前期期末テストが終わり、全ての結果が出揃ったころでしょうか。
学校によっては、得点分布表が出され、自分がグラフのどこにいるかを見て、喜ぶ人もあれば、ため息をつく人もいることでしょう。
1年生にとっては初めての9教科のテストもありましたね。
学年問わずよく聞かれることは、「勉強したのに、点が取れなかった・・・。」というものです。
勉強の時間をとって、自分としてもきちんと勉強したのに、点にならなかったなら、がっかりしてしまいますね。残念なことです。
実は多くの場合、実技教科も含め、点に結びつかなかった理由は、勉強の仕方そのものに問題があることが多いです。
やったわりに点が取れなかった生徒の話を聞くと、大方いくつかの共通点があります。
・ 教科書を読んだだけ。
・ノードとめで終わってしまった。
・学校の問題集など(テスト範囲として指定)を自力で解いてない(解答を写している)
・ポイントをつかんで、大切なことを覚え切れてない。
こういったことは、言い換えてみればつまり、どうやって勉強するかが分かってない、ということです。
教科書を読んだり、ノードとめ自体は悪いことではありません。
ただ、テストに備えるには、ポイントを把握したうえで、問題を実際に解いて実践力をつけることが何よりも大事です。
つまり、「問題を解く」ということを決しておろそかにしてはならないのです。
これをせずに、ノードとめや教科書を読むことだけに励んでも、はっきり言って点はほとんど取れません。 ノードとめなどは、テスト勉強以前に、普段の勉強でやっておくべきことです。
このように、問題をどんどん解いていく、しかも数多くあたるということが秘訣です。
このことは時間が足りずに解答欄の下半分がほとんど空欄・・・ということに対する解決策にもなります。
こちらも、問題練習の量が足りないことが原因です。
大方の中学校のテストに当てはまることですが、テスト問題は決して少なくないです。問題用紙が3枚裏表なんてことは当たり前と思ってよいでしょう。社会は100問出る、なんてところもあるかもしれません。
ですから、それだけの問題数を手際よくこなしていかないと時間内に終えることは出来ないのです。
「手際よくこなす」には、問題慣れをしておかないとできません。つまり、テスト前に様々な問題を数多く解いて訓練をつんでおくことです。そうしておくと、さほど悩んだりせず、スムーズに解答していくことができます。
それで、「時間が足りない」と悩んでいる場合、自分のテスト前の問題練習量が足りてないことに原因があると思ってください。
では、ここまで読んでみて、自分がやっていたテスト勉強の方法と比べてどう思いましたか。
改善すべきところがありましたか。
とにかく問題をたくさん解いていく、これはしっかり自分に身につけるための、最短かつ最良の勉強方法です。
一応念のために言っておきますが、解いた後は必ず〇付けと直しもしてくださいね。やりっぱなしではいけません。自分のやり方が正しいのか正しくないのか確認できないからです。
では、次回は自分の納得のいく結果が出せるよう、正しい方法でテスト勉強してください!