晴れやすい地域を目指してきたから。

私が住む江別市から北の空は、

毎日分厚い雪雲の中にある。

南に向えば晴天の山を楽しめるのに、

わざわざ雪雲の下に向かう気には、

今はとてもとてもなれはしない。

 『幌消末峰』からは一旦作業道跡をたどって、

「幌毛志林道」に下った。

そして林道奥に向かい、

ゲートから1kmほどの地点で、

右手の斜面に取り付く。

前回はここで急斜面を登ったのだが、

雪が積もった今は古い作業道跡が見えたので、

迷うことなくそれを利用した。

作業道跡はここでも忠実に、

目指すピークに向かってくれる。

登るほどに背後の『幌毛志山』(406m)が、

その姿をはっきりと浮きだたせる。

そして13時10分、

四等三角点「八田山」

なんとも穏やかなこの一帯がいい。

『振内山』(740m)がすぐ東に見えていた。

この頃になると、

上空は広く雲に覆われ出した。

わずかな積雪だが、

標石を探すのにやや手間取った。

 下山は登路の作業道をそのまま下って、

「幌毛志林道」に下りた。

あとは淡々と林道を歩き、

14時20分、駐車地。

この二山は何度登ってもいい。

Hiromiも気に入ったようだ。

続いて汗を流しに、

日高町の「日高高原荘」に向かった。

久しぶりに訪れた「日高高原荘」では、

入浴料金を支払うとフロントで、

脱衣籠を貸し出してくれて、

入浴後はそれをまたフロントに返すという、

新しいシステムとなっていた。

入浴者の人数制限をするためだそうだ。

確かに安心して入浴できるシステムだ。

ただ浴槽の湯がぬるくて物足りない。

 

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2021.1.6 『剣淵』(けんぶち・121m)  まさかこんな風景に出会うとは・・・

 地理院地図を眺めていて、

ふとこの山に目が止まった。

121mしかないこの山のピークに三等三角点がある。

では登ってみましょう、

と言うことで千歳市泉郷に向かった。

「嶮淵川」(けぬふちがわ)の堤防に駐車し、

田園の中の農道を歩き始めた。

そして農道から藪に入ろうとすると、

軽トラックがやってきて、

運転していた若者が、

「ここはマザーランドの所有地内です」、

と言ってきた。

ありゃっ、これは失礼!

三角点を求めて歩いていることを説明すると、

好意的に入山を認めてくれた。

 藪は薄くて短く、

すぐ伐採地のような広いところに出た。

ここはとにかく広い。

その中に続く作業道跡を登って行くと、

左右の広大な風景に加え、

背後に広がる風景が素晴らしい。

とにかく何も遮るものがない。

この風景は麓から見上げていた時に、

容易に想像できたことだ。

驚くのはその先でのことだった。

 作業道を登りきると、

大型四輪駆動車のものと思われるタイヤ痕が凄まじい。

我々が登った北側とは逆側に、

林道が続いているようだ。

その後雄大な風景を眺めながら、

広い尾根上の作業道をほぼ西に向かって歩く。

そしてその上がピークであろうと思われた細尾根に取り付いた。

短い細尾根を登って行くと、

素晴らしい!

遮るもののないピークに飛び出した!

まさかここでこんな光景に出会えるとはぁ・・・

Hiromiと二人してたまげてしまった。

121mという標高から察して、

樹林の中のピークからは、

何も見えないと思っていた。

いやあ、どんな山もバカにすることなく、

コツコツと登り歩いていると、

ホントにいいことがあるもんだわ。

おまけに風もなくのどかだ。

今年は新年早々晴天に恵まれてきた。

 下山も同ルートを下ったが、

いくら見ても見飽きない素晴らしい風景が広がる。

広い原野を下り切って樹林を抜けると人の声。

そのまま進むと母親と子供達だ。

そしてこの子達ひとなつっこい。

口々に「こんにちは!」と言ってくる。

母親が近付いてきたので、

話しをすることになった。

するとこの母親は入山時に声をかけられた男性の妻だった。

「マザーランド」という農業生産法人で、

夫婦ともに社員として働いているそうだ。

更に夫婦二人とも本州からの移住者だという。

ここがいいところで、

住みついて10年になるそうだ。

子供たちは7歳の長男を筆頭に、

男の子ばかり3人。

しかもお腹にはもうひとり生まれてくる子がいて、

その子も男の子だという。

すごいねえ、たくましいねえ。

しばらく立ち話しをして別れた。

素晴らしい風景に巡り合えた締めは、

誠に良い出会いだった。

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2021.1.6 『馬追』(うまおい・229m)  達成4000回!

