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2021.8.15 『土方沢』(ひじかたさわ・271m)~『小袋』(182m)  Hiromiよお疲れさん!

 今年の盆休み最終日は、

Hiromiと樺戸山地へ出かけた。

Hiromiは12~13日と、

単身表大雪でロングトレイルを繰り広げてきた。

12日は天人峡温泉から、

『化雲岳』(1,955m)を経て『五色岳』(1,868m)まで足を伸ばして戻り、

翌13日はクチャウンベツ登山口から、

「沼ノ原」を眺めながら歩き、

再び『五色岳』(1,868m)に立ち、

更に『忠別岳』(1,963m)まで足を伸ばして戻った。

素晴らしい体力、スピード!

結果二日間で歩いた総距離が、

約60kmに達し、

総歩数が6万歩に及んだ。

Hiromiには色々事情があって、

山中泊が困難だ。

そして私は山中泊が嫌い。

そんな利害が一致して、

私と一緒にスピード登山を心がけてきた。

その結果がこうした山行に繋がった。

素晴らしい!

努力の賜物だ。

そして疲労が蓄積しているHiromiを、

樺戸山地の低山で労をねぎらうことに。

 昨日はゆっくり出かけ、

道民の森牧場南地区入り口へ。

ここを駐車地として、

10時55分、徒歩で林道に入った。

隣の林道には「土方の沢林道」と名称があるが、

こちらの林道には名がないようだ。

と言うのも、林道のようだが、

送電線の作業道のようでもある。

とにかく地形図には記されている。

 林道は草つきで、

車が通ることはほとんどないようだ。

それがほぼ送電線の下に伸びていく。

250mで一旦古い舗装道路と交差する。

この舗装道路は、

「牧場南地区」から「神居尻地区」に続く、

サイクリングロードだ。

かなり荒れてきており、

現在の使用状況はどうなんだろう?

この後林道は既に廃道で、

送電線の作業道が頼りだ。

しかしその作業道も、

びっしり雑草に覆われている。

多少鬱陶しさはあるが、

たいして抵抗はない。

Co.270で送電線の鉄塔下に立つと、

目の前の笹藪に三角点がある。

短いが濃い笹を漕いで、

11時50分、四等三角点「土方沢」

ここには私一人でこの春に登っている。

 下山は往路を引き返すが、

Co.200で林道から作業道に乗り換えた。

そしてそれを辿っていくと、

広い伐採地に出る。

その伐採地にもう一つの三角点がある。

12時35分、四等三角点「小袋」

この標石は伐採が行われた際に、

重機でつつかれたらしく、

傾いている上に、

大きく削られている。

ここでカップ麺1個だけの昼食とした。

伐採地から駐車地までは近い。

13時05分、駐車地。

帰路でコンビニに寄りアイスを食べた。

このアイスを食べるために、

昼食をカップ麺1個におさえたのだ。

そして帰宅してからはもちろん、

Hiromiと反省会。

Hiromiが単独で行動した、

二日間の山旅の話を、

じっくり聞く場となった。

 

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2021.8.14 『715m峰』  夕張の無名峰でリタイア

 昨日はむかわ町穂別で、

未踏の三角点を目指すべく、

朝家を出て夕張経由で穂別に向かった。

この2~3日の間に目にした、

週刊誌の見出しが気にかかるが、

だからと言って登らないという選択肢がない。

その週刊誌の見出しには、

「ワクチン接種後1週間は、

激しい運動をしてはいけない」とあった。

理由は心臓に負担がかかるということらしい。

見出ししか見ていないので、

詳しいことはわからないが、

1回目の接種が終わって2日の身としては、

いささか気になるところだ。

 夕張市から穂別に入ってすぐ、

樹海温泉「はくあ」がある。

この温泉は何かあるとすぐ休業ということになるので、

一応この日の下山後に備えて下見に寄ってみた。

すると案の定休業だ。

「13~15日 臨時休業」の貼り紙。

まあま、ここはホントあてにならない。

何度ここをあてにして裏切られたことか?

いっそ閉鎖してくれればあてにしなくて済む。

ガックリきて穂別に行くのをやめ、

夕張市に戻った。

そしてどこに登ろうか?

