「今でしょ」について

2013-06-13 20:04:20 | 学習塾・勉強の仕方

大方のk

公立中学校で、夏休み前の定期テストが終わったか、或いは、まもなくこれが行われようとしています。

毎回のことですが、テストが終わって、採点済みの答案が返却されると、「な、何だこれは!」とばかりに慌てて「このままじゃ県立高校なんか入れない。どこか塾へ入れようか」と考えてあちこち塾探しに走る方がおられます。

子供の方は、どこ吹く風で、親に言われて仕方なく一緒に塾の門を叩きますが、もともと切迫感がないので、もう一つ本気になれません。

ここで、道が二手に分かれます。

一方は、「子供のやる気なんか待っていたらいつまで経っても勉強なんかしない」と腹を括って入会する人。

もう一方は、「やるのは子供だから、その子供がやりたくないと言っているなら、費用も掛かることだし、今回はやめておこうか」と考える人。

どうでしょうか。

ようく観察してみれば、後者のほうがやや多いように感じるのは、果たして私だけでしょうか。

この「やるのは子供だから」という台詞は、実は結構多く、入会前だけに留まらず、入会後の面談などでも平気でこの台詞を口にする方がおられます。

でも、「やるのは子供」でも、「やらせるのは大人(親)」ではないでしょうか。

考えてみるまでもなく、子供は子供、将来を考えて「今ここで勉強しなくては」などと考えられる子が果たしてどれだけいるでしょうか。

そう考えられる賢い子であったとしても、それを継続していくことの出来る子も、一体どれだけの割合でいるでしょうか。

そして、いまここでやるやらない気関わらず、月日は自動的に過ぎて行き、そしてその間何度も何度もテストがあって、やがては受験がやってきます。

「勉強しようがしまいが」です。

どこかの時点で仕切り直してしっかり勉強に取り組むことは、誰に対しても平等に要求されるものです。

今流行の言葉で言えば、それは「今でしょ」なのであって、今出来なければ、来年になってもやっぱり出来ないのではないですか?


 

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