 6日は私にとって一つの区切りとなった日。

通算4,000回の山登りを達成した。

 朝Hiromiを迎えに行き、

長沼町の「道の駅」から国道274号線を、

夕張方面に4kmほど走った地点の、

「由仁林道」入口から入山した。

 馬追丘陵は北の「長沼スキー場」(三等・馬追)に端を発し、

『長官山』(254m)~「山形西部」(四等・175m)~「馬追山」(一等・273m)、

そして今回の「馬追」(三等・229m)と続いて、

「由仁林道終点」で終息する。

そのうち今回歩いた林道が、

これまでに歩いたことのない部分だった。

 9時35分、国道沿いの林道入口をスタート。

もう車が入った形跡がないので、

雪の林道入口に無理やり車を乗り入れ、

そのまま駐車して出発した。

すぐに「由仁林道」ゲートが現れた。

そしてそこには「由仁林道終点」と書かれている。

それでこの林道は北側の道々108号線のゲートから始まって、

ここで終わるのだと解釈した。

「由仁林道」はここの北側もそうだが、

針葉樹中心の風景が単調で、

少々面白みに欠ける。

ただこの日は素晴らしい快晴の下だったので、

それだけで言うことはない。

高度を上げるほどに見え隠れする、

西の風景が素晴らしい。

そんな中で一枚の標識に目が止まった。

そこには「人工造林地 S9年」と書かれていた。

私は昭和29年生まれ。

となるとこの針葉樹の林は、

私が生まれる20年も前に、

植林されたものということになる。

ひぇ~っ!

造林事業の歴史はすごいものだ。

 スタートして1.5kmほどで、

三角点ピークの基部に到着。

この日は今シーズン初めて、

スノーシューを装着した。

装着が年明けになったのは初めてのことだ。

スパイク長靴を履いて、

雪の少ないところばかりを歩いていると、

深雪の中でのスノーシュー登山が、

やたらとおっくうになってしまう。

 最後は少々の藪漕ぎで、

10時25分、三等三角点「馬追」

この三角点に立つのは3度目だ。

そしてここで私の「4,000回登山」が完了した。

大学1年の時に独学で山登りを始め、

卒業までチョロチョロと登ったあとは、

長いブランクに入った。

それを再開したのが1992年秋だった。

それから新たに記録をつけ始め、

この日の4,000回を迎えた。

また、昨年は年間100回以上の山登りを、

20年連続で達成した。

「時間があれば登る。チャンスがあれば登る。

とにかく登る、登る、登る!」

これが私の信念!

 

私は何も難しいことをしてきたわけではない。

山が、山にいることが好きで、

その山に特にこだわりはなく、

無名の里山だって楽しく歩いている。

それに不平を口にすることなく、

楽しそうに着いてくるのがHiromiだ。

 下山も快晴の下、楽しく歩き、

11時15分、駐車地。

近くのコンビニへ駆け込んで昼食。

さて、もう一座だ!

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2021.1.5 『安平道』(266m)  また素晴らしい林道とのめぐりあい