と言った時に「715峰」を思いついた。

この山には積雪期に登っているが、

無積雪期は初めてだ。

ちょうどMTBを積んでいたので、

林道をMTBで走行することにした。

 10時05分、真谷地奥で「上真谷地」(三等三角点)に向かう、

NTTの管理道路をスタート。

200mほどでゲートが現れる。

その後いくらか舗装されているものの、

あとは砂利道だ。

そして10時20分、管理道路から「真谷地林道」に入った。

林道に入ってすぐチェーンゲートが設置されている。

せっかくMTBを利用しているので、

まだ奥まで乗り入れたかったのだが、

路面に深いキャタピラ痕があり、

ザクザクで走行は無理と判断し、

MTBはチェーンゲート横に置いた。

ザクザクの歩きにくい林道を行く。

「真谷地林道」は変化のない退屈な林道だ。

そんな林道を2kmほど歩きCo.400で、

左に作業道が現れるので、

11時10分、これを利用して高度を稼ぐ。

もう車での走行が不可能な作業道だが、

問題なく歩かせてくれる。

作業道は地形図上の「514m標高点」横をかすめ、

奥へと伸びて行く。

やがて針葉樹の美しい森となるが、

立派なトドマツの幹には、

あちこちヒグマの爪痕が残されていた。

それは引っかき傷や、

爪を立てて木に登ったものなど。

そして針葉樹林帯を過ぎると、

間もなく作業道はCo.560で下降を始めるので、

藪に入って上を目指す。

しばらく我慢して進むと、

古い作業道跡が現れる。

これにのって更に高度を上げる。

しかし長くは続かず、

いよいよ最後の登りで密度の濃い笹との戦いとなる。

それをいくらも進まないうちにギブアップ!

先週の「川崎」下山時に転倒し、

切り株に打ち付けた肋骨が痛んで、

笹を掴んで登るのがきつい。

12時20分、Co.660でリタイア

山名も点名もない無名の山だが、

また挑もう!

 下山も同ルートを辿る。

そよ吹く風が冷たくて心地よい。

14時ちょうど、駐車地。

一泊の予定で出たものの、

この日も帰ることにして帰途に着いた。

帰宅して鏡で脇腹を見ると、

なんとも気持ちの悪いことになっていた。

この怪我をした当日以来、

自分でも見ていなかった。

う~ん・・・

 

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2021.8.13 『中小屋2』(309m)  ワクチン一回目接種を終えて・・・

 昨日の午後、新型コロナウィルスのワクチン、

1回目を女房と接種してきた。

そしてその後ある山を狙うため、

前泊で出発しようと、

車にMTBを積んで準備しておいた。

ところが接種後に女房が、

「何かあったら大変だから、行かない方がいい。

Hiromiさんと一緒ならいいんだけど、今回はいないんでしょう?」

と言い出した。

女房はまれに発生している、

接種後の容態悪化を心配している。

また私が出かけることにより、

一人になるのも不安だったようだ。

子供たちが独立し、

二人だけの生活になって長い。

今更そんな不安を抱える女房に逆らって、

平穏な生活に波風を立てるのもおっくうだ。

昨日の出発は取りやめ、

今日も一応身体の様子をみる的に、

平和な管理道路を登ることにした。

コロナには振り回される。

 今朝当別町の中小屋に向かった。

田園地帯から見える「中小屋2」はなかなか美しく、

ピークの左に見える赤白に塗られたNTTの巨大アンテナが、

これまた青空に映える。

 9時に駐車させていただく中古屋墓地に着くと外気温は19℃。

空気が乾燥して実に爽やかだ。

直射日光はジリジリと照りつけるが、

空気が乾燥しているので暑くは感じない。

管理道路と言っても、

ここは荒れて草だらけ。

車がまともに走行できるとは思えない。

墓地の駐車場から管理道路に入り、

100mほど歩くと施錠されたゲートが現れる。

すると先の山中から草刈り機のエンジン音が聞こえてきた。

管理道路沿いの草刈りならまずいと思い、

どうしたものかと考えていると、

草刈り機を担いだ一人の男性が徒歩で下りてきた。

それで様子を伺うと、

草刈りは管理道路ではなく、

送電線下の作業道でのことと判明。

遠慮する必要がなくなったので、

ゲートを越えて進んでいった。

登るほどに汗がにじみ出てくるものの、

空気は爽やかで日陰に入ると寒いくらいだ。

本当に気持ちがよく、

つい先日までの猛暑続きが嘘のようだ。

 Co.250で林道に合流する。

この林道は当別町茂平沢地区と「ふくろう湖」を結ぶ。

この林道にのって北に進む。

すると崖状地形が現れ、

そこから見下ろす空知平野の風景が見事だ。

ただ、ここずうっとそうだが、

空気がよどんでぼやけ、

どうもはっきりしない。

 更に林道を北に向かい、

右手に伐採地が現れるので、

ここから伐採地の中の作業道を進む。

すると間もなく右手にピークが見えるので、

少々の雑草をかき分けて、

三等三角点「中小屋2」

短パンに雑草はうるさいので、

すぐにピ―クを離れて作業道から林道へ。

林道を管理道路との合流点まで引き返し、

そのまま林道を進んで行くと、

巨大アンテナの基部に着く。

遠くから見て目立つ赤白のアンテナは、

その基部に立って見上げると迫力がある。

ここで久しぶりにインスタントラーメンを食べた。

ここも風が爽やかで気持ちがいい。

 ゆっくりしたあと、

また林道から管理道路へ。

のんびりと歩いて駐車地へ。

コロナワクチンの影響なんか何も感じないが、

これはこれでのんびりと楽しめ、

まあ今日もいい日だったわぁ~

 

