ぶつかり合い

2013-06-28 17:53:18 | 学習塾・勉強の仕方

3週間ほど前のテレビで、「今でしょ」の林先生と、(あざとい演出だと思いましたが)中学しか出ていない落ちこぼれ(と決め付けられていた)男女数人が、授業形式でぶつかっている図を見ました。

大学入試レベルの国語の問題を、中学しか出ていない、普段勉強などしていない彼らがスラスラ解けるはずもなく、むしろ林先生の講義に対する反感や無関心が蔓延する中、先生の奮闘で彼らが次第に打ち解け始めるという、まあ「いかにも」的な演出ではありました。

林先生を直接は知りませんが、おそらくは識見・人格・持っている知識や教える情熱などは、卓越したものがあるのだと思います。

一つだけ気になったのは、この模擬授業の様子を見ながら、芸能人が「人間と人間のぶつかり合いですね」「素晴らしいですね」などと、知った風なことを言っていたことです。

「冗談じゃない」

そう思いました。

この程度の演出でちらっと見せられた様子だけで「素晴らしいぶつかり合い」などと言い切れるほど、現実は生易しくありません。

子供たちは日々どころか、時々刻々と勉強に向き合う姿勢に変化を見せますし、実際の学習塾(多分予備校も)では、あの手この手の策を駆使し、時にはおだて、時には脅し、などの奇策も用いて生徒達と接し、そして一定の期間の中で結果を出すことを目指しています。

もう一度言いますが、そこには「人間と人間おぶつかり合いですね。素晴らしい」などといった、それこそ別室で現場の様子を眺めながら一人で得心して「これでおしまい」では決してないのです。

昨日お会いした他塾の先生との会話の中でも出ましたが、学習塾では、日々ああでもないこうでもないといったことも含め、毎日戦争状態の緊張の中で講師も、そしてその講師に引っ張れる生徒達も過ごしています。

勿論、私たちACSアカデミーの現場でも。


 

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