アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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たたかがダブルワーク求人の分際で、人間をロボット扱いするな!

2019年05月22日 13時18分41秒 | 職場人権レポートVol.3


ブログ更新がまた滞ってしまいました。丸山穂高の戦争発言など、このブログで取り上げなければならない時事ネタも一杯ありますが、今は正直言って、それどころではありません。この5月でダブルワーク契約が満了になるので、次のダブルワーク先を探したり、本業のバイト先でもう少し残業させてもらえないか打診したり、それで今は手一杯です。

とりあえず、近況報告と証拠保全も兼ねて、この間のダブルワーク先に関するLINE投稿の内容を、可能な範囲で、こちらにも転載しておきます。

(5月2日)

(前略)ダブルワークに代えて応援出勤する事を思いついたのは、ダブルワーク先のクリーニング工場で契約更新を拒否されたからです。

当初こそ、もっと早く作業するよう社員から指導されましたが、その後は特に問題なく仕事をこなして来ました。時に洗濯物が滞留する事も少なからずありましたが、それは私だけの責任ではありません。洗濯物の移送時間にムラがあり、一時に集中するからでもあるのです。

それなのに、先日(4月30日)いきなり「君は作業が遅いので契約を保留する。今後1ヶ月間、様子を見させて貰う」と言われてしまいました。

今まで通り一遍の説明だけで、作業のコツについても説明が無かったのに、いきなり無能者呼ばわりされ、私はすっかりやる気が失せました。その場では、1ヶ月間の短期雇用契約書に押印しましたが、ダブルワークに代わる増収策さえ見つかれば、いつでも辞めてやろうと思っています。

(5月20日)

今日の一言で遂にクリーニング工場に見切りを付けた💢

今日は台車運搬作業に入った。各部署から出る空台車を何箇所かある所定の置場まで回収・搬送する作業だ。通路が狭いのと、置場が満杯&他の作業中で塞がっていて置場所探しに苦労する以外は、大して難しい作業ではない。

ちなみに、遅いと言われた再洗ほぐし作業には、あれから一度も配置されていない。「再洗ほぐし作業のスピードアップの様子を見て契約更新の可否を判断する」という話だった筈だがw。

それはまあ好い。問題はその後だ。最後の20分位、時間が余ったので、別の作業を充てがわれた。ピロケースの選別だ。緑色の線の入ったピロケースと赤色の線の入ったピロケースを分けて別々のカートに積む様に言われた。

それで選り分け始めたら、また「遅い」と言われた。「1枚ずつ選り分けていたら時間がかかるから、線が見えた瞬間にササッと数枚ずつ鷲掴みにして、(例えて言うならカルタ取りみたいな要領で)手際よく分けろ」と言われた。

言い方はそんなに偉そうではなかった。命令口調ではなく、ちゃんと「です、ます」調で説明された。しかし、言い方が慇懃無礼(いんぎんぶれい=言い方は丁寧だが言っている事は冷酷)だ。初めてやる作業なのに、別にサボっている訳でもないのに、いきなり「遅い、×分でやれ」は無いだろう。

私の初心者ぶりたるや半端ではない。何しろピロケースが枕カバーの意味だと言う事も知らなかったのだから。社員が「ピロ、ピロ」と呼ぶハンカチの様な物を、ここで説明する為にネット検索して、初めて「ピロ=ピロケース=枕カバー」だと知った位なんだからw。

そんな人間を捕まえて、初めてやる作業を、通り一遍の説明だけでやらせて、いきなり「遅い」は無いだろう。ウチの会社の社員でも、こんな事は言わんぞ💢

しかも、充てがわれた作業は時間調整の為の手作業だ。そんな作業まで、何故フルスピードでやらなければならないのか?以前、○○や○○の物流センターで経験したソーター仕分けじゃあるまいし。

野×(私の昼のバイト先に派遣されて来ているワーカーで作業が遅い)やベトナム人留学生の女性バイトみたいに、誰が見てもチンタラやってるのが見え見えな程、遅いと言うならまた話は別だ。幾ら何でも私はそこまで遅くはない。

初めての作業で、普通にやってるのに、一々「遅い」の何のと言われては堪らない。時間調整の繋ぎの作業にまで、何故「チャップリンのモダンタイムス」みたいな働き方を強要されなければならないのか?たかがダブルワーク求人の分際で、人間をロボット扱いするな!💢👊

(5月20日)

ちなみに、今日の暴言の主はクリーニング工場の係長・浜×。契約公開面談で契約保留だと偉そうに抜かしたスーツ着たオッサンの名前は知らないが、施設管理者の表示から一定推測出来る。多分、所長クラスの職階で西×という奴だろう。

当該施設管理者名の表示板は2枚ある。1枚には(副)浜×(正)小×。もう1枚には(副)小×(正)西×とあった。小×と言うのは私の事を前述の偉いさんにチクった課長だ。この2人については既に顔と名前は覚えた。

施設管理者には窓際族の社員の名前なぞ載らない。それなりの責任者の名前が載る。故に、浜×<小×<西×の序列が導き出せる。

次また何か言って来たら最悪、会社名をネットで公表してやろうかとも思っている。所属労組に通報して詫び状の1枚でも書かせてやろうかとも思っている。どの道もう辞めるのだから最早遠慮は要らない。泣き寝入りするだけでは余りにも癪だ。その為の証拠保全として、ここに記録を残しておく。

(5月21日)

クリーニング工場をパワハラ告発で懲らしめるのは非常に難しい。それはパワハラの基準が曖昧な上、客観的証拠も残らないからだ。証拠保全のメモも、でっち上げだと言われればそれで終いだ。

しかし、パワハラ告発なぞしなくても、クリーニング工場を懲らしめる方法は幾らでもある。

まず同社は雇用契約書を従業員に交付していない。契約書の内容説明はするが、押印だけさせて従業員には控えを一切渡さない。私が入社1ヶ月目に試用期間から半年間の本契約に更新した際に、私の方から雇用契約書を請求して、初めてコピーをくれた。こちらから請求しなければ契約書の控えも渡さない。これは労基法第15条(労働条件の明示)違反ではないか?

また、雇用契約書には賃金は30分刻みで支払うとある(上記写真参照)。これでは、たとえ1分の遅刻でも残り29分もタダ働きだ。これも労基法第24条(賃金の全額払い、全額=1分単位で支払い)違反ではないか?

たまたま入社1ヶ月目に私が契約書のコピーを要求したから、1分遅刻で残り29分タダ働きの証拠も押さえる事が出来たのだ。これが無ければ泣き寝入りを強いられる所だった。

5月28日(火)で今月限りの契約は満了する。その翌29日(水)のシフト休みに、当該クリーニング工場のある××区を管轄する××労働基準監督署に出向き、これらの違法行為について申告してやる。

(5月22日)

昨夜のダブルワーク先クリーニング工場労働の記録も証拠保全の為にメモ。昨夜は久し振りに「遅い」と言われた再洗ほぐし作業に配置された。

しかし、実際に当該作業に就いたのは、17〜18時までの間の実質30分位だ。後は、ほぐさなければならない再洗浄の洗濯物がなかなか出てこないので、隣のシーツ仕上げラインの応援に入っていた。そして、18時からはラインも停止し、機械下の掃き掃除を指示された。傍にいた社員(例の小×課長)曰く「今日はもう大して仕事はない」という話だったので、もう19時で早退させて貰った。

その帰り際に、小×に「君は再洗ほぐし作業が遅いので契約更新できないと、面接官に言われましたが、教えられたのは作業手順だけで、早く作業するコツなんか一つも教えて貰っていない。それなのに、面談でいきなりあんな事を言われ、私は納得行きません!」と言ってやった。そうしたら、何と小×は面食らい、「それは初耳です。私はあなたが面談された事すら知らない」とw。

しらばっくれているのか、本当に知らなかったのか定かではないが。この小林の対応は私の想定外だった。次は浜×係長にカマ掛けてみる事にする。浜×は面談後も私に何度も「早く作業しろ」と言って来たので、寧ろ小×より、こいつの方が所長と結託して私を辞めさせようとしているのではないかと思う。

私の契約更新拒否の理由も、作業が遅いのも勿論あるだろうが、それよりも週2日(月・火)しかシフトに入っていない事の方が大きいような気がする。現に、今までも火曜日には、19時で早上がりにされたり(4月9日)、今日は暇だからと帰されたりした(5月14日)事が何度かあった。

そういう事もあるので、次のダブルワーク先は畑違いの仕事ではなく、昼の仕事と同じ物流センター業務にして、勤務シフトも延長含みで考える事にした。

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ケタオチのデズラでブタの仕事をするな

2019年05月10日 01時50分19秒 | 職場人権レポートVol.3

 