 

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2021.8.11 「馬追丘陵」  久々に周遊ルートで

 昨日は久しぶりに馬追丘陵へ出かけた。

近年トレーニング登山で、

随分世話になってきた馬追丘陵だが、

今年は雪が融けてから一度も、

足を運んでいなかった。

と言うのも、

今年は未踏の三角点ピーク何座に立てるか、

という目標があるためで、

決して馬追丘陵に飽きた、

というわけではない。

 昨日からHiromiが休みを利用して、

自分なりの目標達成のため、

大雪山に向かった。

従って今年の盆休みは、

Hiromiと別行動になる。

私は今日の午前中女房と墓参り。

そして午後新型コロナウィルスの、

1回目ワクチン接種の予定がある。

このワクチンだが、

我々高齢者は外出するな、

と言われれば出かけないで済む。

しかし働き盛りの年代は、

どうしても出て歩かなければならない。

であるならばそちらから先にワクチンを接種し、

高齢者は最後でよかったと私は考える。

 昨日の朝9時30分、長沼スキー場をスタートした。

ルートは「長沼スキー場」~「長官山」~「旧馬追温泉」~「馬追林道ゲート」 

~「静台」~(道々3号線)~「火葬場入山口」~「長官山」~「長沼スキー場」

これで約15kmの行程となる。

 はじめは舗装された立派な車道を登って行く。

途中で栗山町から由仁町の、

田園地帯を望めるポイントがある。

それを過ぎて間もなく分岐となり、

左手の砂利道に入る。

これは長沼町の景勝地である、

「文学台」への砂利道だ。

それを歩いて行き左の遊歩道に入る。

この分岐にはレンガ造りの立派なトイレがあるのだが、

私はどうもこの建物が気持ち悪く、

毎回いやぁな気持ちになって通過する。

遊歩道に入って進み、

10時05分、『長官山』。

誰もいない。

『長官山』頂上をそのままスルーして、

「旧馬追温泉」に下る。

この下りで一人歩きの女性とすれ違った。

そしてしばし立ち話し。

北広島市から来られたその女性は、

私より少し年配か?

おしゃべり大好きで、いとまのタイミングが難しい。

それでも「では・・・」と言って別れた。

10時35分、「旧馬追温泉」。

ここで一旦道々3号線に出て、

由仁町方面に向かって広い歩道を1kmほど歩く。

すると10時50分、「馬追林道」のゲートが見えてくる。

この林道はよく整備され、

しっかりと新しい砂利が敷き詰められていた。

ただ風景に変化がなく、

歩いていても退屈だ。

そして次に現れる作業道「遊歩道乗越線」に入ると、

すぐ遊歩道に出て「静台」方面の案内板がある。

あとは遊歩道を歩いて行く。

気温が低く快適だ

11時40分、「静台」(一等三角点:馬追山)。

そこに備え付けられた温度計を見てビックリ!

