危機意識のなさ

2018-10-03 20:24:28 | 学習塾・勉強の仕方

人間はその性質上すぐ目の前に迫っている危機を容易に認識できない生き物です。

生命の危険も含めて、の話ですが、ここではもっと身の回りに普通に近接する問題を言っています。

私(mastarK)は以前金融機関に勤務していた時期が10年くらいありました。

ちょうど金融ビッグバンが叫ばれていた頃の話で、当時は世の中が大混乱していたころで、例えば私の会社の取引先で、尚且つ当時私自身が担当していた有名な金融機関がいくつも倒産していました。

金融機関だけでなく、例えばゼネコンや不動産会社などもその荒波の中で右往左往して、いくつも倒産の憂き目にあっていました。

でも、その会社に勤めていた人たちはといえば、殆どが不思議なくらいに危機感を持っていたとは言いがたく、漠然とした不安はあったものの、まさか自分の会社が倒産してしまうなどとは考えてもいなかったように思います。

例えば、Y証券の管理職であった知り合いは、同社が自主廃業を余儀なくされたその前日に「何とかなるよ。ウチの会社は大丈夫」と言って笑っていました。

 

話は変わります。

この「危機感のなさ」は、企業だけではなく、個人においても同じであるように思うのです。

例えば、あまりまじめに勉強していない子、言って聞かせても改善の努力をしようとしない子達の多くにこれが見られます。

彼らも「進学しない」といっているわけではなく、また、どの学校でもよいとも言ってはいないのです。

でも、自分から努力(他人から見て評価するに値するような)しようとはしません。

私たちから見ればそういう事の先にあるのが何であるかは容易に分かります。

「志望高への不合格」です。

場合によったら、不合格以前に、そもそも志望する学校の受験自体させてもらえないことも。

 

そういう子達に共通する危機意識のなさ(もしくは低さ)は、言い方を替えれば

「その時になればどうにかなる」

「誰かが何とかしてくれる」

といった、根拠のない楽観です。無責任と言ってもよいかもしれません。

私たちは学習塾ですから、勉強(の仕方)を指導するのはもちろんですが、このどうにかなる」「どうにかしてくれる」意識を根絶するのは本当に難しく、しかしこれがある限り物事を正しい方向に推し進めることが本当に困難であるという現実には大変頭を悩ましています。

 


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体調不良時には

2018-10-03 19:56:42 | 学習塾・勉強の仕方

 

昨日今日は辛うじて晴れまたは曇りでしたが、明日からはまた何日か雨の予報です。

この時期の体調管理は大人でも難しいので、普段元気いっぱいで怖いもの知らずの皆さんは油断して風邪をひいてしまうことだってないとはいえません。

少しくらいの体調不良なら気力で乗り越えられるかもしれませんが、無理はいけません。

そういう時は早め早めに教室に連絡を入れてください。

大事を取ってその日の授業を他の日に振り返るなどの策をとりますので、安心して休めます。

但し、当日授業が始まってからは、このシステムは使えませんのでその点ご注意ください。

 


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インターバルも有効活用

2018-10-03 19:41:57 | 学習塾・勉強の仕方

生徒たちが教室に居る間は、基本的に全てを勉強に充てるくらいの気持ちでいます。

もちろん集中して勉強した後はインターバルを設けることは言うまでもありません。

それを除いた時間帯をここでは言っています。

例えば7時に一旦授業が終わって、次は7:30から理科の講義があるとします(今日の例)。

この30分は基本休憩でもよいのですが、生徒たちの表情その他を観察して、馬力があるようでしたらここにも何かの講義を差し挟みます。

今日は今週金曜日に学校で行われる英検1次の為の直前対策をここに入れました。

こんな風に時間を有効活用して何かを積み重ねることで得られることは決して少なくないと思います。

 

 


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単に勉強を教えるのではなく

2018-10-03 16:47:04 | 学習塾・勉強の仕方

勉強(の仕方)を教えることはそれほど難しいことではありません。

なんといったって、既に理解している大人がこれから理解を深めていこうとする生徒たちに教えるのですから、そのこと自体が難しいはずはありません。

といっても、過去30人に一人くらいこの辺りが怪しい人が講師募集記事に応募してきたことがあって、その時はさすがにすすぐにこれを見破りましたので、その応募者は不採用にしました。

難しいのはですからそういうことではなく、むしろそれ以前にあるような気がします。

例えば、勉強の習慣がそもそもない子、長続きしない子、言う事の端々に嘘が混じりがちな子などは、一直線に勉強の効果に向かって歩を進められません。

さすがに学習塾は学校と違って強制的(といってよかわかりませんが)に来させられる場ではなく、少なからずそこには「自発的な意志」を基にして入会してくるという前提が子どもたちのみならず、私たちにもありますが、やっていくうちに最初のそんな意志はどこへ行ってしまったかというような例もなくはありません。

それは、例えば遅刻や欠席が目立つとか、宿題をやってこないといった形で現れます。

ある程度まではそういう事にもあの手この手で対処していきますが、それを超えれしまうと、他の熱心に勉強してる子達の利益を侵害してしまうというリスクが発生します。

私たちはプロですから決して弱音は吐きませんが、十人十色の子どもたちが如何に同じような軌跡を描いて上向いていくか、上向いていかせるか、について、実は一般に思われているよりもはるかに強い思いで日々取り組んでいます。

 


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