昨年の夏祭りで買った釜ヶ崎解放Tシャツの威力恐るべし。先日の夜も、ホテル屋上の共同浴場からの帰りのエレベーターに、このTシャツを着て乗っていたら、見知らぬ居住者から「そのTシャツカッコ良いな」と、いきなり声が掛かりました。それを機に、このTシャツのロゴにある「黙って野垂れ死ぬな」云々の由来を調べていくうちに、40年も前の活動家の来歴にたどり着きました。

船本洲治―これがその活動家の名前です。広島大学を除籍後に釜ヶ崎の日雇い労働者となり、当時横行していたヤクザ手配師の暴力や賃金ピンハネに対抗する為に、釜共闘(暴力手配師追放釜ヶ崎共闘会議)を立ち上げた人です。手配師の中でも最も酷かった鈴木組と果敢な闘争を繰り広げ、全国で最も低かった釜ヶ崎の日雇い賃金を、全国最高水準にまで持って行きました。しかし、折角そこまでの成果を上げながら、最後には昭和天皇の沖縄訪問に抗議し、焼身自殺してしまいます。「黙って野垂れ死ぬな」とは、その船本洲治が残した言葉だったのです。

また、このTシャツには、もう一つのロゴが入っています。最初のロゴ「黙って野垂れ死ぬな」は船本洲治の遺言ですが、もう一つのロゴ「やられたらやり返せ」は、また別の活動家の遺言でした。山岡強一―これがもう一人の活動家の名前です。船本洲治が釜ヶ崎でヤクザ手配師と闘っていた頃から約10年後に、東京の山谷(さんや)でも、山岡強一が、暴力団手配師追放の闘争ドキュメンタリー映画を撮っていました。当時の山谷においても、釜ヶ崎と同様に、暴力団の金町一家が手配師の元締めとして君臨し、日雇い労働者の賃金をピンハネしていました。それに対し、労働者や日雇い労働組合は、山谷争議団を作って対抗していました。その闘争ドキュメンタリー映画のタイトルが「やられたらやり返せ」でした。この映画は、金町一家による襲撃と闘いながら撮られました。山岡強一や前監督の佐藤満夫も、金町一家に殺されています。

その釜ヶ崎解放Tシャツのルーツをたどるうちに、遂にその原典を目にする事が出来ました。それが「やられたらやりかえせー実録 釜ヶ崎・山谷解放闘争」(田畑書店・刊)です。この本は現在、大阪市西区西長堀の市立中央図書館に蔵書として保管されています。この本には、当時の釜ヶ崎や東京の山谷で暴力手配師と闘った活動家の言葉や当時のビラの内容が収録されています。今から数十年も前に出版された書物で、既に絶版になっているので、大阪ではもう西長堀の市立図書館にしかありません。船本も山岡も新左翼の活動家で、当時の世相も反映して、「ベトナム反戦」とか「世界革命」などの言葉が頻繁に出て来ます。現代との世相の乖離ぶりたるや、凄まじいものがあります。しかし、その一方で、野宿者や日雇い労働者向けに書かれたビラの中には、現代にこそ蘇らせなければならないと感じられる物もありました。例えば次の一節などがそうです。

こんなふうに闘おう。
①はじめに決めた条件の仕事しかやらない。
②ケタオチ(今で言うブラック企業)のデズラ(日当)ではブタの仕事はやれない。
③臨機応変に考えて、時間を短くさせたり、イロ(手当)をつけさせる。
(イ)よごれる仕事(ロ)キケンな仕事(ハ)ぬれる仕事(二)遠い現場での仕事(ホ)デズラ以上にあおられた(仕事を急かされた)時。交通費は必ずつけさせよう。
⑤山谷では、労働時間の常識はこお〈ママ〉だ。
●10時と3時には30分ずついっぷく(休憩)をとろう。
●11時半から1時まではメシとヒルネ。
●4時半になったら仕事じまい(後片付け)。
⑥現場でケガをしたら、なにはともあれ、病院に飛んでいこお〈ママ〉。
⑦問題が起きたら、一人で考えこまず、仲間に呼びかけて団結して闘おう。
⑧残業代までゴマかされてたまるか。(以下、25%増しの残業代計算方法の解説が続く…)

 

ざっとこんな感じです。ある意味、開き直りともとれる文面ですが、だからこそ、我々が社畜として飼い慣らされるうちに失った「正常」な感覚が、そこかしこに見て取れます。これらの内容に共通するのは「条件の悪い仕事に対しては、我々も最低限の働きしかしない」という事です。我々は、ともすれば、ブラック企業に飼い慣らされ、競争をあおられる中で、「賃金以上の働きをしなければならない」「必要以上に皆んなに合わさなければならない」と思わされがちでした。それが現代の過労死や、同僚との雑談も出来ない過密労働、残業代も付かないタダ働き(サービス残業)を生み出して来ました。それを思えば、むしろ「10時と3時には30分ずついっぷくをとる」「11時半から1時まではメシとヒルネ」位の気構えで丁度良いのかも知れません。

ケタオチ(今で言うブラック企業)のデズラ(日当)ではブタの仕事はやれない。

先に紹介した昔の釜ヶ崎の組合活動家の、この言葉は今でも使えます。「ブタの仕事はやれない」と言いうのは多分、「コマネズミみたいに働くな」「社畜・奴隷に甘んじるな」という意味なのでしょう。私はダブルワーク先のクリーニング工場で、「再洗ほぐし作業が遅い」という理由で、契約更新を保留にされました。しかし、それは私だけの責任ではありません。再洗浄分の洗濯物をいっときに集中して降ろしてくる移送上の問題や、通り一遍に注意するだけで作業のコツを具体的に全然教えてくれなかった社員の指導上の問題もあるはずです。それらを無視して、なぜ私個人の能力だけ論われなければならないのでしょうか?他の人はもっと早く出来るのも事実ですが、それは勤続日数(キャリア)の差によるものです。会社はそれを承知の上で、社会保険料の負担を避ける為に、短時間勤務のダブルワークバイトを募集したのではないですか。それを今になって「遅いから契約更新出来ない」と言うのは、おかしいのではないでしょうか。そんな事言う位なら、最初から私を採用しなければ良かったのです。

今までは、たかだか月3万円前後のダブルワーク収入にしかならないクリーニング工場に、いつまでもしがみついている気はありませんでした。しかし、いざ再びバイト探しを始めても、同じ条件のダブルワーク先はなかなか見つかりません。たかだか3万円でも、有るのと無いのとでは大違いです。そもそも、社会保険も無い契約条件で、個人の働きぶりを云々する事自体がおかしいのです。生身の人間に、8時間の法定労働時間を超えて、フルマラソンみたいな働き方なぞ出来る訳がないでしょう。ロボットじゃあるまいし。ダブルワークでも良いという条件で雇ったのはクリーニング工場なんだから、本業よりは劣るダブルワークとしての働き方でも一向に構わないはずです。幸い私は個人加盟のユニオンに今も所属しているので、その組合の力も借りて、その点を徹底的に追及する事にします。それでもダメなら、もう仕方ないので、今の本業バイト先で同じだけ残業するか、再びダブルワーク先を探す事にします。

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ダブルワーク求人はブラック企業の巣窟か?

2019年05月05日 08時22分53秒 | 職場人権レポートVol.3

 

ブログの前の記事の中でも少し触れましたが、先日、兼業先のクリーニング工場で契約更新を拒否されてしまいました。昨年11月から仕事を始め、今まで半年間働いてきたのに、先日いきなり「このままでは契約更新できない。今後1か月間、様子を見させてもらう」と言われてしまいました。

先方が契約更新拒否の理由として上げてきたのは、私の「再洗ほぐし」作業が遅い事です。「再洗ほぐし」というのは、再洗浄にかけるシーツを、すぐに洗濯機に投入できるようにほぐし(開き)、別のカートに移し替える作業です。それ以外のアイロンかけ等の流れ作業とは違い、一人でやる手作業なので、私にとっては、むしろ一番やり易い作業でした。

但し、ホテル用のベットシーツなのでサイズが大きく、ほぐすのに手間取る事はありました。実際、社員からも「ウチは丁寧さよりもスピードが求められるので、もっと早くやるように」指摘された事もありました。しかし、それは当初だけで、その後は特に問題なく仕事をこなして来ました。時にシーツが滞留する事も少なからずありましたが、それは私だけの責任ではありません。シーツの移送時間にムラがあり、一時に集中するからでもあるのです。それなのに、そんな事は一切考慮されずに「ほぐす前のシーツを積んだカートが通路にもはみ出て、洗濯物の運搬にも支障を来している」と言って来たのです。

確かに、一人でやる手作業という事で、ラインでの機械作業と比べたら、若干スピードが落ちるきらいはあったかもしれません。しかし、そんなもの私に言わせると許容範囲内です。出勤してから退勤するまで、ずっとぶっ通しでフルマラソンの様に動き回っていたら身体が持ちません。作業の種類によって、力の入れ方に緩急をつけるのは、労働者なら誰しもやっている事です。