 この前日『北電山』の下山中に、

私の勤め先から電話が入った。

「これはもしや!」

電話に出ると、

勤め先の工場で水道管が凍り、

水漏れを起こしたとのこと。

しかし正月休みで修理業者を呼べない、

とのことで、6日からの出勤予定が、

12日からに延期された。

電話を受けたときに直感した、

これは休日が長くなる電話だと。

結局12月22日からの21連休となった。

私、いくら休みを頂きましても、

決して無駄には致しませんので・・・

 5日は安平町瑞穂地区から農道を走り、

エゾシカ防護柵扉の前まで車で入った。

ここにはつい先日の12月30日に入り、

『安平道』を目指すも、

2018年9月に起きた「胆振東部地震」の、

爪痕が激しく残っており、

林道が流、倒木に飲み込まれ、

その痕跡すら見い出せずに撤退した。

従って今回はそのリベンジとした。

 9時55分、エゾシカ防護柵扉のそばの、

空き地を駐車地としてスタート。

前回撤退した林道ではなく、

同所の分岐から「ハビウ林道」を進むことにした。

こちらも100mほどで、

エゾシカ防護柵扉が現れ、

扉を開けて中に入った。

扉の横にはオレンジのセーフティーコーンに、

「銃猟立入禁止」の表記があり、

これは我々にとって頼もしい限りだ。

一応安心して歩を進めた。

そして10分ほどで「ハビウ支線林道」の分岐が現れるので、

この支線林道には入らず、

「ハビウ林道」を進んで行く。

こちらには古いタイヤ痕しかない。

しっかりしとたタイヤの踏み跡が、

支線林道奥に続いていたので、

どうやら奥で何らかの工事が進行中のようだ。

一方我々が進む本線には、

すぐに鎖のゲートが現れた。

「入山届け箱」が設置されていたので、

一応記帳して入山する。

記録には昨春ほんの数名だけが、

山菜採り目的で入山していたことが記されていた。

 林道は蛇行を続けながらも、

確実に高度を上げて行く。

Co.200で送電線の下をくぐった。

そしてCo.210で突然道幅が広くなった。

改修工事が完了して、

時間が経過していないことがわかる。

胆振東部地震で崩落したあとを、

復旧したものと思われる。

林道上から覗き込む沢地形には、

地すべりで押し流された樹木が、

折り重なるように溜まっていた。

またその頃になると南から西側の風景が見え出す。

大変広くて明るい林道を、

気持ちよく歩いて行く。

そして詰めは林道から、

東西どちらの風景も目にできるという、

なかなか出会えないロケーションとなった。

いい林道だわぁ~

林道を離れて藪に入り、少々登って、

11時35分、三等三角点「安平道」

これで「安平」を冠した三角点5座の全てに立った。

ピークからは木の間越しに、

各方面の風景が見える。

その中でも厚真町の郡部で、

沢筋の奥深くまで家々が点在することに驚いた。

あの地震でよく斜面が崩落しなかったものだ。

 下山は「ハビウ林道」をそのまま引き返した。

「ハビウ支線林道」を下ってみたかったが、

沢筋に沿って伸びているため、

倒木で立ち往生もありうると想定して避けた。

いずれ雪のない時に「ハビウ林道」から周遊してみよう。

 12時55分、駐車地。

いやあ、この日の林道も素晴らしかった。

天気もいいし言うことなし。

そしてこの『安平道』が、

私にとって通算3,999回目の山登りとなった

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2021.1.4 『本安平奥』(244m)、『丸山』(173m)、『北電山』(145m)  まだツボ足で・・・ 

 4日の朝Hiromiを迎えに行き、

安平町追分に向かった。

そして旭地区から「安平川」に沿って伸びる、

「春日林道」に入った。

積雪次第では車での走行が不可能なので、

代案は常に用意している。

今回はこの時期になっても、

まだ問題なく走行できた。

それはハンターの車が入るからなのか?

それともまだ奥地で工事が行われているのか?

あるいは林業関係の車か?

色々なことを考えてみる。

この林道は昨年の秋下見に行ってみたが、

工事車両及び、

大型ダンプカーが出入りしていたので、

奥地で何やら工事がされていると解釈し、

『本安平奥』に登ることをあきらめた。

林道でダンプに遭遇すると、

こちらが後進して退避できるところを、

見つけなければならない。

しかし雪が降ってしまうと、

車両の通行はほとんどないようだ。

唯一心配なのがハンターの入山だ。

 ゲートは閉じられていないが、

中に入って100mも進むと、

林業で伐採された集積材が、

几帳面に山と積まれていた。

その後200mぼ進むと、

広く重機のキタピラで、

踏み固められたところに出合った。

ここを駐車地とし、

8時45分、徒歩でスタートした。

林道を奥へと進んで行く。

そして1kmほど歩くと、

「安平川」を渡る「あさひはし」が現れた。

この橋を渡ると林道分岐が現れ、

右手の破線林道に入る。

この林道は地形図で破線となっているが、

どうしてなかなかしっかりしている。

また、周りは伐採地が広がり、

美しい風景を楽しめる。

積雪が少々増してきて、

スノーシューの方が楽に歩けるだろう、

思いながらも雄大な風景に見とれる。

そしてCo.200で林道を離れ、

右手の急斜面に取り付いた。

そこから目指すピークが見えている。

トドマツの幹に真新しいヒグマの爪跡を見、

ひと登りして、

9時55分、四等三角点「本安平奥」

笹に覆われた標石周りを広く刈って、

恒例の初登バウム!

ピークからは東に『支安平奥』が見えている。

そのまま林道を歩いて行きたいが、

それは雪が融けてからにしよう。

その後笹の海を進み南側の風景を見た後、

北に下って林道に戻った。たスタスタ歩いて、

10時50分、一旦駐車地へ。

「安平」を冠した三角点5座のうち、

これで未踏なのが「安平道」だけとなった。

 もう一つの三角点ピークが、

その北側にあるのだが、

あまりにも偶然過ぎる。

目指す『丸山』のためにあるような、

広い駐車スペースだった。

車を通り過ぎてそのまま、

北の斜面に取り付いた。

笹は薄く快適に登って行く、

と思っていたのだが、

どっこい濃くなりだした。

積雪が厚い部分は踏みつけやすいのだが、

そうでないところは、

モロに濃い笹の抵抗を受ける。

極力尾根筋を歩こうと思ったが断念し、

一旦高度を下げて短距離で登り返した。

そして最後は広く平坦な頂上部で標石探し。

11時25分、四等三角点「丸山」

この三角点標石は大きく欠けていた。

この山の中でどうやって硬い石が欠けるのか?

謎を抱いたまま昼食。

下山は引き返さず最短距離で林道に下った。

但しここの笹は細く細かくて濃い。

それが脚に絡みついて、

何度もつんのめって転倒しそうになった。

何とか林道に下り少々歩いて、

12時05分、駐車地。

 まだ時間が早かったので、

安平町追分に移動し、

豊栄地区の畑奥から『北電山』に登った。

ちょうど1年前に登った三角点ピークだ。

この辺りは『安平山』(166m)一辺倒で、

誰も『犬山』や『北電山』に見向きもしない。

ちょっと目先を変えただけで、

静かで変化に富んだ山歩きを楽しめるのだが。

四等三角点「北電山」

 14時頃駐車地に戻り、

この日は帰途に着いた。

 

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