必ずしも勉強が得意とはいえない生徒が、「今日の授業、あっという間に時間がたった」といってくれる時があります。
私たちは、毎日毎回、様々な工夫をしつつ、どうしたら子供たちがより分かりやすく勉強できるかを考えて授業をしています。
勿論、年間を通じ、或いは月単位、週単位で定められた大まかなスケジュールというものはあって、授業はそれを基にして進めていくのですが、工夫というのは、その気になれば数限りなくできるものです。
そうした中で、上に書いたように、子供たちがこれに集中して取り組んでくれて、「あっという間に終わってしまった」といってくれること。これは最大の褒め言葉の響きがあります。
今日の授業もそうでしたが、今日は更に嬉しい言葉が。
土曜日曜は基本的に授業を入れていないのですが、その二日間にも授業を入れてほしいというのです。
そう言った生徒たちが入会してきたころの「勉強をやらされている」様子が嘘のような、この言葉。
しかし、「先生、やってよ」と言われた当の私が、明日は他の教室での授業の予定が以前から入っており、せっかくのその要望に応じてやれないのが、少し残念な、そんな金曜日の夜でした。