それでも、別に意図的にサボっていた訳ではなく、普通に仕事をこなして来たつもりです。それを、今まで通り一遍の説明だけで、作業のコツやペース配分についての具体的助言も無かったのに、いきなり無能者呼ばわりされ、私はすっかりやる気が失せました。その場では、仕方なく1か月間の短期雇用契約書に押印しましたが、ダブルワークに代わる増収策さえ見つかれば、いつでも辞めてやろうと思っています。

そんな折り、本業のバイト先で、私がシフト休みの水曜日に、他のバイトが仕分けミスを起こした事を知りました。白菜1ケースを、誤って隣の店に誤積みしてしまったのです。水曜日は、作業量が少ない代わりに出勤者も少なく、いつもギリギリの人員で仕事を回していました。普段でもギリギリの人数なのに、当日は欠勤者が2名も出て(うち1名は遅れて出勤)、そのしわ寄せで、普段は2名ずつで回している農産・惣菜PC部門の仕分けを、3名で両方かけ持ちしながら回さなくてはならなくなりました。そのさなかに、前述の誤積み事故が起こったのです。

私は、それを聞いて、兼業バイトに代わる増収策として、慢性的な人手不足状態にある毎週水曜日の午前中に、本業バイト先に応援出勤する事を思いつきました。以下、5月のカレンダーを基に、ダブルワークと応援出勤による収入額を取り敢えず比較してみます。ここでは交通費はひとまず除外して、時給額のみの比較で考えてみます。

兼業先のクリーニング工場(時給1150円)には、毎週月・火曜日の17時から20時まで3時間働いています。カレンダーに"夕方DW(ダブルワーク)"と書いた日がそうです。それを基に計算すると、5月の兼業収入は1日3時間×8日×1150円=27600円となります。他方、本業バイト先(時給1000円)で、毎週水曜日(5月8日以降)に、午前中作業と午後の作業準備(カゴ車セット等)まで含めて、7時〜13時に6時間出勤したとして、その場合のバイト収入は、1日6時間×4日×1000円=24000円となります。

実際には、兼業先も本業勤務先のすぐ近くにあり、交通費支給の二重取りを享受できていた旨味が、退職で無くなるので、もっと差は広がります。しかし、それを無視すれば、差は27600円-24000円=僅か3600円にまで縮まります。勿論、たった2万円超の増収では、月43050円の家賃を賄う事は出来ません。しかし、その不足分も、比較的忙しい週4日(月・木・金・土曜日)に1時間ずつ残業する事で、かなり賄う事が出来ます。

確かに、ダブルワーク収入と比べると若干減収にはなりますが、やれ「遅い」の何のと追い立てられる様に働かされるダブルワークと比べたら、通い慣れた職場で、いつもやってる仕事をするだけなので、応援出勤の方が精神的負担は遥かに小さいです。今までは有休を消化しなかったので、たとえ13時までと言えども折角の休日に出勤するのは億劫でしたが、今月から有休も計画的に消化する事にしたので、応援出勤もそんなに苦にはならなくなりました。

しかし、その旨を社員と所長に相談しましたが、認められませんでした。

不承認の理由は、①労基法では労働時間は週40時間までと決められている。それ以上の超過勤務を臨時で会社からお願いするならまだしも、最初からその超過労働を前提とした勤務シフトなぞは組めない。②水曜日は他の曜日よりも物量が少なく、出勤人数も最小限に絞らなければならない。この二つでした。現に、4月のセンター通過点数のデータも見せてもらいましたが、やはり通過点数は水曜日が一番少なかったです。

但し、通過点数の内訳で見ると、一番少ない水曜日も、それなりに点数はあります。しかし、他の曜日みたいに特売商品(チョコレートや農産当日仕入れ)の入荷がないので、点数が最小となっているのです。今、手元に資料が無いので、例えで説明すると、定番商品だけは、週末12に対し、水曜日以外の平日10、水曜日8ぐらいの割合でした。それが特売商品も加わる事で、週末15、水曜日以外の平日12、水曜日8と、週末の半分強の水準にまで減ってしまう。そんな感じのデータ推移でした。

だから水曜日は最小限の出勤人数に絞っているのだそうです。最小限なので一人でも当日欠勤者が出ると、途端に作業配置に穴が空きます。今週の農産PC部門での仕分けミスも、それが影響したのです。しかし、それを今更言っても水掛け論にしかならないので、応援出勤は諦め、今のクリーニング工場のダブルワークを後1ヶ月間続けながら、次の兼業先を探す事にします。次の兼業先は、畑違いの仕事ではなく、仕事のコツやペース配分も分かる同じ職種を中心に探そうと思います。

でも、今まで経験した兼業先は、どこもろくな求人ではありませんでした。最初のテレアポの会社は、ろく研修もせずに長いこと放置された挙句に、ようやくたどりついた実地研修で罵声を浴びせられ嫌気が差して退職。次の宅配便センターの仕分けも、長時間の酷使で身体が持たず、こちらから退職。そうして、ようやく見つけた好条件のクリーニング工場も、前述の様な感じで退職の瀬戸際に。

そもそも、企業が短時間雇用で兼業バイトを募集するのは、社会保険の負担を嫌っての事。雇用保険や労災保険の負担だけで済むように、兼業で使い捨ての短時間バイトを募集するのです。いくら見かけの時給が高くても、たとえ交通費全額実費支給でも、社会保険の負担がゼロなので、企業は十分元が取れます。しかし、そんな求人先ばかりになれば、日本の労働市場全体が「釜ヶ崎」みたいになってしまいます。そう考えると、兼業に過度に依存するのも善し悪しです。

それでも食べて行かないといけないので、渋々ダブルワークするのです。企業も、それを承知で雇っているのだから、多少「安かろう悪かろう」でも我慢しろと言いたいです。雇用が「安かろう悪かろう」なんだから、働きぶりも「安かろう悪かろう」で一体何が悪いのか?

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非正規にはGWも10連休も無い 何がハッピー令和だバカヤロー!

2019年05月01日 22時50分24秒 | 職場人権レポートVol.3

 

5月1日は本来、労働者の祭典、メーデーの日のはずです。今から百年以上も前の、この日に、米国シカゴの労働者が、世界で初めて8時間労働制を求めて立ち上がったのを記念して、全世界の労働者がメーデーを盛り上げて来ました。今年も大阪だけでも、4月27日には連合系のメーデー集会に3万人以上が、本日5月1日にも全労連系の集会に、雨天にもかかわらず3500人もの人々が集まりました。少なくとも「私たちの暮らしと権利を守る」という意味においては、「今年だけ、日本だけ、天皇家だけ」の令和改元、新天皇即位のニュースよりも、こちらのニュースの方が、はるかに重要なはずです。ところが、マスコミは前者のニュースばかり取り上げ、後者については完全に黙殺しています。今も8時間労働制が守られているとは、お世辞にも言えないのに。こんな有様で、本当に日本は民主国家であると言えるのでしょうか?これでは、まるで戦前の大日本帝国や今の北朝鮮と、ちっとも変わらないではないですか。

私の周辺を見ても、とても令和改元のバカ騒ぎに興じる気にはなれません。私の住んでいるのは大阪・西成の「あいりん地区」です。直ぐ近くには、あいりん総合センターもあります。このあいりんセンターの建て替え・仮移転工事を巡り、当局と一部労働者の間で対立が続いています。仮移転阻止を掲げる一部の労働者が、今もセンター封鎖に抗議しています。5月1日には、この「あいりん地区」でも釜ヶ崎メーデーが開催されました。この労働者たちにとって、令和改元や新天皇即位に、一体どれほどの意味があると言うのでしょうか?

そして、この私も、ダブルワーク先のクリーニング工場で契約更新を保留されました。作業が遅いからだそうです。しかし、最近は特に何も言われませんでした。確かに洗浄すべき洗濯物が滞留した事も度々ありました。しかし、それは必ずしも私の責任だけではありません。洗濯物の移送量に偏りがあり、いつも一時に移送が集中するからです。第一、1日3時間、週2日勤務の新人の私と、フルタイムで何年も前から勤めているベテランのバイトでは、作業スピードに差が出るのは当然ではないですか。その差を埋める為の教育もろくにせず、2日前にいきなり「契約を保留する」と言われたのです。一応、1ヶ月の様子見と言う事にはなりましたが。まるで、いきなり後ろからこん棒で頭を殴られたような気分です。次また何か言ってきたら、もうこちらから退職届を叩きつけてやるつもりです。所詮、副業のダブルワークです。本業と同じ様になんて動ける訳ないでしょう。フルマラソンじゃあるまいし。先方もそれを承知の上で、短時間雇用で私を雇ったくせに。私はチャップリンの喜劇「モダンタイムス」に出てくる「人間歯車」ではありません。

そういう事もあって、今年のメーデーにはガチ本気で、自作のプラカード持参で参加しました。

皐月の令月(れいげつ)にしてメーデーの粉(こ)を披(ひら)き 安倍の嘘に怒りの香(こう)を薫(かお)らす

非正規にはGWも10連休も無い 何が令和だバカヤロー!