もう正午近くだというのに、

気温がわずか13℃だった。

 「静台」からは遊歩道を歩いて、

また道々3号線に下る。

この途中で先ほどの女性にまた出会った。

「長官山」に登ったあと、

遊歩道を歩いて登ってきたものだ。

またぺちゃくちゃとおしゃべり。

先を行きたく背を向ける私に、

更に話しかけてくる。

それをなんとか振り切って下る。

 12時25分、再び道々3号線。

今度は午前中とは逆の長沼町方向に歩く。

そして火葬場入山口を目指した。

12時40分、「火葬場入山口」。

あとは再び『長官山』に登る。

最後のこの登りでは、

今回のルート中で最も好きな風景が楽しめる。

それはほぼ中ほどの伐採地だ。

伐採された中にそそり立つ、

トドマツの風景が素晴らしい。

またこの火葬場コースは、

下草がけっこう伸びてきていた。

 13時20分、再び『長官山』。

午前中より雲が少なくなった。

日が差す分暑く感じつつ、

「長沼スキー場」に向けて下山。

最後はスキー場斜面を下り、

13時55分、駐車地。

なかなかいいルートだった。

そして気温が下がると、

こんなにも楽に歩けるものかと、

この歳になってもまだ驚く次第だ。

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『沼ノ沢』(206m)  台風崩れの雨中山行

 昨日(月)は完全休養とし、

女房と買い物その他で行動をともにした。

昨日からずいぶん涼しくなり、

昨夜は久しぶりに窓を閉め、

扇風機なしで寝ることができた。

そしたら気持ちよくてねえ・・・

今朝起きると更に気温が下がっていた。

しかし台風くずれの温帯低気圧による雨雲が、

北海道全体にかかっていて、

雨が降り続いている。

今週は夏休みのHiromiと、

雨だから登らないという選択肢はないので、

雨の中を当別町の「ふくろう湖」に出かけ、

「ふくろう湖」の湖岸に、

ちょうどよい駐車地を見つけた。

そして憂鬱だが意を決して車外に出、

雨の中で準備を始めた。

気温は16℃!

いつ以来だろう?

こんなに気温が低いのは。

気温が低いので雨具着用にはちょうど良い。

 10時ちょうど、

雨が降りしきる中をスタート。

100mほど湖岸の車道を歩き、

「くさまのさわかわはし」を渡って、

間もなく左手の藪に入った。

このルートは今年の春にひとりで歩いている。

Hiromiも「沼の沢」には登っているのだが、

今年5月月形町側から、

林道を辿って登ったため、

このルートは初めてだ。

 藪に入るとそこそこの笹だ。

ただ少し登ると針葉樹林帯となり、

藪は薄くなり歩きやすくなった。

一旦地形図上の「208m標高点」まで登り、

尾根伝いに進んで南北に走る、

地形図にはない林道にのる。

その林道までの笹が濃くて、

ここの突破に少々苦労させられた。

しかし林道にのってしまうと楽なもの。

快適に歩いてところどころで、

樹木が切れて見える風景を楽しむ。

そんな風景にHiromiは、

「いいねえ!」と叫んでみせる。

 当別町と月形町の境界線上に刻まれた林道は、

やがて東方向に大きくカーブを描く。

すると間もなく前方に、

目指す「沼の沢」の頂上が見えてくる。

あとは藪を一漕ぎなのだが、

ここの笹がまた結構濃い。

Hiromiが笹に埋もれて見えなくなる。

そして11時05分、二等三角点「沼ノ沢」

約1時間の登りだったが、

変化に富んだ行程で楽しく、

もっと長い時間を要したように感ずる。

しかしこんな雨の日には、

ちょうど良い行程だ。

三角点の標石周りは、

5月に訪れた際我々が笹刈りをしておいたので、

綺麗なままですぐに見つかった。

 下山は一旦林道に下って、

やってきた方向に歩き、

最後に大きくカーブを描いた先で、

これも地形図にはない林道を下ってみた。

それが「ふくろう湖畔」を走る、

道々に下ることを予測してのことだ。

この林道はやがて雑草や笹に覆われ、

ついに消失してしまった。

そこで林道から湖岸側の藪に入り、

ショートカットして、

駐車地近くに下ることにした。

急斜面を笹や木につかまって、

慎重に下っていく。

スパイク長靴だが、

笹の茎や木の根にのってよく滑る。

そして湖岸の舗装道路に下った。

すると駐車地まで100mほどの距離だった。

この頃になると雨は小降りとなった。

 11時55分、駐車地。

雨には降られたが、

なかなか楽しい山歩きができたことに感謝!

「ふくろう湖」の広い眺めの中で、

山登りを締めくくれるのもいいねえ・・・

最後に、Hiromiが撮った写真のほとんどが、

レンズに付着した水滴でボケていた。

そこでなんとか使用できるものだけを使った。

 

 

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2021.8.8 『三ノ沢』(351m)  美しい針葉樹林で暑さから逃れた!

