知らず知らず感傷的な夕暮れ
対策も地力も、と書きました。言うは易しで、題目を唱えているだけで、具体的な行動~それもピントの合った適切な量を伴う行動~かそこになければ、そこからプラスになるものは何も生まれません。そして、肝心なことは、その子にとって何をもって質的量的に適切な行動といえるかを正しく見極めることです。この場合、これに灯火を与えることのできるメンターは偏りのない、そして冷静な見通しを立て、判断を下すことのできる専門職の人間です。それは必ずしも学校の教師でなく、学習塾の講師陣に限るものではありません。ですが、教師や講師たちはその依って立つものから来る高い信用度は確かにあります。保護者はどうでしょうか。誤解を恐れずにいえば、例えは受験に臨む具体的な策を講じるという場面では、保護者の少なくない数が思い違い、誤解などに囚われているあまり、結果として時間と費用のいくばくかを無駄にしています。
マスターKです。大変ご無沙汰しています。この間田村先生が頑張ってくれています。そろそろ受験直前期です。高校受験、私立中受験などが年明けには熱を帯びて来ます。
こと、受験について考える時、私はよく「対策か地力か」のどちらに重きを置くかで迷います。 迷うと言っても答えはもう分かってはいるのですが。
答えとは、「対策も自力もの両方」です。 ここでいう対策とは、ありきたりの言葉で言えば 過去問 解析、 設問になれるといった勉強の仕方です 。J「地力」というのは、 目先のテストの勉強だけではなくその後も踏まえて 必ずしも受験では出ないところも含めて 各種 単元をまんべんなく 奥深く勉強するという ことです。 教室では この両方を 並行して行っています。
ですが、 そうは言ってもやはり 受験直前期に入りますと 対策の方に 比重が増してきます。 対策の仕方いかんによって 1科目 5点や 10点ぐらいは 普通にプラスできます。 例えば 高校受験では 5科目ですから 1科目 5点として合計で 25点 プラスになります 。そうすると 例えば 夏前までは 要検討のランクだったところも 実力的には 合格可能圏に入ることが できるわけです。