これが、私が作ったプラカードの文面です。上段の「令月」云々は、令和の元になった万葉集の歌詞をもじったものです。写真の赤字部分がその歌詞です。安倍はさも自信たっぷりに、「初めて日本の国書である万葉集から新元号を選んだ」と力説していましたが、その万葉集の歌詞も、実際は漢詩集「文選」からの孫引きである事が、すっかり明らかになってしまいました。ちなみに、そのプラカードに挿入した挿絵の「昆虫人間」は、ベトナム人バイトがかつてトイレに落書きした擬人画を私がデフォルメしたものです。今後は「アン・ロイ・二ェ」人形と名付け、ブログのマスコットキャラクターとして使わせてもらう事にしますw。

 

こんな状況下で、令和改元を祝う気持ちなぞ、今の私には微塵もありません。ホームレス排除の現場を見せつけられ、自身も契約保留の憂き目に遭う中で、何で赤の他人の天皇家への祝賀を強要されなければならないのか?この国の主権者は、あくまでも天皇ではなく国民です。

元号そのものが中国由来で、その中国も前近代的で時代遅れだと使わなくなったものを、いまだに日本だけが後生大事に固執しているのです。しかも、「新元号は漢籍からではなく国書から選んだ」と言いながら、相変わらず漢字に固執して。中国の影響を一掃しようとすると、漢字はおろか平仮名・カタカナも使えなくなります。これらも、元は漢字を超簡略化したものに過ぎないからです。大体からして、たかが一総理大臣に過ぎないのに、「文化的影響を一掃する」と、まるでタリバンやISみたいな事を言いだす事自体が、そもそもおかしいのです。元号については、これぐらいにしておきます。

かつて私が勤めていた大阪いずみ市民生協の労働組合も、このメーデーには参加していますが、もはや生協を退職して××年。今の生協には知人はほとんどいません。飛び入り参加の私は、そう思い、生協労組の隊列からも離れ、メーデー会場となった扇町公園グラウンドの片隅に一人たたずんでいました。そうしたら、同じく一人で参加の鍼灸師の方と偶然知り合いになり、腰痛談議で俄然話が盛り上がりました。

 

その方は、住之江診療所から分かれた春風民主鍼灸センターの院長先生でした。その院長先生が仰るには、昔、大阪いずみ市民生協にも、住之江診療所から出張診療に来ていた時期があったそうです。その院長先生の背中には、署名集めの幟(のぼり)がはためいていました。鍼灸治療にも健康保険の適用を求める署名です。現在、鍼灸治療には保険は適用されていません。国が鍼灸をまともな医療とはみなしていないからです。だから診療報酬も安いままです。今でこそ千円に上がりましたが、かつては1人治療しても300円ほどしか医師には報酬が支払われませんでした。まともな鍼灸治療を受けようとすればするほど、高額の医療費を負担しなければならない仕組みになっているのです。この私も、隔週日曜日ごとに、1回6千円もの治療費を実費で負担しながら、今も実家近くの鍼灸院に通っています。

ところが、この雨では署名集めは、もはや不可能です。院長先生は「5月3日の憲法集会にも参加するので、署名もその時に集める」と仰っていました。そこで、お互い一人なので、協力してメーデーの写真を撮る事にしました。メーデーの私の写真も、この時に院長先生に撮ってもらったものです。

 

そうこうするうちに、メーデー集会が始まりましたが、雨はいよいよ本降りとなって来ました。その為、集会演説のメモや写真は、今年はほとんど取れませんでした。その中で、最初に登壇した集会実行委員長の菅義人さんの発言だけが記憶に残っています。「誰でも8時間働いたら、まともに食っていける賃金と労働条件を」というのが、演説の内容ですが、私はその演説の中身よりも、菅さんが実行委員長として登壇した事自体が驚きでした。何故かと言うと、この菅さんこそ、私が生協に勤めていた時の労働組合委員長だったからです。この菅さんには、私も在任中に少なからずお世話になりました。当時は若かった彼も、今や白髪交じりです。(写真を撮りそこねたのでMBSニュースの画像を拝借しました)

しかし、その雨も、デモ行進が始まる頃にはすっかり止んで、何とか写真撮影が出来るようになりました。それでも片手に傘を持ちながらの撮影なので、なかなか良い写真が撮れませんでした。最後には、折角お知り合いになった院長先生とも、はぐれてしまいました。メーデーのデモ行進は扇町公園を出て堺筋を北上し、天六で都島通りを西に折れ、すぐ先の中崎町でもう流れ解散となりました。いくつかに分かれたデモコースの中で、どうやら最短のコースを選んでしまったようです。デモが終わった後、今通っている天下茶屋の整骨院がGW明けまで休みなので、早速、前述の院長先生の鍼灸院で診てもらおうと、くだんの鍼灸院を訪ねましたが、そこも残念ながら休業中でした。

 

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お役所以上にお役所仕事な民間企業

2019年04月29日 12時32分25秒 | 職場人権レポートVol.3

 

私の勤め先は、大手スーパーの物流センター業務を請け負っている請負企業です。れっきとした民間企業ですが、実際は、お役所以上にお役所仕事しか出来ない会社です。何しろ、検品で使う個数表の運用すら、自社だけでは何一つ改善出来ないのですから。

先日も応援に出かけた惣菜部門の検品作業で、検品が終わった分から、個数表の出荷数の横にレ点でチェックを入れたら、早速クレームが付けられました。数字の横にレ点でチェックを入れるのではなく、出荷数を丸で囲むように注意されたのです(左上写真)。別にレ点であろうと、数字を丸囲みしようと、正確に検品できれば、どちらでも良いはずなのに。

むしろ、「作業のやり易さ」という点では、レ点で出荷数の横にチェックを入れる方が、いちいち数字を丸で囲むよりも、はるかにやり易いです。私が普段やっているように(右上写真)。丸囲みだと、個数表にびっしり並んだ数字を、ボールペンで丸囲みしていくうちに、どうしても数字に丸がかぶさり、数字が見にくくなってしまいます。しかし、横にレ点を入れるやり方だと、普通に書いている限り、数字にかぶる事はありません。それを惣菜の担当者に説明しましたが、先方は頑と言って聞きません。「そうするように上から言われている」の一点張りです。

しかも、それだけでなく、1店舗の出荷が2台以上にまたがる場合に、個数表の余白に記入する控えの数も、「10ケース満載の分しか書くな」と言って来ました。

例えば、A店の出荷数が17ケースだったとします。10ケース積み上がるたびに、商品は待機場に搬送されるので、仕分け場には残りの7ケースしか残りません。だから、私はそんな場合は、個数表の余白に「10、7」と控えておいて、後で個数表の出荷数「17」と照合するのです。その際は、控えの数も、出荷数のすぐ横に書くのではなく、その隣の店番・店名欄の間の余白に書くようにしています。そちらの方が余白スペースが広く、より多くの数字を控えておく事が出来るからです。

ところが、その惣菜担当者は、わずかな余白しかない出荷数のすぐ横に、満載10ケースの数のみ控えるように言って来ました。「それでは、残りの7ケースはどこに控えれば良いのか?」と私が聞くと、「そんな物控えなくて良い」と返されました。「検品する際に7ケースある事は当然確認しているから」だそうです。

これでは「だろう」運転と同じです。自動車を運転する際は、「誰も横から飛び出して来ないだろう」ではなく、「ひょっとしたら誰かが横から飛び出して来るかも知れない」と、細心の注意を払って運転するよう、教習所で習ったはずです。検品もそれと同じではないですか。

人間のする事だから、実際は1ケース不足で16ケースしか無かったとしても、つい惰性でうっかり17ケースあるものと見なしてしまう場合もあるでしょう。しかし、端数の6ケースを控えておれば、後で合算して個数表の出荷数と照合する際に、10+6=16ケースで、1ケース不足している事に気付きます。ところが、端数まできちんと控えていないと、もし不足入荷に気付かなかった場合、店から「1ケース足らない」と電話がかかってきても、正確な記録が残っていないので、どこで間違えたかも分からなくなってしまいます。

もし、検品時点で不足が見つかったとしても、次は、どこで余分に積んでしまったのか探さなくてはなりません。しかし、商品は、積み上がった分から、どんどん待機場に搬送されていきます。他の商品も次々に入荷して、どんどん仕分けしていかなければならないからです。検品も終わり、積み上がった商品を、いつまでも仕分け場に置いておく訳にはいきません。