 土曜の夕方新十津川町の、

総進地区から「総学林道」に入り、

少しでも高い所へと車を走らせ、

標高250mほどのところで車中泊とした。

それでも気温が27℃から下がらず、

エアコンを入れたままでの、

侍ジャパンテレビ野球観戦。

山の中だがこの辺りでは高いところなので、

テレビの電波が問題なく届いた。

そして金メダル獲得を喜んだ。

Hiromiはそんなの関係なく、

いつものように夕食後、

すぐに寝てしまったけどねえ。

暑い空気も夜半から朝にかけては涼しくなり、

網戸から入るかすかな風が心地よく、

この時期としてはよく眠れた。

そんな夜が明け、

朝起きると青空がきれいだった。

 「三ノ沢」という点名は、

どこにでもありがちだ。

この山は私が中学から高校時代を過ごした、

滝川市から西の方向に見えていた。

その姿は針葉樹に覆われて、

緑濃いという印象だった。

この度は風通しの良い山に登ってみても、

暑くてバテてしまったので、

日の当たらない樹林の中を、

早い時間に登ってしまおうと、

この未踏の三角点「三ノ沢」に決めた。

 「総学林道」から支線林道に入ったところを駐車地として、

6時15分スタート。

林道の入口には「私有地につき立ち入り禁止」、

の警告が松の幹に付けられていたが、

林道は私有地に入らないだろう。

林道を歩いて行くと、

200mほどで分岐が現れ、

左の林道に入り小沢を渡ると、

もう廃道となって車は侵入できない状態だった。

そしてここからの登りで目にする、

針葉樹林の風景が素晴らしい。

天を突くようにまっすぐ伸びる、

トドマツの林が延々と続く。

そんな風景を眺めるのは、

何とも気持ちの良いものだ。

 この朝のスタート前に、

Hiromiが「短パンで行くの?」

と尋ねるので「そうだ」と応えた。

するとHiromiも真似して短パンだもんねえ。

スタート時点ではすっきりしていても、

いつ草付き藪付きになるかわからない林道だというのに。

だからと言って私がやめるように言ったところで、

絶対に言うことを聞く奴ではない。

Hiromiは草がもつ毒性に、

敏感に反応するアレルギー体質と思われる。

これまでにも同じ格好で登って、

私が何でもないのに、

Hiromiだけ被れたということが何度もあった。

とにかく懲りないやつだ。

 素晴らしい針葉樹林の中を、

涼しく快適に登って行くと、

Co.260で進行方向が南寄りに変わり、

傾斜が落ちて平坦な道となった。

但し路面を雑草が覆いだし、

その高さと密度が次第に増していった。

そんな中Hiromiにズボン着用を勧めるも、

暑いから嫌だと拒否。

もう、し~らんけ!

 Co260から直線状の長い尾根歩きを経て、

Co.340で三角点ピークのそばに立った。

あとはわずかな藪漕ぎでピークだ。

その藪の濃さを目にし、

ようやくHiromiが雨具の下を着用。

進んで藪に入った。

太い笹が濃くてわずかな距離を苦労して進む。

そして濃い笹の中で標石を発見!

7時40分、三等三角点「三ノ沢」

標石周りの笹を刈ってやるが、

一本一本が太くて力が必要だ。

三等で林道の脇にある三角点だが、

人が入った痕跡は残っていなかった。

 下山は同じくほとんど日陰の中を快適に下る。

気温がわずかに下がっただけで、

体力の消耗がまるで違う。

やはり不調は暑さのせいか?

 8時40分、駐車地。

この時の気温が29℃。

毎日35℃もある中を歩いていると、

29℃でもずいぶん涼しく感じるものだ。

このまま気温が下がってちょうだい!

と、祈りつつ帰途に着いた。

そして夕方Hiromiといつものように反省会。

 

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2021.8.7 『イルムケップ山』(864m)  暑さにはかなわねえ~

 昨日も暑い予報に、

少しでも風通しのよい山へ、

と思って『イルムケップ山』を選定。

昨日の朝Hiromiを迎えに行き、

赤平市へと向かった。    

世の中夏休みシーズンとあって、

主要な道路は車が多かった。

赤平市茂尻から百戸地区へ。

そして「ペンケキプシュナイ川」に沿って伸びる、

「奥大谷沢林道」に入った。

『イルムケップ山』へは、

通常「右ペンケキプシュナイ川」に沿う、

「大谷沢林道」から登山口を目指すようだが、

私は1本東側の「林道」を利用する。

理由は伐採地を通って、

『イルムケップ山』を目指せるから。

伐採地の広く美しい風景は見逃せない。

ただ昨日は前回利用したこの林道への記憶が曖昧で、

駐車地にたどり着くまで、

少々時間を要してしまった。

伐採地が見えた地点を駐車地として、

11時25分スタート。

この日もスタート時点から暑い暑い!

前2日も暑い中を歩き、

ただでもきつい身体が、

初っぱなからバテ気味だ。

しかしHiromiは「暑い」と口にしながらも、

ルンルンで足取りが軽い。

間もなく広く美しい伐採地の中の1本道に出ると、

Hiromiのテンションが上がる。

「やっぱり伐採地はいいねえ!」

そしてそこからは目指す『イルムケップ山』の、

頂上部が見えている。

その距離が今の私にはやけに遠く見え・・・

伐採地を過ぎると、

針葉樹林の中を行く。

日陰になる分若干涼しさを感ずるも、

暑いものはやはり暑い!

