ちょっと前に、勉強時間の見つけ方について書きました。
疲れていない、比較的元気な時間にやってみよう、との話でした。
でも、こう思う人もいるかもしれません。
・・・「勉強なんて、テスト前やれば十分じゃないの。毎日なんてやる必要ないのでは?」
もちろん、5科目のどれも、学校で習ったことをその日のうちに復習して問題練習できれば理想的ではあります。これをきちんとこなせたら、テスト前に慌てなくても大丈夫です。
でも5科目のうち、暗記中心の理科・社会・国語(漢字)はテスト前に集中的に行なっても、なんとかなるといえばうそではありません。
しかし、手を抜いてはならないのは、残りの英語・数学です。
これは、日々少しずつ勉強を続けていくべき科目です。
それはなぜか。- この科目は積み重ね教科だからです。いいかえると、習ったことを理解しないと、次のことにつながらないからです。例えば、小学生の時に習った、掛け算。九九を懸命に覚えたと思いますが、この九九ができないと、割り算が解けない・・・といったことです。
中学校の英語・数学は、去年から教科書も変わり、内容も増えたので、1回の授業で習うことが以前よりも増えました。英語では新しい単語がどんどん出てきます。数学は計算のやり方がどんどん進みます。
ちょっとでも「あれ?よく分からない・・・」と思ったら、その日のうち解決しないと、次の授業では「理解したもの」という前提でさらに先に行ってしまいます。
前回の授業のことが分かってないのに先に行かれると、その日の授業はさらに分からず、その次はもっと・・・という風に、玉ころがしのごとく、分からないことがどんどん大きく育ってしまいます。
これを防ぐために、毎日数十分の時間でもいいので、数学と英語は勉強をしたほうが良いです。
数学であれば、おそらく学校で問題集を与えられていると思いますので、それを使って、その日に習った計算を実際に解けるようになるまで練習することができます。もし、学校で聞いてて分かっている、と自信がある場合でも、何もしないのではなく、早く正確に解けるように、問題集をとく時間を自分で決めてやってみることができます。
とにかく、数学に関しては習った計算を確実に解けるようにすることを目標に日々の勉強を進めることができます。
英語に関しては、とにかく単語です。まずは、単語の読み書きができるように、毎日せっせと取り組んでください。単語は書けないと致命的ですので、単語練習は最重要事項です。
単語を覚えるのに時間がかからない人は、教科書の本文の音読を練習してください。
本文の英語表現を利用した問題がよくテストにも出ますので、すらすら読めるまで練習してみましょう。音読を多くやると、そういった重要表現を音声として覚えていけるので、問題に出された時に、さっと思い出すことができるようになります。
これはあくまで一つの提案です。大切なのは何もやらないよりかは10,20分でもいいから取り組む、ということです。
ためしに次のテスドでやってみるのはどうでしょうか。テスト前に、今までよりも慌てないですんでいる自分に会えると思いますよ!