そこで、ようやく積み間違えた商品を元に戻せたとします。端数も全て個数表の余白に控えていたら、戻した1ケースを合算して個数表の出荷数と照合すれば、それで一件落着です。しかし、満載の10ケースしか控えていないと、端数のケース数が一体いくらになるか分からず、合算して出荷数と照合もできません。端数の台車も、積み上がれば搬送されてしまい、仕分け場には別の商品しか残っていないからです。そうなると、また一から調べ直すか、うろ覚えで合算するしかありません。

こんな「だろう」作業で検品していたら、検品を間違わない方がむしろ不思議です。はっきり言って、たかが17ケースだけの出荷で、積み間違いもなかったから、こんな「だろう」検品でも仕事を何とか回していけるのです。これが数十や数百ケースもの出荷数になり、複数箇所で積み間違いが発生するような事になれば、もう対処できなくなるのは目に見えています。

そこで、この事を社員に相談したら、社員も惣菜担当者と同じ事を言って来ました。らちが明かず、所長に相談しても、答えは同じでした。しかし、所長に相談する事で、問題の背景がうっすらと浮かび上がって来ました。

私の会社は、某大手スーパーから物流センター業務を委託されている二次下請けの請負企業ですが、検品のやり方一つ、自社では改善できないのです。個数表の個数チェックで、横にレ点を入れるか、数字を丸で囲むか、控えの数を右の余白に控えるか、左の余白に控えるか。そんな事すら、いちいちスーパーや一次下請けにお伺い立てないと改善できないのです。

しかも、今回の場合、改善は望み薄なのだそうです。何故かと言うと、過去に決算棚卸しで、個数表検品のやり方が統一されていないと、監査法人からクレームが入った際に、現場の事をろくに知らないスーパーの担当者が、「チェックは数字を丸で囲む」「控えの数は出荷数のすぐ隣に満載の数のみ記入する」と、適当に決めてしまったからだそうです。「二次下請けに過ぎない我が社が、それを今更ひっくり返す事なぞ出来ない」のだそうです。

私は呆れて物も言えませんでした。誰が考えても、私のやり方の方が理にかなっているのに。そこで、「会社の恥部」を、企業名や店舗名の実名は伏せた上で、敢えてブログで公開し、一般読者の判断を仰ぐ事にしました。狭い社内の意見だけでは、「異常を異常とも気付かない」からです。一般読者の方は、果たして、これを読んでどう思われるでしょうか?

勿論、ブログだけで憂さを晴らして、それで終わりにするつもりはありません。今回の件は、会社にも正式に意見書として提出しています。下記写真が、その一部抜粋です。今日はシフト休みなので、明日出勤したら、また会社から何らかの返事があるでしょう。

先の大阪ダブル選挙でも、維新陣営は盛んに「大阪の成長を止めるな!」と宣伝していました。「都構想や民間活力の導入で、大阪経済を活性化するしかない!」と息巻いていました。昨今は、国鉄や郵便局、公立保育所や地下鉄だけでなく、水道事業も民営化して、旅館業も民泊でまかなおうと、公的部門の民間委託が進められています。確かに、公務員のお役所仕事は是正されるべきです。しかし、民間企業もピンキリです。

むしろ、日本の企業の多くは、普段は「官」の威光にすがり利権にたかりながら、社員リストラや労働条件の切り下げに、「民」の立場を都合よく利用してきたきらいすらあります。「労働基準法の規制を緩和する」という具合に。安倍政権の進める「働き方改革」や「外国人労働者の受け入れ拡大」なぞ、その最たるものではないですか。その行き着く先が、JR福知山線事故やNEXCO中日本の笹子トンネル崩落事故、格安深夜バスの過労運転事故でした。その挙句に、今や、日本語もまともに喋れない外国人労働者を、福島第一原発の廃炉作業に投入しようとしています。

私の会社の体質も、「現場の事を何も知らない管理職がのさばり」「細かな改善一つ自分達では何も出来ない」「奴隷のように、ただ上に従うしかない」という意味では、「お役所以上にお役所仕事な民間企業」と言えるのではないでしょうか。

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ベトナム人雇用に関する改善要求書

2019年04月03日 21時17分42秒 | 職場人権レポートVol.3

 

会社HPへの意見投稿第1弾(雇用契約書の日付記入を元号だけでなく西暦でも出来るようにしろ!)に続き、
第2弾(社員の癖にベトナム人教育係の仕事をバイトの私ばかりに押し付けるな!)も連続投稿。
プレカリアートの春闘は新元号祝賀強要攻撃も跳ね返す!

ベトナム人雇用に関する改善要求書

社員が今まで散々、ベトナム人留学生バイトを甘やかして来た為に、女子は10キロ未満の白菜や大根のケースも仕分けしようとしなくなりました。男子もそんな女子に加勢するばかりです。その癖、重量物が多いカゴ車仕分けよりは軽量物が多いPC仕分け作業場に、6人も7人も殺到する有様です。

そんな横着なベトナム人の仕事ぶりを後目(しりめ)に、社員は日々の業務に埋没し、バイト指導をベトナム人教育係の私やベトナム人のバイトチーフに丸投げして来ました。農産庫横のトイレに書かれたベトナム語の落書きも、昨年末に私が発見して社員に通報したにもかかわらず、誰も消そうとしませんでした。お陰で、最初は1ヶ所だけだった落書きも3ヶ所にまで広がってしまいました。その挙句に、2ヶ月も経ってから落書きを消してベトナム語の警告表示を貼りだしたのも、社員ではなくバイトの私でした。

これではもうバカらしくてベトナム人教育係の仕事をする気になりません。社員として一体どう考えているのか?以下の質問・要求に対する回答を求めます。

①ベトナム人バイトを甘やかして来た事について一体どう思っているのか?

②何故トイレの落書きをすぐに消そうとしなかったのか?

③落書き防止と個別指導に生かす為に、農産庫横のトイレ出入口に監視カメラを設置して下さい。

④前項の目的に加え、社員に管理者としての自覚を持たせる為にも、毎日、社員に農産庫横のトイレの巡視点検をさせて下さい。

⑤仕分けしか出来ない癖に、我儘(わがまま)ばかり言われても困ります。仕分けだけでなく、ドーリー・カゴ車セットやラベル補充等の準備作業についても、ベトナム人バイトだけで行える様に、勤務シフトも含めて見直して下さい。

⑥今の留学生の大半は出稼ぎ目的の「名ばかり留学生」です。幾ら日本語学校に通っていてもバイト優先で学業はそっちのけです。そんな留学生相手に、教育係の私にベトナム語の講習も受けさせないまま、業務を丸投げされても困ります。折角導入されたポケトーク(携帯翻訳機)も、操作に手が取られる上に誤訳も多く、使い物になりません。ベトナム人の日本語教育と私のベトナム語習得に、会社としてどう責任を持つのか明らかにして下さい。

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「ドレイ元年」の使用を強制するな

2019年04月02日 04時54分32秒 | 職場人権レポートVol.3

 

新元号は令和に決まりましたが、私は絶対に使いたくありません。今までもプライベートでは西暦を使用して来ましたが、令和への改元を機に、雇用契約書の日付も元号だけでなく西暦も記入できるように、書式の変更をお願いします。

その理由は以下の5点です。①一世一元制など天皇中心の価値観に立つ元号は、今の国民主権、民主主義の価値観とは相容れない。②履歴書を書く際に、改元の度に年度を確認しなければならず、非常に使い勝手が悪い。③特に今回の様に、年度の途中で改元が行われる場合は、決算書の作成にも支障が出る。④これからは経済の国際化と人手不足に対応する為に、外国人も働いてもらわなければならないのに、日本でしか通じない元号にいつまでも固執するのは不合理。⑤請負企業の我が社は業務発注元には頭が上がらないが、その守りの姿勢が、時として社員の自発性や創意工夫の芽を摘み取って来た。元号固執の慣習を改める事で、その悪弊を改める一つのきっかけになるかも知れない。

新元号の令和は「命令に和する」と書きます。「何でも上の命令に従えば丸く収まる」と言われているみたいで、何だか嫌な感じがしました。その後に、令和の令は命令ではなく、貴族が宴で梅を鑑賞する際に詠んだ「令月(めでたい月)に風和む」という万葉集の一節に因む事が分かりましたが、これも一体何がめでたいのか?一向に分かりません。

オリンピック・万博開催を控え、マスコミは盛んに祝賀ムードを演出しています。しかし、目を地方に転ずれば、福島では原発事故の影響で故郷に帰れない人が今も大勢います。沖縄の辺野古でも、県民の基地撤去の願いも虚しく、新たな米軍基地の建設が進められています。4月からは過労死基準を上回る残業を容認する働き方関連法が施行され、10月には消費税も10%に上がります。

かく言う私も、時給こそ千円に上がったものの、非正規の給料だけでは食べて行けず、夜も週2日はダブルワークを余儀なくされています。「アベノミクスで有効求人倍率が上がった」と政府は言いますが、「副業しなければ食べて行けなくなった」と言うのが実態ではないですか。これの一体何処がめでたいのでしょうか?!