針葉樹林の中の1本道を詰めて、

12時ちょうど、登山口に至る。

そして登山道に入るが、

笹がかなり被って足元が見えない。

こういう藪になると、

Hiromiはいつも「先をお願いします」

と言って後ろに下がるのだが、

この日は何も言わずに、

黙々と笹を漕いでいく。

私のバテた様子を見て、

気を遣ったのだろう。

しかし、ホントにバテてるの、私。

もう暑くてきつくて、

立ち止まって呼吸を整えながら水を飲む。

そして少し歩くと、

また立ち止まって同じことを。

更にまた歩き、

立ち止まって同じことを。

とにかくヘロヘロだ。

毎回ヘロヘロ話しをすることになるが、

強がってみてもしかたないしねえ。

 何度か立ち止まりながら歩を進め、

ようやくたどり着いた頂上に。

12時50分、『イルムケップ山』  (三等三角点:三又山)

そのまま三角点標石の上にへたりこんだ。

いやあきつかったあ!

これまでに4,100回を超える山登りの中で、

一番きつかったかもしれない。

頂上はさすがに風通しがよいものの、

その風が温かく休まらないのよねえ・・・

食欲もないが、

塩分補給のためにカップ麺をすする。

そんな私を目にしてHiromiが言う、

「また弱ったふりしてえ」、

「昨日の怪我もわざとじゃないのかあ!?」

こいつにいつか殺される!

そんなHiromiはバカだから、

「気持ちいいなあ。ここにトンテ建てて寝たいなあ」

わかる、トンテ?

口から飛び出した言葉がひっくり返った!

頭の中では「テント」と言っている。

頭のネジがどこか狂っているHiromiだ。

下山は登りよりはるかに楽だ。

藪の登山道を下って林道へ。

下山は楽なのだが、

前日打撲した左大腿が痛む。

午後の日差しを浴びて、

また違った雰囲気の伐採地を歩き、

14時25分、駐車地。

このときの外気温は34℃。

この3日間いずれも30℃を大きく超えていた。

辛くてたまらないのは、

この気温のせいか、

それとも歳のせいか・・・?

この後滝川市にある墓に寄り、

滝川市の「ふれあいの里」で入浴して、

新十津川町に向かった。

そして総進地区から、

林道「総学線」に入って車中泊とした。

 

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2021.8.6 『川崎』(170m)  不覚、怪我をした

 今日も「暑い」予報だ。

また短時間で登れる未踏の三角点を目指した。

今朝家を出て当別町の「ふくろう湖」へ向かった。

「ふくろう湖」は「当別川」が、

「当別ダム」によってせき止められてできた湖だ。

建設に長い年月を費やしてできた「当別ダム」が完成して、

もう10年も過ぎただろうか?

今は湖の底に沈んだかつての道々を走って、

『神居尻山』に通ったことが懐かしい。   

 

そんな「ふくろう湖」の「望郷橋」たもとに、

湖岸に沿って伸びる林道がある。

それを利用して「川崎」を目指すことにした。

 今朝9時過ぎ「望郷橋」に到着すると、

既に気温が30℃を超えていた。

外に出ると直射日光も手伝って、

何もしていないのに暑い暑い!

そして「本当に歩けるんだろうか?」と、

いや~な気分になる。

車の周りにはアブがやたらと寄って来て、

車内にも容赦なく入り込む。

何匹かはタオルで叩き落としたが、

数が多いのでキリがない。

ただこのアブは身体に付着しても、

刺されることはない。

 9時25分、林道入口を徒歩でスタート。

ゲートがなく開放された林道だが、

いつものようにはじめから歩く。

歩き出して目にする湖の風景が美しい。

水のある風景はいいものだ。

しかし暑い!

しばらく直線的な林道が続く。

1.5kmほど続くこの直線的な林道のほぼ中間点に、

「トップ沢川南橋」があり、

橋の上から湖が見えた。

1.5kmほど歩くと分岐となり、

これを直進せず左に入った。

するとゲートがあり、

ここからは「当望林道」となる。

「当望林道」は大きくカーブを描き、

戻る方向に伸びて行く。

湖岸に沿った林道の、

すぐ上を歩くことになるので、

草の背丈が低いところから、

直前に歩いてきた一段下の林道が見下ろせた。

地形図を見ると、

「トップ沢川南橋」を渡った地点で、

ショートカットして上がると、

1kmほどの短縮となる。

しかしひどい暑さの中で、

余計なことをする気にはなれない。

湖岸の林道と並行していた「当望林道」は、

標高100mで西に方向を変えた。

周囲の樹木が濃くなり、

日陰の部分が増えたことはありがたい。

それでも空気自体が熱いので、

わずかな傾斜でも登りは辛い。

 10時15分、三角点ピークの直下に到着。

ここから藪に入るが、

暑くてズボンの着用は無理!

