わからなくなってからでは遅い

2017-10-15 11:58:44 | 学習塾・勉強の仕方

ごく一部の生徒にいえることではありますが、中学生になって、そこで初めて小学3年生の時に身に付けておくべきだった知識が欠けていることに気付く例があります。

基本的な漢字の知識、文章を書く時の主語述語の役割、加減乗除の計算、都道府県の名前や位置関係などです。

こういうものをないがしろにしたまま、よく小学校高学年を過ごしてきたものだと思いますが、問題は深刻で、そのまま中学生でございますといった顔をしてきているということには空恐ろしさすら感じます。

例えば、今高校受験対策講座を毎週土曜に行っていて、その地理の授業の中で簡単な割合を求め、その結果を白地図上に記入するという問題を解くものがあります(毎年の過去問にこういう問題が入っています)。

このとき、都道府県名がわからないので、そこでまずまず第一関門があり、次に割合の計算ができないので、そこが第二関門で、こうなると中学生の地理以前のはるか前の段階までさかのぼってやり直さなければならないということになります。

保護者の方は、残念ながらそのあたりをどれだけ正確に把握しているかといえば、はっきり言うとこれも怪しい。

言いたいことは、以前も書きましたが、「勉強はなるべく早いうちから始めなさい」ということ、これに尽きます。

よく「わからなくなったらお願いします」などということをいう方がいますが、「わからなくなってから」始めたのでは遅いのです。

「わからなくならないように普段からやっておく」ことが大事なんです。

 


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