勿論、これは私個人の価値観であって、社内にはまた別の価値観を持つ人もおられるでしょう。西暦ではなく元号を使いたい人もおられると思います。そういう方の元号使用の自由は尊重されなければなりません。それと同様に、私の西暦使用の自由も尊重されて然るべきではありませんか。

日付表記にどの紀年法を選択するかは、本来、個人の自由であって、そんな事まで法律で強制すべきではないと思います。現に、それを規制する法律もありません。だったら、この際、我が社としても、これを機に、元号でも西暦でも記入できる様に、雇用契約書の書式を改めるべきではないでしょうか。

今まで平成×年と書かれて来た雇用契約書の日付欄を、単に×年と変えるだけで済む話です。これが公文書ならまだしも、民間企業の雇用契約書にまで、元号使用を強制されるいわれはありません。現に、元号から西暦使用に踏み切る企業も増えています。

以上の理由から、雇用契約書の書式変更を是非お願いします。

(追記)

会社HPへの意見投稿は1千字以内に抑えなければならないので、上記ブログ記事の内容を更に整理して、下記の文章で投稿しました。

元号だけでなく西暦でも書類記入できるようにして下さい。

私は普段から元号でなく西暦で年数表記するようにしていました。それは、西暦の方がはるかに分かりやすいからです。その上で、役所に提出する書類や履歴書に限り、やむを得ず元号で年数表記するようにして来ました。ところが、今回の改元で、昭和・平成に加え令和でも表記しなければならなくなりました。これでは契約更改で雇用契約書にサインするたびに、慣れない元号の年数確認に時間が取られる事になってしまいます。
元号は不便なだけではありません。元号とは、古代中国で「皇帝が国だけでなく時間も支配する」という考え方から、皇帝の命令で年数を記録するようにしたものです。それを日本も取り入れ、天皇の代替わりのたびに改元するようになりました。いずれにしても、今の国民主権、民主主義の価値観とは相容れない旧時代の遺物であり、民主主義の発展にとっては有害以外の何物でもありません。
しかも企業にとっても何のメリットもありません。西暦なら足し算引き算だけで簡単に年数が計算できるのに、元号では改元のたびに年数を書き換えなければなりません。今回のように年度途中に改元が行われると、決算にも支障をきたすようになります。政府はそれを取り繕うために、「今年度に限り5月1日以降も平成の使用を認める」と言い出しました。しかし、そんな事をしたら、ますます混乱に拍車がかかってしまいます。
世界の中でいまだに元号を使用しているのは日本だけです。政府は「それが日本の伝統だ」と言いますが、元号なんて中国からの借り物に過ぎず、江戸時代以前は貴族や武士、僧侶階級にしか普及していなかったのに、何故そんな一方的な理由で使用を強制されなければならないでしょうか?今後、経済の国際化と人手不足に対応する為に、外国人材も積極的に活用しなければならない中で、日本でしか通用しない元号に、何故いつまでも固執するのか理解できません。
それでも元号を使いたい人は使えば良いと思います。しかし、元号よりも西暦を使いたい人にまで、不便で旧時代の遺物である元号の使用を強制される筋合いはありません。今後は、雇用契約書に日付を記入する際に、元号だけでなく西暦でも記入できるように、日付欄の元号名を削除して下さい。

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もう外国人なんか雇うな!

2019年03月27日 19時33分38秒 | 職場人権レポートVol.3

 

次のブログ記事は大阪ダブル選挙の事を取り上げるつもりでしたが、後回しにします。昨日、職場で起こったベトナム人留学生バイトとのトラブル内容について報告します。

昨日3月26日(火)13時半頃に、昼休みから戻って来た私が、既に仕分け作業を行なっていたベトナム人留学生の女性バイト2名に、「白菜1/4玉の場所を早く空けたいので、この白菜から先に仕分けして下さい」と言いました。すると彼女達から「それは重くて仕分け出来ません」と言い返されてしまいました。

しかし、それらの商品は、重いと言っても、1ケースの重量が5〜10キロ位しかありません。仕分けしなければならない商品には、もっと重い物がいくらでもあります。その程度の重さの商品も仕分け出来ないようでは仕事になりません。

そこで、私は所長を呼んで、所長からも仕分けするように言ってもらいました。それで彼女達も渋々、仕分けを始めましたが、当人達は全然納得が行かない様子でした。実際にその後に所長に聞いたら、彼女達は「もう辞める」と言って帰ってしまったとの事でした。

所長いわく「言葉がなかなか通じない為に、何故その白菜から仕分けしなければならないか、私の言っている事が、相手にうまく伝わらず、相手も自分達の言い分を日本語でうまく伝えられないのではないか?」と言う事です。

しかし、私は何も無理難題を言っている訳ではありません。
①数量の多い白菜・キャベツ・大根などから先に仕分けし、その場所を空ける事で、他の商品の収納場所や商品セッティングの場所を確保したい。
②重い商品から先に台車に積まなければ、重心を下に降ろして荷姿を安定させられない。荷姿が不安定な台車で出荷したら、運んでいる途中で転倒してしまう。

私は、彼女達に対しても、上記の理由も含め、「何故その作業を今しなければならないのか?」という事を、今まで何度も懇切丁寧に説明して来ました。しかし、何度説明しても、彼女達からは、ただ単に「重たいから仕分け出来ない」と言う返事が、オウム返しに返ってくるだけです。

この種のトラブルは何も今に始まった事ではありません。「重たい」という声は以前からベトナム人留学生の女性たちから上がっていました。しかし、それまでいた日本人バイトからは、女性も含め、そんな声は今まで一度も上がっていませんでした。それなのに、何故、彼女達ばかり優遇しなければならないのか?その分の負担は一体誰が被る事になるのか?他のバイトではないですか!

他に重たい商品はいくらでもあり、それどころか、もっと重い商品もあるのに、スーパーで売っている10キロ米よりも軽い5〜10キロ程度の商品も仕分け出来ないようでは、もうお話になりません。

また、これだけかみくだいて理路整然と理由を説明しても、その程度の日本語も理解出来ないようでは、どんな意思疎通も無理です。「重たい、シンドイ、腹減った…」そんな幼稚園児みたいな会話しか出来ない相手に、仕事を教える事自体がどだい無理なのです。

会社は、二言目には「いくら時給を上げてバイト募集かけても日本人の応募がないので、外国人に頼らざるを得ない」と言いますが、私は、まだまだ努力が足りないと思います。千円にも満たない時給で、早朝7時からこんな不便な臨海の埋立地にある職場に、一体誰が来ますか?勤務の時間帯も、昼勤と夜勤の二本立てだけでなく、13〜19時、20時、21時というように、いくつものシフト・パターンに分けて募集すれば、もっと言葉も理解出来て仕事も出来る人がいくらでも来るはずです。

いくら女性だからと言っても、たった10キロに満たない商品も仕分け出来ない。そんなバイトばかり雇われたのでは、他のバイトが迷惑します。実際に、以前いたベトナム人留学生の女の子が辞めたのも、「商品を仕分けしろ」「いや出来ない」と押し問答を繰り返して、同じ夜勤の中国人男性バイトとケンカになってしまったからです。

もう、そんなベトナム人なら要りません。もっと日本語がしゃべれて仕事も出来る「まともな人」を入れてほしいです。

 

しかも、ベトナム人の近視眼的で横着な仕事ぶりは、これだけではありません。仕分け後の誤積み防止チェックも、いくらやるように注意しても、目を離した途端にやらなくなります。誤積み防止チェックとは、農産物のケースを店舗別に台車に積んだ後、台車を運ぶ前に、他の店のケースが混ざっていないか、赤のサインペンで店名シールにレ点を入れながらチェックする作業の事です。それをベトナム人バイトは一向にやろうとしません。

確かに私も、よっぽど忙しい時は、同じ商品ばかり台車に積まれたケースに限っては、一々ペンでシールにレ点入なぞ入れずに、目視点検だけで済ます場合はあります。しかし、それはよっぽど忙しい場合に限ります。それも、同じ商品のケースばかり積まれた台車に限ります。

何故なら、これらの台車は、加工されたカット野菜の同じ商品が、同じ店ばかり連番で積まれている場合がほとんどだからです。他の商品や店のケースが途中で混ざっている事はまずありません。それが分かっているから、この場合だけ、よっぽど忙しい時に限り、誤積み防止チェックを目視だけで済ませます。

