北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.7.31 『坊主山』(穂別・791m) 青い空と美しい緑の世界!
土曜日「ペンケヌーシ川」下山後、
日高町~平取町振内経由で穂別に移動した。
コンビニ弁当で早めの昼食を摂り、
近くの信田地区で昼寝。
もう暑くて暑くてとても山に登る気力がない。
いつも車の中では寝てばかりいるHiromiが、
こういう時だけ張り切る。
ぐったりして眠ろうとしている私に、
「12時までね!」と制限を突きつける。
それでも結果として1時間くらい眠れたか。
しかし何度も言うが、
いつも寝てばかりいるHiromiが、
こういう時だけ眠らずに、
ずっとスマホで何かを見続けていた。
午後になってHiromiの希望に従い、
『坊主山』に登ることにした。
稲里地区から林道に入り、
いつもは林道入口か途中に車を置いて歩くのだが、
この日ばかりは全くそんな気にならない。
いや、とても長い距離を歩く気にはなれなかった。
登山口まで車で入り、
12時50分、猛暑の中をスタート。
スタート直後はカラマツ林の中を行く。
もうずいぶん回を重ねて登ってきた山だが、
このカラマツ林の中の登山道が、
この日ほど笹に埋れていたことはなかった。
びっしりと新たに伸びた笹に覆われていた。
このことはその後も同様で、
登山道に笹がはびこっていた。
途中に水場があるのだが、
その水に初めて触れてみた。
熱い手が冷やされて気持ちがいい。
登山道はCo.720で大きく右にカーブを描く。
すると前方の樹林が切れて、
遮るもののない広々とした風景が目に飛び込んでくる。
そして笹原の緑が実に美しい。
そんな風景の中で南東方向に、
『坊主山』のピークが見えている。
その後は遮るもののない広々として、
大変美しい世界を堪能しながらの楽しい歩行だ。
なのにヘロヘロなのさぁ~
またこの日はやけに空と雲が美しく、
それが緑との何とも言えない、
メルヘンチックな風景を創り出す。
山小屋を過ぎるとそんな世界が、
どんどん広がっていく。
そして振り返れば広い広い風景だ。
Hiromiは「いいね」、「いいね」を連発する。
暑くて大変だがいい日に登った。
ずいぶん回を重ねて登った中で、
無積雪期ならこの日が最高だったのでは!
13時50分、『坊主山』(二等三角点:坊子山)。
点名は「坊主」の「主」が「子」となっている。
このピークから見下ろす南側の風景は、
私の中で好きな山岳風景10指に入るもの。
なんともメルヘンチックな風景だ。
そんな美しい風景を目にし、
三角点の標石脇にへたりこんだ。
疲れた、本当に疲れた・・・
暑さにはどうしても勝てない。
そんな私の姿を見ても尚、
薄情な弟子は疲れたふりをしていると思っている。
いや、そう思いたいのかもしれない。
だけど真実の姿なのよねえ・・・
下山も広く美しい風景を眺めながら、
ゆっくりゆっくり下り、
15時ちょうど、登山口。
最寄りの樹海温泉「はくあ」へ汗を流しに向かった。
2021.7.31 『ペンケヌーシ川』(736m) アブの総攻撃に撃沈・・・
この週末は金曜の夕方出て、
途中でHiromiを拾い、
日勝峠に向かった。
翌日予定の山は日勝峠1合目付近より林道に入るのだが、
その林道入口を確認して、
そのまま峠を登っていった。
そして峠の7合目で沙流川の広い河原に、
よい車中泊地を見つけた。
毎日猛暑が続き、
夜間もなかなか気温が下がらないので、
高度を上げて涼しいところを狙ったのだ。
結果、標高700mでの車中泊は、
涼しくて実に快適に過ごせた。
土曜の朝日勝峠の1合目まで下り、
「千栄林道」入口を駐車地として、
7時10分、徒歩でスタート。
するとすぐに施錠されたゲートが現れた。
この日も青空が広がり、
気温がグングン上昇する。
もう何日雨が降っていないだろう?
暑さで大気の状態が不安定となり、
局地的に雨が激しく降る所はあるのだが、
私の周囲ではこれまでに記憶がないほど、
長期に渡って晴れが続いている。
林道はゲートで上空を送電線が走り、
その下に作業道が続いていた。
それを利用すると大きくショートカットできそうだが、
それは下山で試すこととし、
まずは地形図上の林道を、
忠実に歩いてみることにした。
「千栄林道」の東側すぐ下を、
「ペンケヌーシ川」が流れている。
目指す三角点は川の名をそのまま用いたもののようだ。
林道を登って行くと、
Co.700付近で目指すピークが見えてきた。
それは「ペンケヌーシ川」の先にある、
「下主」(三等三角点・1080m)だった。
実はこの日「下主」を狙ってスタートした。
ところが予想超える事態が起きた。
アブだ。
高度を上げるほどにアブが増え、
我々にまとわりついてビンビン攻撃してくる。
全身ところかまわず刺してくるのだ。
たまりかねて下半身はズボンを着用するも、
上半身をシャツの上から攻撃してくる。
その執拗な攻撃になんとか耐えて、
8時25分、四等三角点「ペンケヌーシ川」。
この三角点は林道脇の、
ほんの一段高いところにあった。
とにかくアブがひどく、
バウムクーヘン儀式もままならず、
林道に戻って先に進もうとしたが、
その先は間もなく林道を離れ、
標高差300mの藪漕ぎとなることから、
私が決断、「やめるべ!」。
藪漕ぎプラスアブの攻撃ではかなわない。
次回涼しくなってからリベンジしよう。
下山はアブをタオルで叩き落としながら歩く。
そして高度を下げるほどにその数が減っていく。
これはどういう事なんだろうね?
登路で目にして下山時利用しようと考えた、
送電線下の作業道からは、
『双珠別岳』(西)とその周辺の山々が、
緑濃く美しく見えていた。
作業道を下り切ると林道ゲートに出た。
あとは少し歩いて、
9時25分、駐車地。
まだ時間が早いので次のピークと思うも、
同一山域ではまたアブがひどいだろうと、
穂別まで戻ることにして車を走らせた。
しかし外はひじょうに暑く、
モチベーションは全く上がらない。
あっ、私は7月28日で67歳となりました。
みなさん、お手柔らかにお願いします。
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