短パンのまま藪に入る。

すると足下はびっしり、

すごい量のウルシが自生していた。

このウルシだが悪さをするのは、

春から初夏にかけて。

葉がピカピカ光って、

いかにも悪さをしそうな時期だけだ。

もうこの時期になると毒気はない。

従って短パンの素脚でこすって歩いても問題なし。

 ウルシ地帯が終わると、

お決まりの笹薮だ。

これはなかなか手ごわく、

短パンではきつかった。

笹の中にはツルを這わせた植物が混じっており、

身体にまとわりついて進行を更に遅らせるので、

ザックからタチバサミを出して、

ビシビシ切って進む。

そのうち目標の送電線鉄塔が見えてきたが、

それでも笹が濃くてなかなか先に進めない。

そして10時45分、四等三角点「川崎」。  

しかし鉄塔の真下にあるはずの、

標石が見当たらない。

じっくり探したいのだが、

ピークに立つ前から数匹のスズメバチがつきまとい、

落ち着いて探してはいられない。

早々に引き上げることにした。

ところがこの下りの藪でしくじった。

両足がツルに絡まれ、

つんのめって転倒してしまった。

するとそこには草に覆い隠された切り株があり、

それに胸を強打してしまった。

左胸と左大腿の打撲だ。

最近持ち歩いているピッケルを、

この日は持っていなかった。

バランスを崩した時には必要なもの。

ダメだな、手を抜いては。

 また林道を歩いて戻るが、

ホント暑さが堪える。

平坦な林道を歩くのも辛い。

11時40分、駐車地。

気温は35℃と猛暑日だ。

この後江別市に戻っても尚35℃。

暑いのはもういらねえ~

 

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2021.8.5 『茂平沢』(もへいざわ・215m)  暑い暑い!

 私の盆前の仕事が昨日で終わった。

今日から15日までの11連休。

ただ16日以降の注文が、

まるっきり入っていないと言うから、

休みが明けてもまたすぐ連休になるだろう。

しかし連休はいいんだが、

暑くてかなわない。

札幌は明日も真夏日だと、

史上最多の連続真夏日となるそうだ。

ほぼ確定だし今日明日は、

札幌市でオリンピックの競歩が行われると言う。

厳しい暑さを避けて札幌開催としたのに、

思惑は完全に外れてしまった。

 暑い中できつい山歩きは避けたいので、

林道歩きからわずかな藪漕ぎで、

三角点ピークに立てる山を選び、

今朝ゆっくり家を出た。

そして当別町金沢に向かい、

名称不明の林道に入った。

林道入口から歩きたかったのだが、

狭くて駐車スペースが確保できなかった。

それでしかたなく道なりに車で登って行き、

上部の林道と交差した地点を駐車地とした。

今回はこの交差した林道を北上する。

距離は片道3kmちょっと。

 熱い空気の中をスタートしてすぐにゲートを通る。

今日は閉鎖されていなかったが、

その理由はあとでわかった。

ゲートの扉にははっきり、

「通行禁止」と書かれている。

それも車両だけではなく、

人が歩くことも認めない、とある。

車両の進入禁止はわかるが、

人も歩いちゃいけないというのは初めてだ。

従って山菜採りも入っちゃいけないということだ。

まあ、自己責任だけどねえ・・・

 ゲートを過ぎるとすぐ伐採地に出たが、

遠くの空知平野はモヤがかかったように霞んでいる。

まるでPM2.5に包まれたようだ。

そして足元に目を落とすと、

オスを背中に乗せたメスバッタが、

卵管を土中に入れて産卵していた。

しかしそこは林道の路面だ。

卵を産むなら林道ではなく、

いくらでも場所があるだろうに。

 広い伐採地の風景を過ぎると、

林道脇に木材が集積されていた。

ただ積み上げられた木材は古く、

Hiromiが好む木の香りがしない。針葉樹林の中の倒木や邪魔な木を、

重機で整理して集めたようだ。

近々伐採作業が入るためか、

あるいは単に樹林保護のためか?