それ以外の場合は、どんなに忙しくても、必ず目視だけでなく、赤のサインペンで店舗別シールにレ点を入れて、間違って他の店のケースが積まれてしまっていないか、必ずチェックします。目視だけでは、どうしても見逃してしまうからです。だから、チェックも判別しにくいボールペンや黒のペンではなく、必ず赤のサインペンで行います。

ところが、ベトナム人留学生バイトと来たら、誤積み防止チェックのレ点も入れないまま、配送のトラックに台車を積み込む待機場まで搬送してしまうのです。台車に10ケース積んで一杯になって出す時に、赤ペンでレ点入れてチェックしなければならないルールになっているにも関わらず。

多分、彼らが誤積み防止チェックをしないのは、「たとえチェックせずに待機場まで持って行っても、トラックに積み込まれる前に、携帯端末で配達先のバーコードをスキャンして台数データを送信する時に、チェックもする事になっているから、別に何度も点検しなくても良いじゃないか」と思っているからでしょう。

あるいは、私が例外的にやっている前述の台車の場合のように、目視だけでチェックできると思っているからかも知れません。

でも、それではダメなのです。何故なら、もしトラックに積み込む直前に誤積み防止チェックで、運よく他の店のケースが混ざっている事を見つける事が出来ても、もう店によっては既に最終の配送便が出発してしまった後で、積み替えようにも出来ない場合も少なくないからです。

それに、時間が後になればなる程、作業場は商品や台車でごった返して、身動きすら取れなくなります。そんな状態でチェックや積み替えなんて出来る訳がありません。

そんな事は、いくら外国人の未経験者であっても、数週間も働いていたら分かりそうなものです。しかし、彼らは、自信過剰なのか横着なのか知りませんが、一向に赤ペンで誤積み防止チェックをしようとしません。

それを注意し、指摘するのも私だけです。他の社員は注意すらしません。それで、事故が起こってから「間違って他の店に誤配してしまった。スーパーから赤伝請求された。店から代品持って来いと言われ経費がかさんだ。だから君らバイトの時給も上げられない」と言い訳されても、私からすれば、社員や経営者の無策・怠慢以外の何物でもないと思います。

ちなみに、私が現在、毎週月・火曜日の17時から20時までダブルワークで働いている近くのクリーニング工場も、バイトの約半数はネパール人です。

そこで働くネパール人も、日本語は片言しかしゃべれません。私「ネパールのどこから来たの?」、相手「カトマンズ」…。その程度の会話しか出来ません。それ以上に込み入った話になると、もう会話は成立しません。「エベレストはネパール語で何と言うの?」という、およそ「込み入った」とは言えないような「ごく普通」の会話すら難しいのです。

それでも仕事が回るのは、私がそこでは業務初心者で、彼ら先輩の方が立場が上だから、少々の不満については目をつぶらなければならないという事もあります。しかし、最も大きな理由は、業務内容がいたってシンプルだからです。

クリーニング工場の業務は、ホテルから回収したシーツ、タオルやガウンを、ひたすら洗濯機や乾燥機に投入・回収して、後はアイロン掛けの機械にかけるだけです。そして、アイロン掛けの機械に掛ける前と後で、袖先や襟元を整えるだけです。それだけなら身振り手振りだけで仕事を教える事も一応は可能です。

但し、少し込み入った内容になると、もう分かりません。私も、その仕事を始めて数ヶ月になりますが、未だにアイロン掛け機の正式名称も操作方法も知りません。それでも仕事が回るのは、1人の操作係が機械のスイッチを入れると他の機械も自動的に動く仕組みになっているからです。その中で、私が知っているのは、シーツを機械に掛ける手順と非常停止スイッチの位置だけです。

正直言って、もう外国人を雇うのはやめてほしいです。いくら雇っても、社員は、言葉も通じない外国人のお守りをバイトに押し付けるだけで、自分達は何もしないからです。それでも、どうしても外国人を雇いたいと言うなら、ウチの会社も、商品の積み方などの説明をこと細かにしなくても済むように、身振り手振りだけで仕事を教えられるように、商品は全部同じ形、同じサイズの箱で納品するようにして下さい。外国人を雇うなら、最低でもそれぐらいすべきではないでしょうか?(勿論、最後のこれは皮肉で言っています)

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SNSに投稿したのが果たして問題なのか?

2019年03月06日 16時24分52秒 | 職場人権レポートVol.3

     

昨年末から勤務先の物流センター内トイレに書かれたベトナム人バイトの落書きを、2月になっても会社がずっと放置したままだったので、遂にバイトの私が自力で消し、「落書きするな」のベトナム語ポスターも自分で作ってトイレに張り出しました。いくら自分の勤務先とは言え、一介のバイトに過ぎない私が、なぜそこまでする気になったのか?転機になったのは私のSNS投稿でした。この事は既にブログに書きましたが、ここで後日談も含め改めて振り返ってみたいと思います。

昨年12月27日に、私がトイレ大便器のペーパーホルダーに書かれたベトナム語の落書きを見つけ、その場で社員に写メール通報しました。しかし、私も、落書きを見つけた時はさすがに驚いたものの、その時はまだ「ただの落書き」としか思っていませんでした。見つけたのが年末の繁忙期という事もあり、やがて私も落書きの事は忘れ、日々の仕事に埋没していきました。

ところが、年が明け2月になっても、トイレの落書きは一向に消される兆しがありません。それどころか、他の大便器ホルダーにも次々落書きされるようになりました。 当時、飲食店やコンビニで働くバイトが悪ふざけ動画をSNSに投稿して騒ぎになっていました。問題は悪ふざけの内容であり、何故バイトがその様な悪ふざけをするに至ったのか、その背景を探らなければ防止策も立てようがありません。しかし、世論は「バイトを処罰すれば良い」「SNSへの投稿も規制すれば良い」という方向に流れていました。 それに対し、いくらSNS投稿を規制しても、「元を絶たなければ『臭いものに蓋』にしかならないじゃないか!」と思った私は、その反発も手伝い、2月15日に下記の投稿を落書きの写真付きでツイッターに流しました。

     

>くら寿司の悪ふざけ動画がバイトテロなら、ベトナム人バイトのこのトイレの落書きもバイトテロだろう。昨年12月27日に職場の男子トイレ大便器のペーパーホルダーに書かれたベトナム語の落書きだ。私が見つけて社員に写メール通報したが全く音沙汰無しだった。(以上引用)

すると、「とんでもない事が書かれている」「フォロワーのマスコミ関係者の方も是非、この人に外国人雇用の実態を取材してあげて下さい」と返信が寄せられるようになり、そこで初めて落書きに書かれたベトナム語「Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)」の意味を調べてみようという気になりました。

しかし、私はベトナム語はほとんど分かりません。あいさつの言葉をいくつか知っている程度です。勤務先にはベトナム人留学生バイトも大勢いますが、彼らが話すベトナム語も全然分かりません。そんな私がベトナム語の落書きの意味を調べるには、ネットの自動翻訳機能に頼る他ありません。

ところが、自動翻訳に頼ろうとしても、そう簡単には事が進みません。ベトナム語も文字はアルファベットを使用しますが、ただのアルファベットではありません。文字の上や下に一杯、アクセントやコロンなどの記号が付いた、独特のアルファベットを使っています。英語のように、単語をそのまま入力して調べる訳にはいきません。ネット上から同じ綴りのベトナム語を探し出してきて、翻訳サイトに貼り付けなければならないのです。

何故こんな事になるかと言うと、ベトナムも昔は日本や韓国と同様に漢字を使っていました。しかし、漢字は画数が多いので余り広まりませんでした。日本や韓国では、その欠点を補う為に、仮名やハングルも使うようになりましたが、ベトナムではアルファベットを「ローマ字」代わりに使うようになりました。でも、しょせんは外来文字に過ぎないアルファベットでは、ベトナム語の発音を正確に書き記す事は出来ません。そこで、アルファベットの上下に独特の発音記号(声調記号)を付けて書き記すようになったのです。

やっかいなのは文字だけではありません。同音異義語や類似語も非常に多いのです。多いだけでなく、微妙に意味合いが異なる単語もあります。ベトナム語も日本語や韓国語と同様に、中国語由来の単語が多いのですが、その中には、ベトナム語と日本語で意味が完全に入れ替わってしまっているものもあるのです。例えば、「Di chuyển(ジー・チェン:移動)」と「Di dời(ジー・ゾイ:移転)」なども、中国語由来の単語が、ベトナム語と日本語で「音」が全く入れ替わってしまっています(ジー・チェンは日本語の移動よりも移転の音の方に近い)。今の自動翻訳の技術では、その「音」の違いが十分に認識できず、誤訳が頻繁に起こるのです。