 林道はほぼ直線的に北上して行く。

砂利が敷かれたしっかりとした林道だ。

暑くて暑くてもう汗ダラダラ。

スタートして1時間ほどで「茂平沢」の直下に達した。

そこでは新たな林道の工事中だった。

スタート地点のゲートが開放されていたのは、

この工事に関わる車両が出入りするためだ、

とこの時になって理解した。

林道脇の藪に入って急斜面に取り付いた。

草木につかまってよじ登り、

笹薮に入るとけっこう濃い。

暑くてズボンを着用する気にならず、

短パンのままだ。

それでも距離が短いので対応できる。

そして三等三角点「茂平沢」

笹は濃かったが木の枝に、

小さなピンテが付けられていたので、

誰か訪れた人がいるのだろう。

標石周りの笹を刈ってやった。

暑くて全く食欲がない。

 林道に戻って歩いてきた林道をそのまま引き返した。

途中にもう一つ三等三角点があるのだが、

短パンではきついので、

秋になったらHiromiを連れて、

再び訪れてみよう。

気温が往路より上がっている。

進み行く方向には入道雲が湧き上がっていた。

途中で伐採地に寄り、

広い風景を楽しもうとしたが、

やはりモヤが邪魔をして遠くが見えない。

 車に戻るとすぐにエンジンをかけ、

車内でエアコンの風に当たった。

それが気持ちよくてねえ・・・

もう暑さからは逃れたいが、

こればかりは待つしかない。

来週は気温が下がりそうだが、

今度は雨が多くなりそうで、

なかなかうまくいかないものだ。

この後帰途についたが、

地元の江別市に入ると土砂降りの雨!

林道の復路で目にした入道雲の下に入ったのだ。

さて、明日も暑いぞ…

 

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2021.8.1 『長峰』(308m)  暑さに眠れぬ夜が明けて・・・

 土曜日の『坊主山』下山後、

最寄りの樹海温泉「はくあ」で汗を流し、

道東自動車道「むかわ・穂別インター」付近で車中泊とした。

この日の車中泊地はなかなか決まらず、

しばらくウロウロしてしまった。

と言うのも、テレビが受信できるところを探したためだ。

この夜は東京オリンピックの、

男子サッカー「日本×ニュージーランド」戦を控えていた。

そしてようやく決まった車中泊地で、

夕食を終えてサッカーのテレビ観戦。

Hiromiはいつものように夕食後、

すぐに眠ってしまっている。

外は暑くてエンジンを切ることができない。

私は酒を飲みながら、

と言いたいところだが、

疲労が激しく酒を飲む気になれない。

そんなことは初めてだった。

この酒好きの私が・・・

それほど昼間の暑さが身体に堪えたのだ。

やはり歳だわぁ~

酒も飲まずにいると、

もう眠くて眠くて21時就寝。

エンジンを切り、

窓を4面網戸にする。

しかしそれでも暑い!

無風で風が入ってこない。

ウトウトくらいしたんだか、

なんだかわからないうちに夜が明けた。

するとまた気温が上がり出す。

たまらず4時半に起床。

この日は前日から我が家に来ている孫たちが待つため、

早々に山登りを終えて帰宅しなければならない。

短いが濃い藪を漕ぐことにしていたのだが、

既に外気は湿気を帯び、

ねっとりと肌に絡みついてくる。

藪はやめて前日昼寝をした、

穂別の信田地区に戻った。

前置きが大変長くなってしまった。

田園地帯の奥に駐車し、

エゾシカ用の防護扉を開けて入山した。

はじめは作業道を登って行くが、

間もなく切れるので藪に入る。

すると突然前方から笹をかき分けて、

唸り声を上げながら何かが突進してきた!

一瞬ヒグマか!?
と思ったが、背の低いその生き物が静止して、

顔を持ち上げたのでわかった。

アライグマだった。

こちらを威嚇して突進してきたものの、

こちらの方がはるかに大きいのを見て驚き、

また笹をかき分けて逃げていった。

アライグマは気性が荒いと聞いたことがあるが、

それは本当のようだ。

 しばらく藪を漕いで行くと、

上部で尾根に沿って続く作業道に出た。

ここは昨秋にも登っているので、

この作業道の存在は知っており、

それが目指すピーク付近まで続いていることも承知していた。

曇り空だが湿気を含んだ空気が暑い。

何度も立ち止まり、

ヘルメットを取って頭や顔の汗を拭う。

しかしHiromiはこの日も元気いっぱいだ。

  1時間ほどの登りで、

四等三角点「長峰」

藪のないすっきりしたピークだ。

と、ここで雨が降りだした。

天気予報で雨が降るとは言っていなかった。

急いで下山する。

しかしそんな雨も駐車地に戻る頃には上がってくれたので助かった。

そして急ぎ帰途に着き、

早い時間に帰宅して孫たちと遊び、

夕方いつものようにHiromiと反省会。

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