だから、素人にとっては、たった3文字の落書きを訳すのにも、相当な労力をつぎ込まなければならないのです。「Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)」も、私が自動翻訳で最初訳した時には「食べて疲れる」と出ましたので、「ああ満腹だ」ぐらいの意味に捉えていました。「何故この程度の落書きで大騒ぎするのだろう?」と、逆にいぶかしく思ったのを覚えています。それで翻訳をやり直しても、今度はベトナムの芸能人と思しきフェイスブックのサイトに飛ばされる始末。「『Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)』というのは、多分この落書きに描かれた宇宙人みたいな芸能人の名前なんだろう」と思っていました。

     

しかし、いくらSNSのフォロワーの方に「Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)」の意味を尋ねても、「さあ、言葉通りの意味では・・・」と、お茶を濁すばかり。勤務先のベトナム人留学生バイトに尋ねても、女性は一様に「キャッ、恥ずかしい!」と言って顔を赤らめるばかり。男性は逆に喜んではしゃぎ回る始末。その中で、留学生の一人から、「Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)」が英語の「Fuck You」と同じ意味の俗語である事を、ようやく聞き出す事ができました。俗語なので、自動翻訳では正確な訳が出なかったのです。

>年も明け2月の今頃になって、落書きの意味がようやく分かった。Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)。直訳すれば「食べなさい」だが、Fuck Youを意味する俗語になる。どうりで、職場のベトナム人バイトに意味を聞いても、恥ずかしがってなかなか答えてくれなかった筈だ(# ゚Д゚)(以上引用) 

それを知った私は、もう怒り心頭です。早速、会社HPの問い合わせコーナーに、以下の苦情投稿を送信して、それでも会社が落書きを消そうとしないので、遂に実力行使で落書きを消す事にしました。以下がその苦情投稿の内容です。 

     

(引用開始)

××センター内トイレの落書きについて

××センターAバース側トイレ大便器ペーパーホルダーの落書きをいつまで放置する気ですか?私が昨年12月27日に発見し、その時点で社員に写メール通報したにも関わらず、いまだにトイレに残されたままです。しかも、発見当初は一箇所だけだった落書きが、今や3つある大便器のペーパーホルダー全てに広がっています。

ベトナム語の落書き内容から、留学生バイトの仕業である事は明らかです。彼らを管理している派遣会社や外国人斡旋機関の責任は重大です。我々も派遣先としての責任は免れませんが、一義的には派遣会社や斡旋機関が責任を負うべきです。派遣会社・斡旋機関の担当者・責任者を即刻呼びつけて、最低限、トイレの清掃だけでもさせるべきではありませんか?

しかも、私が最初の落書きを見つけ、トイレに書かれた「Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)」の文言が「fuck you」を意味する俗語である事を、今年1月(注:2月の間違いか?)も半ばを過ぎた時点で、留学生の一人から聞き出す等して、ようやく、その意味を突き止めた途端に、その部分だけが抹消されました。この事から、夕方シフトの留学生の仕業である可能性が出てきました。

既に落書きは当該トイレのペーパーホルダー全てに及んでいます。このまま放置すれば落書き犯はますます増長します。即刻、留学生全員を集めて警告した上で、彼ら全員対象に面談を実施すべきだと思います。

但し、警察でもない私達には自ずと操作(注:「捜査」の間違い)能力に限界があります。そこで、面談では、あくまで犯人捜査を装いつつも、留学生全員から「今後この様な事があり、私の犯行によるものと明らかになった場合は、本国への強制送還も含め、いかなる処分を下されようとも一切異議を申し立てません」旨の念書を取れば良いのではないでしょうか。

(引用終了)

この時は私も感情的になっていたので、留学生バイト全員に疑惑の目を向けたり、強制送還を煽るような事を書いたりなど、今から考えれば少し言い過ぎたと思う表現もあります。しかし、こんな落書きまでされたら、怒るのも当然でしょう。

「いくらバイト募集かけても人が集まらないから外国人を雇うのだ」と会社は言います。しかし私に言わせれば「たった950円そこらの時給で人なんか集まるはずがない」。すると会社は「無い袖は振れない」と言うでしょうが、「無いのではなく、今まで散々袖を作るチャンスはあったのに、横着かまして作ろうとして来なかったからこそ、にっちもさっちもいかなくなったんじゃないか」。

その良い例が、少し前の「社内の心霊スポット」騒ぎです。安い時給でも雇えるからと、言葉も通じない外国人バイトをどんどん入れて、ろくに教育もせずに仕事させたものだから、日常的に誤配が起こるようになった。でも、バイト教育の充実や業務改善には手間も暇もかかるので、「以前にも同じ店同士の間で誤配があったから」という理由だけで、全てを「地縛霊(場所)」のせいにして、別に店名も似ていない2つの店の場所を引き離すだけで事を済まそうとした。その結果、余計にいびつな作業レイアウトになり、バイトに負担がかかるようになってしまった。それを私は「社内の心霊スポット」と皮肉ったのです。

今の勤務先には、そういう「笑い話」が他にも一杯転がっています。そんな無駄な事ばかりして、上の顔色ばかりうかがって、「無駄」も「無駄」と指摘できなかったからこそ、いつまで経っても時給を引き上げる事が出来ず、時給の安い外国人で人手不足の穴埋めを図らなければならなくなったのです。 そこにメスを入れない限り、いくらバイト募集かけても同じです。いくら時給の安い外国人を雇っても、更に傷口を広げるだけです。

これでは当の外国人バイトも堪らないと思います。言葉も通じず、わけくそ分からず怒鳴られる。そのはけ口が落書きとなって現れたのです。だから、本気で落書きを防止するには、いくら時間や金がかかっても、バイト教育を充実し、無駄をなくして時給アップを図るしかありません。

いくらSNSへの投稿を規制しても、投稿したくなるような悪環境を是正しない限り無駄です。むしろ、私がこの事をツイッター等のSNSに投稿したからこそ、「Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)」が「Fuck You」を意味する俗語である事も突き止められ、その後の落書き消去のキッカケになったのですから、逆にその功績を評価してもらいたいぐらいです。

社内にある汚れ落とし用のシンナーで、バイト一人でも15分で消す事のできた落書きを、何故、社員が何人もいながら2か月間も放置してきたのか?何故そんな「社畜」みたいな社員ばっかりなのか?今の森友・加計問題の安倍政権と同じで、上の顔色ばかりうかがい、現場をかえりみない社員ばかりだからでしょう。その事の方が、SNS投稿なんかよりも、よっぽど問題ではないでしょうか?

  

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Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)

2019年02月16日 22時28分40秒 | 職場人権レポートVol.3

くら寿司の悪ふざけ動画がバイトテロなら、ベトナム人バイトのこのトイレの落書きもバイトテロだろう。昨年12月27日に職場の男子トイレ大便器のペーパーホルダーに書かれたベトナム語の落書きだ。私が見つけて社員に写メール通報したが全く音沙汰無しだった。

年も明け2月の今頃になって、落書きの意味がようやく分かった。Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)。直訳すれば「食べなさい」だが、Fuck Youを意味する俗語になる。どうりで、職場のベトナム人バイトに意味を聞いても、恥ずかしがってなかなか答えてくれなかった筈だ(# Д゚)

日本人バイトでも最賃ギリギリの時給900円台、「ベトナム人の時給はもっと低い」と次長も言っていた(まさか最賃以下か?)。言葉も通じず訳くそ分からずこき使われるだけでは、バカらしくてまともに仕事する気にならないのだろう。

皆んなその事には薄々気付きながら、何か言って上から睨まれたら嫌だから誰も何も言わない。さりとて、この素行不良のベトナム人を仮に辞めさせた所で、こんな時給900円台の職場にはロクな奴しか応募して来ない事も分かっているから、余り強気には出れないのだ。

社内写真を無断でSNSに投稿した私もこれでバイトテロの仲間入りだ。しかし本当に悪いのは私ではなく、低賃金で言葉も通じない外国人バイトを酷使し、問題発覚後もナアナアで済ます会社ではないか?低賃金・長時間労働を是正せず、パワハラと精神論で労働者を過労死に追いやるブラック企業ではないか?

こんな事書くとまたネトウヨが難癖付けて来るんだろうな。「こんなトコでガナってないで堂々と会社に言え」とw。それも今まで散々やって来た。組合もない職場でもLINE使って賃上げ要求しようと呼びかけ実現もして来た。でも一バイトではこれが限界だ。後はこのSNSを見ている労基や政治家の仕事だろう!

何故、言葉もロクに喋れない外国人をバイトに雇ったのか?最賃より更に低い時給で働かせるのは違法ではないのか?こんな事、一バイトに過ぎない私が証拠もないのに個人で上司に掛け合ってもウヤムヤにされるに決まっている。それを労基や政治家が暴いてこそ、本当に仕事していると言えるのではないか?

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